米国株の配当成長投資 S&P500の20年連続増配銘柄はいくつ?

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米国株投資のメリット;配当金が増えていく

【SPY】の分配金推移

【SPY】の分配金推移

米国株の投資戦略のひとつに、配当成長投資があります。

Dividend Growth Investment Strategyですね。

DGIと略されることが多いです。

 

配当成長投資がしやすい背景には、

  • 米国企業は株主還元に積極的
  • 自社株買いよりも配当金の方が可視化されやすい

こうしたものが挙げられます。

 

だから、連続増配銘柄が多いのです。

 

では米国株の連続増配株数は、日本株や欧州株に比べて本当に多いのでしょうか。

配当貴族指数の定義を比較して確認していきます。

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米国株の連続増配銘柄数を、日本株・欧州株と比較

配当成長株をあつめたスマートベータ指数に、配当貴族指数があります。

米国株では25年連続増配が条件ですが、それ以外の国では10年以下。

つまり、連続増配株は、米国一極集中だということです。

データを見ていきましょう。

S&P500には、20年連続増配銘柄が多数ある

米国株の連続増配記録

米国株の連続増配記録、引用;A Case for Dividend Growth
Strategies,June 2019

連続増配株の、S&P500、S&P MicCap400、S&P SmallCap600構成銘柄数を示しています。

米国株には、20年以上の連続増配銘柄が多数存在するとわかります。

アメリカ株で、配当成長投資が実施しやすい背景が理解できますね。

 

米国株式市場では、配当金が増えていくことが根本的な考え方になっているのです。

しかしこのように20年以上の連続増配株がすぐに見つかる国は、アメリカ以外に見当たりません。

配当貴族指数の定義を、米国株・日本株・欧州株の比較

配当貴族に必要とされる連続増配年数_国別比較

配当貴族に必要とされる連続増配年数_国別比較

 

米国株以外では、10年連続増配で配当貴族入りできます。

逆に言えば毎年配当金を増やして株主還元をするのは、アメリカ企業ばかりということ。

ですから配当成長投資をする際には、米国株が選択肢となってくるのです。

 

配当貴族に必要な連続増配年数 or 配当維持年数

  • 25年:S&P 500配当貴族指数
  • 20年:S&P高配当貴族指数
  • 10年:S&Pグローバル配当貴族指数
  • 10年:S&P欧州350配当貴族指数
  • 10年:S&P/JPX 配当貴族指数
  •  7年 :S&P汎アジア配当貴族指数
  •  5年 :S&P/TSXカナディアン配当貴族指数(CAD)

 

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配当金を増やす投資なら、米国株はひとつの選択肢となる

米国では、株式市場全体の配当金支払いが右肩上がりでした。

S&P500構成銘柄には、25年以上の連続増配を達成した配当貴族が50以上あります。

他方で米国外の株式市場では、20年も連続増配する企業は稀。

 

なので配当成長投資の本丸は、米国株となるのです。

以上、「米国株の配当成長投資 S&P500に20年連続増配株はいくつある?」でした。

 

 

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