米国株式市場におけるベアマーケットについておさらいしておきます。
ベアマーケットとは
- 定義 :直近高値から20%以上の株価下落
- 期間 :平均1.4年間
- 損失率:平均-41%
米国株のベアマーケットの定義は、直近高値から20%以上の株価下落

引用:First Trust
米国株投資では、ブルマーケットとベアマーケットについて一般的に20%の株価上下動が定義されています。
- ベアマーケット:直近高値から20%以上の株価下落
- ブルマーケット:直近安値から20%以上の株価上昇
21世紀になり、米国株式市場では2回のベアマーケットを経験しました。
- ドットコムバブルの崩壊
- サブプライムローン問題から始まった世界金融危機(リーマンショック)
リーマンショックから10年以上が経過しています。
そして2018年末に米国株式市場は弱気相場入りの様相を呈しました。
直近高値から20%の株価下落をしたのです。
それでは、米国株の弱気相場はどのくらいの期間続くのでしょうか。
過去のデータからおさらいしていきましょう。
米国株のベアマーケット期間は平均1.4年、累積損失率は-41%

ベアマーケットの期間、引用:First Trust
上表は、1926年以降の米国株式市場におけるブルマーケットとベアマーケット状況を示しています。
ブルマーケット
- 期間:平均9.1年
- 累積損益率:+480%
ベアマーケット
- 期間:平均1.4年間
- 累積損益率:-41%
米国株式市場がベアマーケット入りしたのならば、どのくらいの期間で株価回復するのかを知っておきたいですね。
それぞれのベアマーケット期間を確認しておきます。
ベアマーケットの期間は3か月~2.8年間だった
米国株式市場のベアマーケット期間
- 3か月
- 6か月
- 6か月
- 1.3年
- 1.8年
- 2.1年
- 2.8年
1926年以降の米国株市場のベアマーケット期間を短い順にソートしてみました。
株価低迷期間は、3か月~2.8年間という結果だったのですね。
これを長いとみるか短いとみるか。
ベアマーケットの定義と期間を知り、どのような投資行動をとるのか?
弱気相場では、株式のバーゲンセールが始まります。
ですから買い向かう投資家もいることでしょう。
しかし現金が底をつかないように、資金をコントロールしておく必要があります。
弱気相場は数カ月~数年単位で続くのですから。
したがい弱気相場で買い向かう際には、ベアマーケットがどの程度の期間続くのかを想像しておくのが良いと思います。
もちろん、いつ株価復調するのかなんて誰にもわかりません。
ならば歴史を知りそこから学び、個々人が想定ケースを推定するのがよさそうです。
ベアマーケットの定義と期間を知り、米国株式市場の弱気相場と向き合っていきましょう。
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