デッドキャットバウンスとは、株価暴落時の小幅回復のこと
デッド・キャット・バウンスは、ウォール街で使われている投資用語とのこと。
株価が大幅に下落した後、一時的な小幅回復を意味します。
「高いところから落とせば、死んだ猫でも跳ね返る」から由来しています。
- デッド ;死んでいる
- キャット;ネコが
- バウンス;バウンドする
恐ろしいですね。
見なかったことにしたいです。
でも、目の前の暴落から目をそらしてはいけません。
株価チャートの事実確認くらいはしておきましょう。
過去は未来を保証しないですが、歴史は韻を踏むのです。
ということで、米国株式市場のデッド・キャット・バウンスの歴史をチェックしていきます。
株価暴落時のデッドキャットバウンスの歴史
ドッドコムバブル崩壊時の、NSADAQは7回のデットキャットバウンス
2000年のハイテクバブル崩壊時のチャートです。
暴落局面で、7回の小幅回復をしていたことが確認できました。
さらにNASDAQは、このバブル時の最高値更新するのに、15年を要したのです。
2020年3月のコロナショックでは、最高値を回復するまでに何年かかるのでしょうかね。
世界大恐慌時のNYダウも、7回のデッド・キャット・バウンス
米国株式史上、最悪の時代といえるのが1929年。
世界大恐慌です。
この大暴落時もデッド・キャット・バウンスは7回発生していたのですね。
奇しくもドットコムバブル時と同じ回数です。
ラッキー・セブンなんて言っている場合ではなさそうです。
株価の上昇は、株価下落時を起点に始まってきた
米国株価は、基本的に右肩上がりに推移してきました。
これが米国株投資のメリットですね。
株で長期運用をするなら、米国株式市場が勝ちやすいです。
COVIT-19による株価暴落時には、超長期チャートでも眺めて、心を落ち着かせましょう。
S&P500の超長期チャート ログスケール編
これは綺麗な株価推移です。
2020年3月のコロナショックとかサーキットブレーカーとかは、ほとんど誤差のように見えます。
S&P500の超長期チャート
対数を外してみると、さすがに暴落という感じがします。
いってこいで2000年代の株価水準まで下落したりして、なんて不吉な予感がよぎったりしませんか。
そんなことになったら、泣いちゃいますね。
涙で済むなら安いものですが。
米国株は、景気後退があろうと、株価は回復してきた
数年から10年単位の運用ならば、米国株式投資で心配ないでしょう。
コロナの影響がすぐに消え去り、平和な世界で株価暴騰なんてなったら最高なのですけどね。
いずれにせよ、私の投資目標達成予定は2027年なので、のんびりと米国株と向き合っていきたいと思います。
過去を知って、未来を見据え、今を楽しみながら歩んでいくってことです。
以上、「デッド・キャット・バウンス;2つの株価チャートを振り返ってみた」でした。
People dissing equities because stock gone nowhere making a conceptual error:
– since WWII, 3x stocks when nowhere 20 months. 3 of 3 times upside breakout —> 51% 24m gain
– every Bull starts “nowhere”. Imagine dismissing 2009 as “dead cat bounce” and saying this until 2014. pic.twitter.com/ztiNLIUd2e
— Thomas Lee (@fundstrat) October 17, 2019
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コメント
ログスケールって、上のグラフだと思っていましたが、違うのですか?
下のグラフは、0、400、800、1200と等間隔ですね。
上のグラフは、3.5、7.0、13、25とほぼ2倍です。
微妙に間隔が異なります。