マンガ―の投資術とは、チャーリー・マンガ―の投資哲学を手元に置いておけるおすすめの投資本である。
ちなみにマンガ―とはバフェットの親友でありバークシャーの副会長でもある有名投資家だ。
山崎元さんによると、チャーリー・マンガ―は
バフェットの右腕+左脳
とのこと。
天才投資家ともいわれるチャーリー・マンガ―の哲学・思考・投資方法が学べる投資本が日経BP社からついに発売された。
日経BPといえばおすすめ投資本筆頭の「株式投資の未来」を出版していましたね。
それはさておきバフェット本とかソロス本などの名著を読みつくしたひとはマンガ―本を読んでおいた方が良いでしょう。
マンガーの投資術 にはその題名の通り、マンガ―のコメントが投資の概念とともに散りばめられている。全部で138のマンガ―名言をまとめて、それぞれを解説する構成となっているのだ。
そんなこんなで、全ての投資家必読と帯うたれているマンガーの投資術 の内容を簡単に解説してみるよ。書評というにはおこがましいからね。
なぜこの投資本を発売前日に紹介できるかというと、献本をうけたからなのです。COI開示というわけではないけど、念のため報告しておく。
参考「株式投資の未来」のまとめ、シーゲル教授からの6つの学び
マンガ―の投資術とは?
Amazonの内容紹介から引用抜粋する。いきなり内容まとめをネタバレしては、出版社に失礼だろうからね。
バフェットの唯一無二のパートナーとしてバークシャー・ハザウェイを支えてきた伝説の投資家、チャーリー・マンガーの珠玉の名言集。
「今日のバークシャー・ハザウェイを設計したのはマンガーだ。」(ウォーレン・バフェット)
これまで、一般にはバフェットのものとして伝わっていた考えの多くが、実は同時にマンガーのものでもあり、むしろ七歳年上のマンガーがバフェットに多くの感化を与えていたのではないかと思われる節がある。
チャーリー・マンガーを、手軽に、しかし、なかなか深く知ることができる、読者に対して、「正直で」「効果的で」「効率的な」本だ……。(山崎元、解説より)
チャーリー・マンガ―は伝説の投資家のひとりである。
彼の人生流儀を大きくまとめると3つの特徴がある。(山崎元さんの解説からのうけうり)
- 読書による勉強を続けること
- 無駄な努力をしないこと
- コントロールできないものについて思い悩まないこと
参考バフェット銘柄とバークシャーで、トータルリターンを比較してみた
マンガ―の投資術:目次はどのような構成か?
マンガーの投資術は4つのパートと138の小項目に分かれている。
- 投資で成功する考え方:47
- 企業、銀行、経済:22
- 事業と投資に関する哲学:22
- 人生、教育、幸福の追求についての助言:47
全270ページで138のマンガ―名言を解説しているのがこの投資本の特徴だ。一つずつのマンガ―コメントに対して、多くのページを割いているわけではない。
しかしながら株式投資の本質を網羅的にカバーしており初心者にもわかりやすい。
まさにおすすめ投資本のひとつと言える。
手元に置いておき、辞書代わりにマンガ―の名言を復習するという使い方が出来る。
参考マネーの公理はおすすめ投資本 内容をさらっとまとめてみた
マンガ―の投資術にはどんな内容が書いているのか?
株式投資で成功する考え方:群集
みなのマネをしていたら、平凡から抜け出すことはできない。
強気相場の頂点でインデックスファンドを買ってしまったら、その後の下落局面で被る損失を取り返すのに何年もの歳月をようするに違いない。
マンガ―ならみんなが売っているときに買う。
アクティブ投資でインデックスを上回るリターンをあげるバークシャーの頭脳だからこそ言える名言だ。
この”投資で成功する考え方”の章は47のマンガ―名言で構成されており、とても読み応えがある。
事業と投資に関する哲学:バイ・アンド・ホールド
じっと身を伏せて、向かい風や追い風をやり過ごしていれば、やがて成果を手にすることが出来る
バークシャーによるコカ・コーラ株やウェルズファーゴ株への投資での成功をみると、バイアンドホールド戦略と複利のメリットを痛感する。
しかしそれはあくまでも、すばらしい企業の株式を適正な価格で手にいれることができた場合のこと。
本源的な価値とはなにか?を自問自答しながら、アメリカ株投資を続けていこうと思ったよ。
参考バイ&ホールドとは最強か?永久保有が個人投資家にはむずかしい理由
マンガ―の投資術のもう一つの魅力
本書はその構成が秀逸だ。投資の概念を初心者でもわかるように広くカバーしている。なにせ天才投資家チャーリー・マンガ―の投資哲学が一冊に詰まっているのだ。
ひとつといわず、マンガーの投資術の魅力をあげてみるよ。
- 網羅性
- 分かりやすさ、有用性
- 天才投資家という希少性と権威性
- 投資哲学の一貫性
- バークシャーのリターンが示す実証性
まとめ:マンガ―の投資術は手元に置き困ったときに読み返したい投資本
バフェットはよく知られているし、投資本にも頻繁に出てくる。
でもマンガ―の名前は聞くけど、いったいどんな人でどのような考え方をしている投資家なのかは知らなかった。
チャーリー・マンガ―は
バフェットの右腕+左脳
冒頭に紹介したけど覚えていてくれたかな?
そのマンガ―の投資哲学を手元に置いておけるおすすめの投資本、それがマンガーの投資術。
あなたもきっと、マンガ―の投資思考から学べることは多いはず。
See you!
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