【AMGN】アムジェンの銘柄分析;業績と株価・配当金の推移

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本記事では、米国株の中でも優良銘柄、ヘルスケアセクター大手であるアムジェン【AMGN】の銘柄紹介をしていきます。

アムジェン【AMGN】とは日本ではあまり知られていませんが、米国製薬大手かつ高配当銘柄であるブルーチップです。

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アムジェン【AMGN】とはバイオテクノロジーを得意とする米国製薬大手の優良株

アムジェン inc (Amgen inc.) は、アメリカカリフォルニア州ロサンゼルス郊外のサウザンドオークスに本社を置く世界最大の独立バイオテクノロジー企業。

 

日本国内ではアステラス製薬と協業しており、アステラス・アムジェンとして活動しています。

世界でみればアステラスよりアムジェンの方が大きいですが、日本の特殊なビジネス環境を考慮した上での展開だと思われます。

アムジェン【AMGN】の取扱い製品

医薬品業界関連者ならば、アムジェン製品を知らない人はいないでしょう。

  • アラネスプ(ダルベポエンチンアルファ)
  • エンブレル(エタネルセプト)
  • ジーラスタ(ペグフィルグラスチム)
  • エポジェン(エリスロポエチン)
  • ベクティビックス(パニツムマブ)

 

バイオテクノロジーに秀でた企業であることが、一目で分かりますね。

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アムジェン【AMGN】の新薬開発状況

バイオ企業であるアムジェンの開発は4領域をメインとしています。

  1. 抗悪性腫瘍(オンコロジー)
  2. 循環器・代謝領域
  3. 骨領域
  4. バイオシミラー

 

アムジェン【AMGN】は、オンコロジー領域の新薬開発に重点を置いている

【AMGN】アムジェンのオンコロジー領域開発状況

【AMGN】アムジェンのオンコロジー領域開発状況

 

バイオテクノロジーが得意なアムジェンは、抗がん剤領域への新薬開発に重点を置いています。

血液がんから固形がんまで幅広い疾患領域をカバーしています。

緑色がバイオ医薬品であり、青色の小分子化合物よりも開発品が多いですね。

 

アムジェン【AMGN】は、バイオシミラーへの投資に積極的

【AMGN】アムジェンのバイオシミラー開発状況

【AMGN】アムジェンのバイオシミラー開発状況

 

アムジェンの開発は、新薬だけにとどまりません。

バイオテクノロジーを生かして、バイオシミラー(バイオ医薬品の後発品のようなもの)に対して積極的に投資をしています。

 

世界一の売上高をほこるアッヴィ【ABBV】のヒュミラは、2023年以降に米国で発売予定。

 

さらに直近では

  • レミケード(インフリキシマブ)
  • ハーセプチン(トラスツズマブ)
  • リツキサン(リツキシマブ)

といった、バイオ医薬品のヒット商品のバイオシミラーを開発中です。

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アムジェン【AMGN】の業績;売上高と利益率の推移

アムジェン【AMGN】の売上高と利益率の推移

【AMGN】アムジェンの売上高_営業利益の推移

【AMGN】アムジェンの売上高_営業利益の推移

 

直近10年間で、アムジェンの売上高と営業利益は順調に伸びてきました。

バイオ企業といえばアムジェンという時代を築いてきたのですから当然といえば当然です。

アムジェン【AMGN】のキャッシュフロー推移

【AMGN】アムジェンのキャッシュフロー推移

【AMGN】アムジェンのキャッシュフロー推移

売上げ同様に、アムジェンのキャッシュフローは堅調。

バイオ医薬品の売上高が、アムジェンの好業績に寄与していますね。

 

アムジェン【AMGN】の売上高に対するオプジーボの占める割合の予測 2019年

総売上に対するブロックバスター売上の占める割合予測2019年-min

総売上に対するブロックバスター売上の占める割合予測2019年

 

上表は、2019年の各ヘルスケアセクター銘柄の売上高に対する、ブロックバスターが占める割合です。

アムジェンがもつ製品はいずれも高薬価であり、高い売上高を示します。

アムジェンはこうしたバイオ医薬品を複数もっていることが強みですね。

 

鉄壁のポートフォリオといえるでしょう。

 

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アムジェン【AMGN】の株価と配当金の推移

アムジェンの株価チャート

finviz dynamic chart for  AMGN

アムジェンの配当金推移

【AMGN】アムジェンの配当金推移

【AMGN】アムジェンの配当金推移

 

アムジェンは配当金を支払い始めてからというもの、増配を続けてきました。

高薬価の医薬品に対する先進諸国の規制がどうなるかわかりませんが、人類がバイオ医薬品を必要とする限りはアムジェン製品にお世話になることでしょう。

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アムジェン【AMGN】投資する際のリスク

製薬会社への投資リスクと同様です。

  • 新薬開発の失敗
  • 保険償還の見直し
  • 薬価引き下げ

 

自社製品はバイオ医薬品が多く、低薬価のバイオシミラーにとって代わられる可能性があります。

もちろんアムジェン自身が他社品のバイオシミラーを開発しているのでリスクヘッジは万全でしょう。

こうした状況下では、規制当局リスクが最も気になるところです。

 

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アムジェン【AMGN】に対する私見

アムジェン【AMGN】は、個別株投資をするに値する企業だと感じます。

  • ディフェンシブなヘルスケアセクター
  • 医薬品業界で注目のオンコロジー領域に強みがある
  • バイオシミラー開発に強みがある

 

とくに【VHT】米国ヘルスケア・セクターETFのような商品ではなく、個別株でヘルスケアセクターに投資をしている人には、ポートフォリオに据えておくと良さそうです。

バイオシミラーや後発品リスクをヘッジするということですね。

 

私はバイオ医薬品の大ヒット商品であるヒュミラをもっているアッヴィ【ABBV】に投資をしています。

ですからとくに【AMGN】は気になってきますね。

他の注目する米国株と同様に、アムジェン【AMGN】を注視していきます。

アムジェン【AMGN】の保有状況

著者はAMGN株を保有していません。この記事は自分自身の備忘録として記述したもので、読者に株のAMGN投資を推奨することを目的として書いていません。投資判断はご自身で行ってください。

 

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