米国株の配当利回りは平均1.84%、では増配率は何%?
それほど高い利回りだとは感じません。
とはいえ米国株投資をしていると、株主還元に積極的な銘柄が多いとわかります。
- 自社株買い
- 配当金支払い
どちらの場合でも株主には一定のメリットがあります。
米国株市場は、基本的に株価が右肩上がりで推移してきました。
経済状況は世界の覇権国にふさわしい成長を遂げていますし、政策は株価上昇を促しています。
となると、支払い配当金額は増え続けているはず。
そこで本記事では米国株インデックスであるS&P500の配当金、増配率推移を紹介していきます。
米国株の配当金、増配率の平均値は何%か?
米国株(S&P500)の増配率
- 平均値:5.92%
- 中央値:6.22%
- 最低値:-21.07%(2009年12月)
- 最高値:18.25%(2012年12月)
株価が右肩上がりである米国株市場。
配当金も増配傾向であることがわかります。
平均も中央値も6%前後で増配しているわけです。
ですから分配金をだすS&P500連動ETFに投資をすれば、インカムも自然と増えていくことになります。
>>S&P500連動ETFの比較 VOO・IVV・SPY・1557
米国株の配当金は増配傾向(S&P500編)
上図は1990年~のS&P500の増配率推移を示しています。
さすがに米国株といえども毎年増配を続けているわけではなく、減配している期間があります。
株価暴落局面ですね。
- 2001年~02年:ドットコムバブル崩壊
- 2009年~10年:リーマンショック
金融危機や暴落時には、米国企業の利益が圧迫されます。
すると支払い配当金額が減少するというわけです。
S&P500のようなインデックスに投資をした際、配当金や分配金が減る可能性があるということは覚えておきましょう。
S&P500へのインデックス投資は、インカム狙いでも有効
S&P500の配当金状況をおさらいします。
米国株(S&P500)の増配率
- 平均値:5.92%
- 中央値:6.22%
- 最低値:-21.07%(2009年12月)
- 最高値:18.25%(2012年12月)
インデックス投資をしたとしても、配当金や分配金といったインカムは右肩上がりです。
もちろん経済状況によっては大きく下落することだってあります。
とはいえキャピタルゲインもインカムも狙えるのが米国株投資。
投資をする上では負けにくい市場を選ぶことは大切です。
今後、十年単位でみても、この傾向は変わらないと予想します。
ですから米国株投資は個人投資家にも与しやすいといえます。
私はそう考えているので、インカムを増やすために米国株投資を継続しています。
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