ペプシコ株 PEPは、清涼飲料とスナック菓子を主体としたアメリカを代表する企業の一つ。
日本ではペプシコーラが有名なので炭酸飲料メーカーと思われるかもしれないですね。
コーラではコカ・コーラKOに後塵を拝しているかもしれませんが、食品メーカーとしては上位にランクインしているのです。
ペプシコは連続増配株であり配当貴族銘柄。
そしてトータルリターンが優れていたシーゲル銘柄でもあります。
本記事は米国高配当株シリーズの一環。
銘柄分析とは言いませんが、アメリカ高配当利回り株のPEP ペプシコの企業紹介をしていきます。
ペプシコ【PEP】は飲料・食品世界ランキング第2位のアメリカ株を代表する銘柄

| 順位 | 社名 | 国 | 総売上高 (百万$) | 飲料・食品売上高 (百万$) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ネスレ | スイス | 92155 | 79725 |
| 2 | ペプシコ | アメリカ | 62799 | 62799 |
| 3 | アンハイザー・ブッシュ・インベブ | イギリス | 45517 | 45517 |
| 4 | コカ・コーラ | アメリカ | 41863 | 41863 |
| 5 | JBS | ブラジル | 42595 | 38055 |
| 6 | タイソン | アメリカ | 36881 | 36881 |
| 7 | アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド | アメリカ | 62346 | 34045 |
| 8 | マース | アメリカ | 33000 | 33000 |
| 9 | カーギル | アメリカ | 107164 | 30000 |
| 10 | クラフトハインツ | アメリカ | 26487 | 26487 |
ペプシコ PEPは、飲料・食品メーカーとして売上高ランキング2016で世界第2位にランクインしています。
ライバル企業はコカ・コーラやドクターペッパーなどが存在します。
日本の同業他社はカルビーやキリンビバレッジ。
カルビーはペプシコと提携していますね。
参考>>>生活必需品企業売上高ランキングトップ10
ペプシコ【PEP】の地域別売上高比率

引用:ペプシコアニュアルレポート2016
ペプシコPEPの売上高比率はうまい具合に分散されています。
- 食品 :52%
- 清涼飲料:48%
地域別売上高比率
- 米国 :58%
- 米国外:42%
ペプシコ【PEP】の主要商品

引用:ペプシコHPより
ペプシコはコーラを売っているだけの会社ではありません。
幅広いブランド商品を有しています。
ペプシコの主な商品
- ペプシ
- トロピカーナ・ジュース
- フリトレー
- ゲータレード
- クエーカーオーツカンパニー
- マウンテンデュー
蛇足ですがわたしはトロピカーナのオレンジジュースが好きです。
やっぱり100%が良いですよね。
日本ではペプシコではなくキリンビバレッジが販売しています。
ペプシコ【PEP】の株価指標
| 2018年2月28日 | |
| ティッカー | PEP |
| 株価 | 109.73 |
| PER | 21.56 |
| EPS | 5.09 |
| 配当 | 3.38% |
| 配当性向 | 72.8% |
| 配当支払い月 | 1/3/6/9月 |
| 増配年 | 46年 |
| 増配率(5年) | 8.5% |
| 増配率(10年) | 8.9% |
| β | 0.69 |
ペプシコは40年を超える連続増配記録を有しています。
さらにはS&P500の大手企業であり、米国配当貴族指数にも採用されているのです。
2018年には15%もの増配をアナウンスしており、株主還元に積極的な姿勢を見せています。
ペプシコPEPの配当金支払い月は1/3/6/9月と変則的。
ただし1月以外は月末支払いであり、日本の証券会社を通すと配当支払い月は1/4/7/10月となるでしょう。
バフェット銘柄でもあるコカ・コーラ株と比較すると、インカム投資家からはPEP人気が高くなっているようです。
いずれにしても、生活必需品セクターの連続増配銘柄であることに変わりはありません。
PEPの株価チャート 直近10カ月
ペプシコ【PEP】の売上高と利益率推移

ペプシコPEPの売上高は2011年以降横ばいが続いています。
コスト削減をすすめているのは、他の生活必需品銘柄と同様です。
ペプシコ【PEP】のキャッシュフロー推移

ペプシコのキャッシュフローをみると、ディフェンシブ銘柄であると再認識させられます。
安定した営業CFを示しており、鉄壁の内容だと思います。
利益を株主に還元し、配当金を増やし続けてほしいものです。
ペプシコ【PEP】の配当金推移

オレンジ色の配当金支払い額が綺麗な右肩上がりであるのは、連続増配銘柄の特徴です。
この数年、連続増配銘柄の増配率は低下傾向がみられます。
ところがペプシコPEPにはその傾向は当てはまりません。
2018年も15%の増配をアナウンスしたばかりですし、増配株の鏡といえます。
ペプシマン強し。
私見:ペプシコ株はおすすめ米国株といえる

ペプシコPEPとは、投資するのに多くのメリットを有しています。
- ディフェンシブな生活必需品セクター
- 超大手で安定したキャッシュフロー
- 連続増配銘柄の配当貴族
- 配当支払い月は四半期毎
ペプシコは安定した高配当利回りと増配記録をもちます。
なのでペプシコはインカムゲイン投資家からの注目度は常に高い銘柄です。
コカ・コーラKOと比較しても増配率は高いですし、増配余力はありそう。
いつでも注目しておきたい銘柄ですね。
>>>コカ・コーラKO(米国株)の紹介:配当王銘柄・炭酸飲料から脱却中
生活必需品セクターETFの記事はこちら
>>>VDCは生活必需品ETF、株価上昇や配当利回りも魅力的
著者はPEP株を保有していません。この記事は自分自身の備忘録として記述したもので、読者にPEP株の投資を推奨することを目的として書いていません。投資判断はご自身で行ってください。








コメント
はじめまして
毎日参考にさせていただいております
ティッカー PRPとなっている箇所がありますよ