バフェット率いるバークシャーの現金比率からの3つの学び

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バークシャー・ハサウェイの現金比率について、一緒に考えてみましょう。

なぜならウォーレン・バフェット率いる、バークシャー・ハサウェイのポートフォリオから学べることは多いから。

なにせバフェットは世界最高の投資家であるのだ。

だからこそ世界中の機関投資家、個人投資家がバフェットの動向を気にしている。

バークシャー・ハサウェイの現金保有額

バークシャーの現金保有状況をみると、年々増加していることがわかる。

2017年第2四半期(4-6月)時点で、なんと1,000億ドルもの現金を保持している。

1,000億ドルを円換算すれば11兆円なり。(1ドル=110円換算)

もう一度言う。

11兆円なり

1兆円とか10兆円とか100兆円とか、もうどれも一緒に見えるほど大きな金額である。

どれほど凄いかというと、日本企業の時価総額ランキングを見れば把握しやすい。

日本の時価総額ランキング上位5社

  1. トヨタ自動車:20兆円
  2. NTT    :11.3兆円
  3. NTTドコモ :10兆円
  4. 三菱UFJ   :9.8兆円
  5. ソフトバンク:9.6兆円

(17年8月10日時点)

バークシャーは日本第二位の企業を、現金一括で購入できるほどのキャッシュを保有していることになる。

バフェットの一挙手一投足に注目が集まる理由が分かる。

次に現金比率状況を見てみましょう。

バークシャー・ハサウェイの現金比率推移

Morningstarより

バランスシートにおける、現金・短期投資比率を2007年12月から示したグラフである。

 年月 現金・短期投資比率(%)
2007年12月 16.23
2008年12月 9.55
2009年12月 10.28
2010年12月 10.27
2011年12月 9.5
2012年12月 10.99
2013年12月 9.94
2014年12月 12.02
2015年12月 12.99
2016年12月 13.91
2017年6月 14.99

ここで気になる点は2つ。

1つ目はバフェットの現金比率が高まってきていること。

2013年末から徐々のその傾向が見られ、その比率は2007年12月時点に迫っている。

つまりリーマンショック前夜と同程度の現金比率となっている。

2つ目は現金・短期投資比率がそれでも20%以下であること。

バークシャーほどの大企業であれば、多くの資産を保有している。

そのうちの現金比率がどの程度が適切であるのかは分かりかねる。

それでも意外と少ないと感じた。

参考投資の総リターンの90%は、資産配分比率で決まる

バークシャーの現金比率からの3つの学び

バフェット率いるバークシャーの現金保有状況から学んだことは3つ。

  1. 現金保有額は過去最高の11兆円。トヨタ以外の日本企業なら現金一括で購入できる。
  2. 現金比率は約15%。リーマンショック前と同水準である。
  3. それでも現金比率は高くしすぎず、投資先をたえず探している。

背景として、良質な投資先が少ない、いまの株価はやや割高であると言える。

これらの事から一個人投資家として考えることを残しておく。

で、どうする?

1.現金保有額は過去最高の11兆円

バフェットは次なる投資先を探している。

そのために過去最高額の現金を手元に残している。

個人投資家も同様に、一定額の現金を保持しておく。

2.現金比率は約15%。リーマンショック前と同水準

リーマンショック級の暴落がくる可能性は少ないと思う。

それでも個人投資家としては、バフェットが金融危機以前と同水準にまで現金比率を高めていることは知っておこう。

つまりは現金比率をいつもより高くすることを検討する。

3.現金比率は高くしすぎず、投資先を探している

稲妻輝く瞬間」に市場に居合わせなければならない とは、チャールズ・エリスが敗者のゲームで記した言葉。

現金比率を高めるのは良いが、機会損失についても頭に入れておく必要がある。

この場合、いつもより少しだけ現金比率を高めるというのが適切だ。

やはり世界一の投資家からパクれることは多くある。

以上、【バフェット率いるバークシャーの現金保有状況からの3つの学び】でした。

See you!

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