株式投資をやっている人の割合、投資人口はどのくらいなのでしょうか?
気になったので、株式投資・投資信託を保有している人の割合と人数を調べてみました。
投資・株をやっている人の割合は、日本人の約13%
投資をしている人の割合
- 株をやっている人 :13%
- 投資信託を持っている人: 9%
上表は日本における金融商品の保有実態を示しています。
日本証券業協会による証券投資に関する全国調査をみると、株式や投資信託に投資をしている人の割合が推測できるのです。
この株式投資をしている人の割合データは、平成27年(2015年)のもの。
日本証券業協会は2006年以降、3年に一度この個人を対象にした調査を実施しています。
2006年より前は、世帯を対象にしたリサーチだったのでデータの連続性に乏しいです。
個人を対象とした2006年以降、株をやっている人の割合はおよそ13%前後で推移してきました。
つまり株式投資の個人実施比率は変わっていないという事。
ですから個人投資家の割合が増えたですとか、株式投資の普及に成功したとは言えないのが実情です。
調査方法
- 調査対象:全国20歳以上の男女個人
- 標本数 :7,000
- 調査方法:訪問留置法
- 調査時期:平成27年6月19日~7月16日
株式投資人口は、1,000万人以上もいる(日本人の成人で投資・株をやっている人数)
日本証券業協会は、株をやっている人だけではなく、投資信託を保有している人の数を推計しています。
この数値は国勢調査の人口をベースに、拡大係数を乗じて推算しています。
株や投資信託をやってる人の推計保有者数(20歳以上)
- 株式投資:1,327万人
- 投資信託: 907万人
しかし株式投資と投資信託の保有者がどれだけ重複しているのかは分かりません。
とはいえ最低でも1,327万人は、株をやっている人がいるといえる数値だと思います。
株式投資人口が多いと感じるかもしれません。
ところが個人投資家の割合や人数は、それほど増えていないのが実情です。
投資信託をやっている割合や人数は、増えていない可能性がある
2018年夏、「日本の家計が保有する投資信託の残高が増えていない」とニュースになりました。
個人金融資産に占める投信の割合は5.8%ではなく、4%であったと明らかになったのです。
「貯蓄から投資へ」と号令をかけていた政府はズッコケたのではないでしょうか。
この報道内容からは、株をやっている人・投資信託に資金投下している人数や割合の推移や変化については分かりません。
しかしながら予想はできる。
株式投資や投資信託に投資をしている人が増えているとはいいがたい状況です。
つまり株式投資の普及は進んでおらず、笛吹けども踊らずといった感じです。
日本人で株式投資をしている人数・割合が増えるのか? 投資人口の今後に要注目
金融庁は、つみたてNISAを国民への株式投資の普及の第一歩と位置付けています。
日本の家計状況をみるに、国民ひとりひとりの資産形成が必要だからです。
ですから株式投資をする人が増え、その割合が拡大していくことが望ましい。
では株式投資はどの程度普及しているのでしょうか?
日本証券業協会の調査は、3年に一度実施されています。
本記事の情報は、2015年の結果を受けてのもの。
となると2018年に、株式投資や投資信託を保有している人の割合情報がでてくるはずです。
一歩ずつでも前に進んでいるといいですね。
ちなみに本ブログでは、自らの投資状況をほぼ全て公開しています。
資産形成に興味をもつ人に、すこしでも投資に関する生の情報をお届けしたいという願いもあってのことです。
しかし私は他人の人生にそれほど興味がありません。
だから投資をしようがしまいが、それぞれの勝手だと思っています。
とはいえ、2018年に実施され公開される日本証券業協会の調査結果には注目していきたいと思っています。
以上、「投資している人の割合、株をやっているのは日本人の何%か?」でした。
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コメント
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