米国株式 vs 世界株式分散投資、リスク分散について思うこと

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米国株式 vs 世界株式分散投資という話

インデックス投資や分散投資を話題にすると

  • 米国株式集中派
  • 全世界株式分散派

にカテゴライズされることが多いようです。

 

どちらの考え方も捉え方次第。

大正解はないでしょう。

 

投資は自己責任。

自らに適合した投資手法を取り入れればいいだけです。

 

とはいえ投資ブログではポジションを取る方が好ましい。

 

私の場合には

  • ペーパーアセットは米国株式集中派
  • それ以外は世界分散したい派

こう思っています。

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分散投資を、人生全体でみるか、資産運用だけで見るかの違い

人的資本含めて資産運用を考えたらどうなるでしょうか?

極論をいえば、人生そのものを資産運用と捉えるということ。

 

たとえば給与所得者の場合、お金のフローは日本円に偏っています。

事業所得のある方だって、海外展開していない限りは日本円の割合が多いでしょう。

 

そして日本円で支払いをしている。

 

つまり個人投資家であろうとなかろうと、多くの日本人は日本に大きくベットした生活を送っているのです。

 

リスク分散の観点から適切な投資環境といえるのでしょうか。

 

日本国に大きく比重を置いた生活。

これを前提として世界分散投資をする場合、どのようなアセットアロケーションが好ましいか?

 

大きな割合を米国に寄せる必要があると考えられます。

 

なにせ世界分散といってもおよそ50%が米国市場。

 

半数以上が米国市場なのですよ。

 

人生を投資と捉え世界分散をする際には、米国の割合が極めて低いと気がつきます。

 

ですから資産運用部分だけを世界分散していたのでは不十分。

固定資産および各種負債を鑑みると、日本に大きくベットしたアセットアロケーションには変わりないのですから。

 

そう考えると、資産運用のペーパーアセット部分を米国一極集中とするのか、世界分散とするのかはどちらでも良いだろうと考えられます。

 

好きな方を選べばいいですね。

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アメリカ人から見た、世界分散投資

 

投資の先進国、アメリカでは世界分散が推奨されています。

世界分散投資をおすすめしないと、自国バイアスの為に米国ばかりの資産配分となってしまうから。

 

上図でいえば、流動性資産以外の多くを米国にベットしているのがアメリカ人。

 

だからこそ流動性資産部分は世界分散が大切なわけです。

 

個人投資家といっても、生活する国によって世界分散の定義が異なりそうですね。

  • 米国に住み、ドルで生活する個人投資家
  • 日本に住み、日本円で生活する個人投資家
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米国株式 vs 世界株式分散投資を比較するなら、広い意味での分散を心掛けたい

分散投資の例:金融庁HPより

分散投資の例:金融庁HPより

 

分散投資は富を守るといわれます。

  • 資産の分散
  • 地域の分散
  • 時間の分散

 

それでは人生を守るためのリスク分散はどうしたらいいか?

  • 住居は複数の国に持っておく
  • 収入源は複数の国から確保する
  • 日本食以外でも美味しく食べられるようになっておく

こんな風に考えることもできます。

 

少し前まで私は、万が一の時には海外移住しようという構想をもっていました。

 

とはいえ、だんだんと保守的になってきている。

40歳が近くなってきたからなのか、家族の影響なのかはわかりません。

 

いずれにせよ日本に住み続けよう、働くなら日本にしよう、と傾きつつあります。

 

日本人の多くが同じではないでしょうか。

 

文化や言語の面、インフラ、安全性、いずれをとっても日本は住みよい国だと感じます。

投資以外の部分は、日本偏重で良いかもしれません。

環境が大きく悪化しないことが条件ですが。

 

この現状を認識した上で資産運用をすると、目標アセットアロケーションの考え方が変わってきそう。

 

米国株式派か世界分散派とを比較するなら、一歩踏み込んで、人生のリスクがどの程度分散されているのかを考えてみるのもよさそうですね。

 

日本という国に大きく比重を置いた生活を送っていることを忘れずにおきたいです。

 

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