ひふみプラスの米国株状況、アップデートしました。(18年9月12日)
ひふみ投信、ひふみプラス、ひふみ年金は日本を代表するアクティブファンドです。
構成銘柄も日本株ばかり。
ところがひふみ投信は外国株、とりわけ米国株投資へ参入しています。
ひふみ投信は、いつから海外株(米国株)投資に踏み切ったのでしょうか?
答えは2017年6月からです。
ひふみ投信の戦場が、日本市場100%からアメリカ株へとシフトしたことは興味深い。
日本小型株投資を得意とし、圧倒的な投資リターンを示してきた”ひふみ投信”
そんなひふみ投信が、米国株投資へとシフトする状況は気になります。
そこで本記事では、ひふみ投信の海外株組み入れ比率と推移を追っていきます。
ひふみ投信が初めて組み入れた米国株
ひふみ投信の、外国株(米国株)組入れ銘柄の推移
上表は、ひふみ投信の保有上位30銘柄にランクインした海外株を示しています。
2017年6月~2018年2月末まで、ひふみ投信の組入れ外国株は2銘柄でした。
いずれも組み入れ比率上位となる金額を投資しています。
さらに2018年3月になって、ひふみはビザ【V】やフェイスブック【FB】に投資をしたことが明らかになっています。
しかも【V】は、ひふみ投信の組み入れ比率1.8%(第2位)になるほどの大きな資金投下。
ひふみ投信が米国株投資へと大きくかじを取ったことがわかります。
ビザとフェイスブックへの投資によって、ひふみ投信の米国株組入れ銘柄は4つになったのです。
2018年8月末時点では、ひふみ投信の最大組入れ銘柄はアマゾン。
大型米国株かつ成長銘柄です。
ひふみ投信の組入れ上位の米国株(2018年8月末時点)
ひふみ投信が外国株(米国株)投資をする理由
ひふみ投信が米国株投資に踏み切った理由は何でしょうか?
運用利回りを求められるアクティブファンドである「ひふみ投信」
そのひふみ投信が米国株投資をする理由は、”利回り向上のため”と捉えるのがわかりやすいです。
ひふみプラスの運用レポートを一部抜粋します。
外国株式の組入について
米国株の投資は当面10%以内を考えております。
日本の超大型株の代替投資という側面が強く、日本の超大型企業の成長力不足を一部米国株でカバーする戦略です。
ひふみプラスレポート2017年6月版より
3月の運用について
ひふみは、円高要因で業績の下方修正が予想される銘柄のウェイトを落とし、わたしたちの得意とする地味で地道な銘柄群への投資にシフトしています。
一方で、円高の状況は外国株への投資に有利な局面であるとともに、今回の株式の下落は政治的な要因が強いため、これらが落ち着けば市場の回復が見込まれると考え、外国株のウェイトを引き上げました。
ひふみプラスレポート2018年3月版より
ひふみプラスが外国株へ投資する理由
- 日本の大型株への代替投資
- その理由は利回りの確保
アクティブファンドは投資リターンを得てなんぼの世界。
運用資産残高が大きくなり、日本の小型株に投資をしにくくなりつつあるひふみ投信。
ですから、ひふみ投信が米国株、それも大型株へと投資へ踏み切る背景は納得できます。
さらには日本市場ではパッシブよりもアクティブ運用の方がパフォーマンスが良かったことを思い出しますね。
ところが2018年に入り、ひふみ投信の運用リターンは芳しくない。
運用額が大きくなってきた日本のアクティブファンドが、今後はどういった投資をするのか楽しみです。
>>インデックスファンドvsアクティブファンドの勝率を比較する方法
ちなみに、ひふみ投信とひふみプラスの違いは、直販か販売会社(証券会社や銀行など)経由で購入するかだけ。
- ひふみ投信 :直販で買う
- ひふみプラス:販売会社経由で買う
中身は一緒です。
どちらのひふみファンドも、米国株の組み入れ比率が少しづつ高くなっています。
同じ投資信託だとしたら、コストが低い方がいいに決まっています。
もし、ひふみプラスで買付手数料を取られているなら、直販か販売会社を変更して購入した方がよいですよ。
公式サイト→ひふみ投信
以上、ひふみプラスの外国株(米国株)組入れ銘柄の推移でした。
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インデックスファンドがもてはやされていますが、日本市場ではアクティブファンドの方が利回りが高いというデータがあります。
つみたてNISAでは、ひふみプラスに積立投資をしています。
ひふみプラスの積立投資の利回りをブログで公開しています。
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