米国株で配当金を目標値にした投資では、早まった行動をとりにくいというメリットがあります。
資産を売却すれば、配当金・分配金といったインカム額が減ってしまうからです。
なので、「安易な売却」という早まった投資行動を選択しずらいのです。
「売り時を逃してしまうのでは」という側面も見えてきますがね。
本記事では
- 米国株価のボラティリティが高いときに気を付ける3つのポイント
- 個人投資家全員が、心を強く持てるわけではないという前提
- 米国株で配当金投資をしている時に気がつくメリット
を紹介します。
米国株投資のメリットを得るために必要な3つのポイント;①大局的な見方の維持、②早まった投資行動をとらない、③定期的な資産配分のチェック
- 大局的な見方を維持すること
- 早まった行動をとらないこと
- 資産配分をチェックすること
の重要性が説かれます。
あえてこの3つを強調するということは、多くの個人投資家が上記3ポイントとは逆の投資行動をとっていることの証左。
たとえば「早まった投資行動」
株式投資は流動性が高いゆえに、投資家が素早く行動できるメリットがあります。
ところが人間の心は移ろいやすい。
なので予定していなかった、いわゆる早まった投資行動をとってしまうことがしばしばあるのです。
このような環境下ならば、個人投資家は
- 自分を律することへ努力をしつつ、
- 予定通りにいかないということも想定して
投資をするのが良いと考えます。
ミスをしないように仕事をするのか、ミスがあることを前提にビジネスを設計するのか、みたいな感じですね。
米国株の配当金投資とはいえ、心が強くないという前提で投資行動を選択するのが良い
投資家の心理サイクルはよく知られています。
この心理サイクルを逆手に取った投資行動をとることができれば、多くの利益を得られる確率があがります。
しかし、多くの投資家が同じように考えている。
世界中の海千山千とも思える投資家を出し抜くことはできるのでしょうか。
また、市場や多くの投資家が悲観しているときを「最大のチャンス」と捉え、投資行動をとることができる人はどれだけいるのでしょうかね。
ちょっと私には難しいかな。
機を見るに敏な投資家ならば、相場にしろ、ビジネスにしろ、過去の人生で何かしらの成功体験を有していることでしょう。
もしそうではないならば、凡人というか一般的なというか、普通の投資家として「心は弱いのだ」という前提をもって投資に臨むのが良いと思います。
米国株で配当金投資をするメリットは、「早まった投資行動」を選択しずらいこと
心理的に弱い投資家にとって、米国株の配当金投資は魅力的です。
株価以上に、配当金や株主還元が右肩上がりの歴史を有しているからです。
人口も、経済も、株価も、配当金も、右肩上がりを原則としている米国株市場。
私のように心が強くない投資家が一歩踏み出すための土壌が揃っています。
それでも小さな一歩を踏み出す勇気が湧き出ないのならば、株式ではなく債券投資を検討してみたり、節約術を極めた方がよさそうです。
それから米国株投資を検討しても遅くはありません。
いずれにせよ、米国株による配当金投資を開始しているならば、今後も配当金が右肩上がりであることを信じていることでしょう。
でしたら、「安易な売却」や「早まった投資行動」は取りにくいのではないでしょうか。
資産を売却すると、配当金・分配金といったインカムが減ってしまいますしね。
- 配当金は右肩上がりであった、そして今後も増えていくだろう
- 資産売却は受取インカム額の減少につながる、なので安易な売りは避けられるだろう
こうした点をメリットと捉えるならば、米国株による配当金投資はとっても魅力的です。
投資を長く続ける補助ともなりますしね。
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