イギリス高配当株ADRのユニリーバ ULを約50万円分購入した。
- 購入単価:54.41ドル
- 購入株数:88 share
イギリス銘柄ADRなので、ドルベースでの受取配当金額はドル/ユーロの為替影響を受ける。
直近1年間の配当金額をみると1.476ドル/株だ。
88株購入だと129.88ドル/年の配当金(税引き前)が積み増しされた。
本記事では生活必需品セクターの多国籍企業であるユニリーバ ULを購入した背景・理由を記録しておく。
ユニリーバ ULの株価急落
2017年第3四半期の決算が嫌気され、ユニリーバ株価が反落した。
UL6カ月株価チャートをみるとご覧の通り。
しかしながら直近1年間では株価上昇していたので1年チャートをみると以下の通り。
このように株価反落といっても期間をどのようにとるのかで見え方が変わるから不思議だ。
ちなみにロイター社の日本語ニュースでの報じられ方はこちら。
ユニリーバは5.5%下落した。第3・四半期決算が市場予想を下回った。
ユニリーバは欧州の悪天候で夏季の売り上げが予想より鈍化したと指摘。アイスクリームの売り上げが特に落ち込んだとした。
日経新聞でのユニリーバ決算への報道はこの通り。
ユニリーバが大幅下落し、指数の下げを主導している。
欧州の天候不順や米国のハリケーンの影響で四半期の売上高が市場予想を下回ったことが響いた。
UL ユニリーバ株価反落の理由と決算数値の確認
アイスクリームがどうだとか天気がどうだとかの理由はどうでもいい。
実際の数字はどうであったのか?
前年同期比(対2016年3Q)
- 売上高 :+2.6%
- M&A :+1.1%
- 為替の影響:-5.1%
売上高は予想より伸び率が少ないのだろうが、プラスとなっている。
さらに売上高よりもFXによる影響が大だ。
これで株価が6%近く下がってしまうのだから株式市場とは興味深い。
”売上高は伸びている”という事実、”今後もゆるやかに伸びるだろう特に新興国において”という推測もあり購入に至った。
UL ユニリーバの株価指標・バリュエーション
ユニリーバ株購入前後のバリュエーションを記録しておく。
2017年10月25日 | |
ティッカー | UL |
株価 | 54.11 |
PER | 24.39 |
EPS | 2.38 |
配当 | 2.89% |
配当性向 | 64.9% |
配当月 | 3/6/9/12月 |
増配年 | 16年 |
増配率(5年) | |
増配率(10年) | |
β | 0.88 |
配当利回りは3%を下回っており、ULの過去平均よりは低い。
それでも現在のやや割高傾向である米国株よりはまだいいでしょう、という思いから買付注文ボタンを押した。
ユニリーバはユーロベースでの連続増配が16年と株主還元に積極的だ。
さらにはイギリス株ADRということで配当金への外国源泉税額がかからないというメリットが購入への後押しをした。
割高な株価だと思っても定期購入は続けていく
米国株、イギリス株ともにいずれもやや割高だと私は思う。
しかしながら我が家の家計ではまだ預貯金が残っている。さらには家計の黒字という強みもある。
お金を寝かせておくよりは働いてもらった方が良い。
本当は一気に株式購入をしてポートフォリオを構築した方がよいのかもしれない。
ところがチキンな私はなかなか踏ん切りがつかない。
したがって徐々に徐々に現金→株式という流れを進めている。
貯金よりも株式投資の方が資産形成には有利だというデータを信じて。
そんなわけで今後も少しずつ、最低3か月に一度の割合で米国株の定期購入をつづける予定だ。
いつか報われるといいな。
See you!
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