米国株市場の下落が止まりません。
Marketwatchによれば、S&P 500構成銘柄の半数が、ベアマーケット入りしました。
つまり直近高値から20%以上の株価下落ということ。
本記事では、2018年12月に発生している株価下落局面について記録していきます。
米国株価指数 S&P500構成銘柄の50%が暴落 (2018年12月14日時点)
S&P500銘柄の、暴落状況(2018年12月14日)
- 10%の株価下落の銘柄割合:77%
- 20%の株価下落の銘柄割合:53%
- 50%の株価下落の銘柄割合:3%
世界を代表するインデックス、S&P500が大幅に調整しています。
S&P500構成銘柄のうち、50%以上が直近高値から20%以上の株価下落をきたしているのです。
一般的に暴落の定義は、直近高値から20%以上の株価下落をさします。
S&P500銘柄の残り半数の銘柄も株価下落をするようならば、米国株式市場における暴落相場ということになりますね。
想定はしていましたが、株価下落というのは楽しい局面ではないことは確かです。
困りました。
米国株価指数 S&P500はベアマーケット入りか(2018年12月17日)
米国株式市場は下落相場入りしている模様。
メジャーな株価指数は10%市場の株価下落となっているのです。
米国株指数の下落率(2018年12月17日)
- NYダウ30 :-12%
- S&P500 :-13%
- NASDAQ総合指数:-12%
小型株の株価下落率は、さらに大きなものとなっています。
こうしたことから、米国株式市場はベアマーケット入りしたと言われています。
S&P500 セクター別の株価騰落率
上表は、S&P500のセクター別騰落率を表しています。
残念ながら株価上昇しているセクターは見ることが出来ません。
ディフェンシブセクターといわれる公益セクター・ヘルスケアセクター・生活必需品セクターであっても、3~10%の株価下落となっているのが今の相場状況です。
こうした株価の上下動・ボラティリティを友と出来るのかどうかが、株式市場に長く居座れるかどうかの分かれ道でしょう。
好きではない人と仲良くなれないまでも、うまく付き合っていく方法を身につける感じですかね。
サラリーマン投資家ならば、この辺りの処世術や心理を理解できるかもしれません。
米国大型株の暴落状況:ベアマーケット入りした銘柄たち
上グラフは、2018年12月17日時点における、米国大型株の直近高値からの株価下落率を表しています。
米国大型株といえば、ブルーチップ銘柄が多いですね。
こうした優良株であっても、下落相場では株価がしっかりと下がるのです。
米国大型株の株価暴落状況(2018年12月17日時点)
- ネットフリックス:-38%
- フェイスブック:-36%
- ダウデュポン:-33%
- シティグループ:-33%
- アッヴィ:-33%
- アイ・ビー・エム:-32%
- アップル:-30%
- ウェルズファーゴ:-30%
- フィリップモリス:-27%
- バンクオブアメリカ:-26%
- アマゾン:-26%
- スリーエム:-26%
- AT&T:-24%
- ホームデポ:-22%
- グーグル(アルファベット):-21%
米国株価の暴落との付き合い方
米国株式市場は、10年周期で暴落が発生しているという歴史があります。
ところが、いずれの株価暴落であっても株価は回復してきました。
ですから株価下落時に買い向かう事が正解だったわけです。
あとから見れば、ですけどね。
しかしながら株価回復に要する期間がどのくらい長いのかは分かりません。
例えば10年以上続く株価の長期低迷という可能性もあるのです。
30代の投資家が40代となるほどの時間です。
私は最悪のケースを捨てきれないチキンな性格。
米国株価暴落との付き合い方は
- 買い向かう(いずれは米国株価は回復・上昇すると信じているから)
- 追加購入は小出しにする(長期低迷の可能性を捨てきれず、かつ投資資金は限定的であるため)
こういった感じで考えています。
換言すれば、入金投資を続けるという事ですね。
つまり複数の収入源を確保し、家計の黒字化によって、投資資金を捻出する体制を維持していくということ。
そんなわけで、これからも米国株投資を継続します。
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