気絶投資法とは何かを考えてみた結果は?

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気絶投資法が必要な理由

気絶投資法とはどんな意味があるのでしょうか?

情報過多社会に生きる投資家は、不必要なニュースを目にしがち。

誰でもスマホやアプリで相場がみれ、リアルタイム株価がチェックできる時代です。

 

余計な情報はシャットアウトし、投資家自身が事前に考えた戦略に則り、投資活動をすることが求められています。

だからこそ気絶投資法という言葉がうまれるのです。

 

頻繁に株価チェックや資産額確認をしてしまう個人投資家は多いのではないでしょうか。

外部環境に惑わされ自分を見失う機会が多い時代ですから、あえての気絶投資法がおすすめされているのです。

 

気絶投資法をする際には、前提条件を確認しておこう

気絶投資法をするには、基本的には資産価値が右肩上がりだという前提が必要です。

株価が乱高下をするような株価市場や銘柄は、気絶投資法に適していないでしょう。

気絶投資法でVIX恐怖指数連動商品を対象としていては投資成績は向上しません。

長期的にみて、VIXは下落するようになっていますからね。

 

逆に言えば米国株市場をみると気絶投資法が有用です。

長期運用をすると、S&P500、NYダウ、その他多くの優良銘柄は高値更新を続けています。

気絶投資法を採用するにしても、適切な投資対象を選択する必要はあります。

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株式売買の回数が多いと、投資リターンは低下する

個人投資家の売買頻度、出典:楽天証券

上図は楽天証券による個人投資家の売買頻度アンケートの結果です。

個人投資家は、1か月に1回の株式取引をすることが多いようです。

 

一方で投資の神様であるウォーレン・バフェットは株式投資の取引頻度を低くすることをおすすめしています。

いわゆるバイアンドホールドですね。

 

「株式投資の極意とは、いい銘柄を見つけ、いいタイミングで買い、いい会社である限りそれを持ち続けること」

 

「近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う」

 

売買を繰り返すと、個人投資家に不利益が生じます。

特に長期投資ではその傾向が顕著です。

取引手数料や税金支払いが生じることが理由です。

 

最終的には売買頻度が高いほど、投資収益にマイナスに働くと言われているほど。

 

ですから余計な取引注文をしない気絶投資法がおすすめされるわけです。

 

長期投資で売買頻度が高いときのデメリット

  • 取引コストが余分にかかる
  • 税金を早期かつ余計に支払う必要がでてくる

 

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長期投資で頻繁な売買をしてしまう理由

個人投資家は、なぜ余計な売買をしてしまうのでしょうか。

その理由は、消費者の購買決定プロセスを振り返ると理解がしやすいです。

 

購買決定プロセスの例

  1. 認知段階
  2. 感情段階
  3. 行動段階

 

株式投資に置き換えてみると

  1. 株価や相場の状況を知る
  2. 事前に予定されていなかった売買をしたくなる
  3. 取引注文をする

 

投資行動を起こす前に、情報収集と感情が揺さぶられるフェーズが存在します。

認知段階をキャンセルすることが、気絶投資法だといえます。

 

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雰囲気で株をやってしまったときの体験談

雰囲気で株をやっている

インベスターZ

 

私はノリと雰囲気で株式取引を実施しがちです。

気絶投資法とは全くの逆。

感情に左右された株式投資では、投資リターンは向上しないと認識しています。

でも楽しいので結構好きなのですけどね。

 

とはいえこうした場合には、自分をコントロールするか、自分以外に投資を任せるのが吉。

  • 投資を外注する(自動積立投資やロボアドバイザー)
  • 投資をコントロールする(気絶投資法や、コントラリアン)

 

株式投資とどのように付き合っていくのかを考える必要がでてきます。

雰囲気で株をやっているときの運用成績と反省点
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気絶投資法を実践する有用な方法

 

気絶投資法を実施する為には何が必要でしょうか。

購買決定プロセスのいずれかの段階をキャンセルすればいいのです。

 

気絶投資法の例

  1. 認知段階→株価や相場をチェックしない
  2. 感情段階→心を無にする
  3. 行動段階→売買注文は予定されていたものだけにする

 

認知段階から、気絶投資法を考える

情報源を遮断するのです。

世の中には便利ツールが多数存在しています。

  • 株価アプリ
  • 家計簿管理アプリ
  • グーグルスプレッドシート
  • 資産管理アプリ

など。

これらを全て断捨離すればいいのです。

 

余計な投資活動に繋がる可能性のある情報元をシャットダウンすることにより、気絶投資法につなげるわけです。

 

とはいえ、月1回や四半期毎、1年に一度くらいはチェックしてみてもよいでしょう。

 

感情段階から、気絶投資法はできるのか

心をコントロールできる投資家には、感情段階のキャンセル法がおすすめです。

株式や投資情報を入手しながら、自己制御の能力を発揮するということ。

最強の投資家といえます。

 

しかしながら心が強い投資家ばかりではありません。

そもそも人間に感情がなかったら面白くない。

感情や心がある前提で、投資活動をするのがいいと個人的には思います。

 

真の投資家にはなれないのかもしれませんが、仕方ありません。

私は感情段階による気絶投資法は諦めてしまいます。

 

行動段階から、気絶投資法を考える

私が取り入れている気絶投資法は、行動段階を事前設定する手法です。

入金投資法、いわゆる積立投資を心掛けています。

ドルコスト平均法を採用しているということです。

 

自分の投資行動に絶対の自信を持ち切れないことが背景にあります。

 

入金投資状況は以下の通り。(2018年10月時点)

  1. SBI証券         :楽天VTIを月4万円
  2. SBI証券     :ニッセイ外国株式 月2.5万円×2(子供口座)
  3. 楽天証券    :つみたてNISAで月3万円くらい
  4. マネックス証券 :米国個別株、ETFで、四半期50万円+α
  5. ウェルスナビ  :全自動投資で月3万円

 

あなたも気絶投資法を併用してみてはいかがでしょうか。

 

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コメント

  1. 匿名 より:

    いつも楽しみに拝見させていただいています。早速ですが、株によりリタイアしたとして、それは①税金や手数料を引かれるのはやむなしで配当金を引き落とす。②株は切崩さず保有し続ける。ということでしょうか?となると、配当生活するには1億以上は投資しなければなりません。そもそも1億あればその時点でリタイアできるのではと思います。

    • はちどうきゅうどう より:

      そうですね。資産取り崩しはせず、配当金などのインカムだけで生活費を賄う事を目標にしています。

  2. 素晴らしい分析ですね。
    気絶投資家兼雰囲気投資家として楽しい記事です。

    私は「感情段階」でコントロールしていると思います。
     下がった→ネタとして下がったアピール 上がった→俺すげえアピール
    でもルールに則る行動しかやらない。
    そのため調整で割安になっても買えない(´;ω;`)
    損切りもできない(*´Д`*)

    自分なりの分析とストーリーを持ち腹落ちさせてやりやすいように投資をする。
    市場から退場しないよう自分にふさわしい投資規模とポートフォリオを持つこと。

    実情は資金がないので「行動段階」なんですがね。
    市場に残り続けられるようにバランスを取りたいと思いました。

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