会社員のあなた、積立投資をしていますか?
サラリーマンの給与所得だけでは、じり貧な今のご時世。
年収700万円の会社員は、15年前と比較して手取りが50万円も減っていますからね。
今後も、手取り減少の傾向は続くでしょう。
現役世代の社会保障費の負担を増やさざるをえない状況ですから。
なので会社員の給料だけで老後生活をどうにかしようっていうは、ちょっと難しいですよ。
他方でこの時期に富裕層世帯数は増えています。
つまりお金を持っていたり、投資をしていたりする人は、より豊かになっていたのですね。
この状況は資本主義社会に生きる限り続くことでしょう。
だから少額からでも、投資をしておいた方が良いと思います。
少額からの投資といえば、積立ですね。
非課税口座のつみたてNISA制度がありますから。
私は、つみたてNISA開始時(2018年1月)から積立投資をしています。
ということで本記事では
- つみたてNISAの運用リターンは?(積立投資23カ月目)
- ひふみプラスのリターンがついにプラスに⁉
- NISA投資2階建ては、つみたてNISA一本化への回り道
の3本をお送りします。
つみたてNISAの成績;トータルリターンは+8.7%(積立投資期間23カ月)
月次 | 投資元本 | 評価額 | 運用リターン |
2019年11月 | 768,000 | 834,531 | 8.7% |
いや~、絶好調。
株高局面に乗って、運用リターンが過去最高を記録しました。
でもこの株価上昇の波が、いつまで続くのかは分かりません。
なにせ、つみたてNISAの2018年12月は、マイナス9.6%でしたからね。
なので気を引き締めていきましょう。
といっても、何もやることはないのですけれど。
とはいえ、2カ月前と比較すると
- 2019年9月;+1.9%
- 2019年11月;+8.7%
急に上がりすぎな気もします。
それでも気にしないでおきましょう。
なぜって積立投資というのは、結婚の誓いと同じようなもの。
継続が大切なのですから。
- 病める時も、健やかなる時も、
- 富める時も、貧しき時も、
- 妻(夫)として愛し、敬い、
- 慈しむ事を誓いますか?
つまり、時には含み損に耐える時期があることを受け入れなくてはいけないのです。
これがつみたてNISAですね。
つづいては、つみたてNISA投資期間中で、どのくらいの間、マイナスリターンであったのかを見ていきます。
つみたてNISAの運用成績がマイナスとなっていた月の割合は34.8%
積立投資23カ月間のうち、運用リターンがマイナスだったのは8カ月ありました。
つまり、つみたてNISA投資期間中の34.8%は、含み損に耐える時期だったということ。
なかなか辛い現実ですね。
でも、こうした含み損に耐える覚悟が、積立投資には必要なのです。
ちなみに、世界株式への分散投資では運用期間のうち60%はマイナスリターンだったという検証結果があります。
20年間の内、12年は評価損を抱えていた計算。
インデックス積立投資家は、覚えておきたいデータですね。
1998年1月から20年間、世界の主なインデックスに積立投資した場合のマイナスリターン時期
- 1998年~2004年(7年間)
- 2008年~2012年(5年間)
つみたてNISA;ひふみプラスがついに評価益に!
ひふみプラス | 楽天VT | eMaxis slim8資産 | iFree S&P500 |
3.8% | 9.1% | 8.0% | 13.8% |
ここまで長い道のりでした。
ひふみプラスといえば、つみたてNISA期間中はほぼ全てで評価損を抱えていた投資信託。
それがついに、3.8%の評価益となりました。
おめでとうございます。
ひふみプラスが、名前負けしなくなりました。
これで立派なアクティブファンドといえるでしょう。
でも古今東西、ちょっとダメな奴って気になるものですよね。
- 判官びいき
- ダメ男を好きになる女の子
- おっちょこちょいな女の子をほっておけない男子
私にとって、ひふみプラスはこうしたことを思い起こさせてくれるファンドです。
もうね、S&P500を追い越す勢いで、どんどんと運用リターンをあげていってほしいと応援したくなります。
でもひふみプラスが本当にそんなリターンになったら、逆に不安になってしまうかもしれませんね。
それはさておき、ひふみプラスが評価益になるほど、相場環境に恵まれているといえることは忘れずにおきたいと思います。
NISA投資を2階建てにするというニュース。2つの見解を記録しておく
最後に、現行NISAが新たな姿となるというニュースについて、見解を記録しておきます。
- つみたてNISAの一本化でいくための布石
- そもそも5年間の非課税で、安定したリターンをだす商品探しは困難
つみたてNISAの一本化でいくための布石
まず第一に、2017年度の税制大綱では、将来的に「少額からの積立・分散投資に適した制度への一本化を検討する」としています。
さらに金融庁はつみたてNISAの恒久化を画策しています。
それは2019年8月に公表された「金融行政のこれまでの実践と今後の方針(令和元事務年度)について」にも明記されています。
ですから、令和2年度の実践がどうなろうが、いずれはつみたてNISA一本化に収束するのだと思います。
だからこうしたニュースに惑わされず、つみたてNISAを使っている人は、黙って積立投資を続けていればいいでしょう。
そもそも5年間の非課税で、安定したリターンをだす商品探しは困難
日経新聞の記載は、つみたてNISAのロジックに反しています。
つみたてNISAは、「長期・分散・積立」を前提としています。
20年間の積立投資では、損をする確率が極めて低いというエビデンスに基づき、非課税期間を定めています。
しかしですね、新NISA制度案は、
- 非課税期間;5年
- 非課税枠 ;20万円/年
- 対象商品 ;リスクの低い投資信託
- 投資方法 ;積立投資
これって、どんな投資商品を対象とするのでしょうか。
まさか日本国債っていうわけではないですよね。
もし金融庁がおすすめ出来る商品で、本当に優良投資先ならば、私、レバレッジを検討しちゃうかもしれません。
新たなNISAはリスクの低い投資信託などに対象を限定した積立枠(1階)と、従来通り上場株式などにも投資できる枠(2階)の仕組みに改める。
原則としてリスクの低い商品に投資した人だけが、2階部分にも投資できるようにする。
安定資産による長期的な運用を重視する。運用益の非課税期間はどちらも5年とする。
ただ、どうなろうが税制大綱でどのような記載となるのか、楽しみに待ちたいと思います。
まとめ;つみたてNISAは続けることに意義がある
本記事のまとめです。
- 19年11月末時のつみたてNISAリターンは、プラス8.7%でした
- 積立投資23カ月間のうち、8カ月(34%)は評価損を抱えていました
- ひふみプラスですら評価益となりましたが、積立投資では評価損に耐える準備が大切です
ということで、NISA制度であっても、つみたてNISAであっても、続けることができる体制構築が必須だと思います。
以上、つみたてNISAで77万円を投資した運用成績をブログ公開【2019年11月】でした。
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2019年11月時点での米国株ポートフォリオを公開中。ETFが中心となっています。
同じく11月時点での受取配当金状況を公開しています。2019年は70万円前後の配当金をゲットできそう。
つみたてNISAで、ひふみプラス、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、iFreeS&P500、eMaxis slim8資産を選んだ理由です。比較し体感することを楽しむことで、投資継続に続けています。
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