日本の個人投資家パフォーマンスが低い理由を学び、下落相場に備える方法を検討してみた

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個人投資家のパフォーマンスが低い理由;日本株編

米国株はベアマーケットに突入しました。

個人投資家はどんな投資行動をとったらよいのでしょうか。

過去から学んでみることにしました。

 

1975年~1997年の日本株式市場を対象にした研究を参照したのです。

ちょっと古いデータですが気にしないでいきましょう。

個人投資家は、上昇相場でバリュー株を、下落相場で高リスク株を保有しがち

参考文献;The Behavior of Japanese Individual Investors During Bull and Bear Markets

  • 目的;日本人個人投資家の行動とパフォーマンスを調査する
  • 方法;1975年1月~1997年12月迄のTOPIXデータを使用し、実証テストをする

 

日本の個人投資家は

  • 高リスクで高book-to-market (PBRの逆数?=低PBR)な株を買いがちで
  • 取引頻度が高く
  • おまけに取引決定プロセスが不適切で
  • しかも直近の高パフォーマンス株ばかり狙いってばかりいる

 

ブルマーケット(強気相場)では、

  • 高リスクで高book-to-market (PBRの逆数?=低PBR)な株を買いがち

 

ベアマーケット(弱気相場)では、

  • 高ベータ株に興味を示す傾向がある

 

個人投資家のパフォーマンスが低い理由は下記で説明できる

  • 強気相場でバリュー株を保有し、
  • 株価下落時に高リスク株を保有する傾向がある

 

ちなみにこの論文のキーワードは、以下2つが設定されていました。

  • 個人投資家
  • オーバーコンフィデンス(自信過剰)

 

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個人投資家として下落相場にどう挑むか?

この研究結果は、日本だけに当てはまるわけではありません。

米国でも個人投資家のパフォーマンスは、標準ベンチマークより劣っていることが明らかになっています。

個人投資家が損をするのは、非合理な心理と行動が理由です。

 

こうした研究結果があると知ったら、個人投資家はどう行動すればよいでしょうか?

心理的なバイアスや弱さを認めた上で投資行動を選択すればいいのです。

 

投資家は自分でも気がつかないうちに心理的バイアスの影響を受けています。

だから「自分は違う」としてはいけません。

「自分ごと」として非合理な意思決定をしやすいことを受け入れるのです。

個人投資家として知っておきたい心理バイアスの例

【自信過剰】自分で選んだ銘柄に自信をもち、分散投資をしないこと。一度、投資の成功体験をすると、自分の選択を過大評価し、将来の銘柄選択を過剰に実施しがちです。

 

【損失回避】同じ金額でも利益と損失では、損失の方が大きく感じること。成功した投資ではすぐに売却し、失敗し評価損を抱えている投資はいつまでも手放せないことが多いです。

 

【メンタル・アカウント】お金に色をつけて区別してしまうこと。「老後の資金」は手堅く運用しますが、「ギャンブルで勝ったお金」はすぐに使ってしまいがち。全体の運用として捉えることが難しいのです。

 

【主観確率】めったに発生しないことを、もっと起こると思ってしまうこと。10倍株を購入できたら、また買いたくなってしまったりします。

 

【情報の誤用】最近目にしたり経験したりすることが意思決定に大きく影響すること。株式市場の暴落を経験した投資家は、その後しばらく、暴落というものに対して極端におびえるようになったりします。

ベアマーケット入りで、米国株投資にどう取り組むか?

紙資産の運用目的 2020

紙資産の運用目的 2020

 

実は私、

と思っていました。

 

コロナの影響です。

在宅勤務期間が長くなり、自分の時間が増えたことが一因。

銘柄検索していると楽しくて時間があっという間に過ぎてしまいます。

 

ETF→個別株の検討は、

  • 今後、景気後退サイクルに入りETFからの分配金が減配されるだろうと予測できること
  • ETFだと、どの企業に投資をしているのかわかりにくくツマラナイ
  • 今回の下落で、大型株の強さが確認できたこと

も理由です。

 

でもこの行為は、心理バイアスにある「自信過剰」や「情報の誤用」に該当するのかもしれません。

だとすると、いまあえてポートフォリオを動かすのもNG。

そもそもタイミング投資や銘柄選択は諦めた上で、ETFを選択したことを思い出しました。

 

1か月くらい、こんなことをぐるぐると何度も考えています。

こうやって悩みながらも、昨年末にたてた運用方針と目的にそった投資行動をとっていきますかね。

 

まとめるとこんな感じです。

  • 個人投資家は心理バイアスを知るべし
  • みずからの投資行為を立ち止まって考えるべし
  • 目的にそった運法方針に従うべし

 

いや~、今日は個人投資家として心の持ちようを勉強してしまいました。

株価は後退していますが、知識は上昇していると信じましょう。

 

以上、「日本の個人投資家;パフォーマンスが低い理由とは?」でした。

 

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コメント

  1. もあ より:

    いつも面白い記事をありがとうございます。

    日本株をやっていた身として、ああ確かにと思いました。
    基本100株単位での取引であることも影響しているのではと。
    大きく損するか、大きく得するかになりやすい面があります。
    米国株のように、1株単位で購入できるようになってほしい・・・。

    はちどうさんに見習い、運用方針を作っていました。
    さっそく今回の暴落相場で役立ってくれています。
    勢いで取引したくなる気持ちのストッパーになってくれていると感じます。

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