金利と株価にはある程度の相関がみられる。一般的には金利上昇により株価下落傾向がつよい。では利上げをする場面ではどのようなセクター、個別銘柄が強いのだろうか?
FOMCが利上げ、金利上昇局面がついにきた
2017年3月15日、米国の連邦準備制度理事会(FRB)は金融政策を議論する連邦公開市場委員会(FOMC)を開いた。
FPMCによるFACTはニュースによれば以下の通り。
- 金利を0.25%引き上げ、年0.75~1%とすることを決めた
- 米国経済が堅調に拡大していると判断されている
- 利上げは16年12月以来、3か月ぶり
- 2017年の利上げ回数を3回と想定していると公表
- 緩やかな利上げを進める方針を示す
- 投票権有10名のうち、9名が利上げに賛成
- トランプ政権になってから初めての利上げ
金利が経済や株価に与える影響の詳細は分かりかねる。
とはいえ、一個人投資家、しかも米国株に傾倒しているものとしては、せめてどのセクターに影響があるのか? 程度は知っておきたい。
セクターローテーション
セクターローテーションについては以前記事にした事を思い出した。
せっかくなので、その内容を簡単におさらいする。
*参考:セクターローテーションに対応できる偏りないポートフォリオを作れ!
景気と金利環境による人気セクター
利上げ局面で人気となるセクターは、上円部分となる。
広瀬版 | 海外版 |
エネルギー株 | エネルギー |
消費安定株 | 公益 |
公共株 | 生活必需品 |
ヘルスケア株 | ヘルスケア |
通信株 | |
金融株 | 金融 |
ハイテク株 | 一般消費財 |
工業株 | 情報技術 |
消費循環株 | 一般産業 |
素材株 | 素材 |
セクターローテーションに対応できる偏りないポートフォリオを作れ!より
この情報を前提とすれば、利上げ局面に強いセクターが分かってくる。
(情報そのもの or 解釈が間違っていたらごめんなさい。投資はあくまで自己責任で。)
利上げ局面・金利上昇に強いセクターとは
- 金融
- 一般消費財
- 情報技術
- 資本財
- 素材
これらセクターが、利上げ局面では強みを活かす。
ならばこのセクターに資金投下をすればよいのではないか?
その場合、いったいどういった銘柄があるのか?
代表的な銘柄を思いだそう。
利上げ局面に強いセクターと、個別株まとめ
過去記事を参考に、淡々と羅列する。
金融 Financials
- 【WFC】ウェルズファーゴ
- 【JPM】JPモルガン・チェース
- 【BAC】バンク・オブ・アメリカ
- 【BRK】バークシャー・ハサウェイ
- 【C】シティグループ
- 【AIG】アメリカン・インターナショナル・グループ
- 【USB】USバンコープ
- 【GS】ゴールドマン・サックス
- 【AXP】アメリカン・エキスプレス
一般消費財 Consumer Discretionary
- 【AMZN】アマゾン
- 【HD】ホーム・デポ
- 【DIS】ウォルト・ディズニー
- 【CMCSA】コミュキャスト
- 【MCD】マクドナルド
- 【SBUX】スターバックス
- 【NKE】ナイキ
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情報技術 Information Technology
- 【APPL】アップル
- 【GOOGL】アルファベット
- 【MSFT】マイクロソフト
- 【FB】フェイスブック
- 【INTC】インテル
- 【V】ビザ
- 【CSCO】シスコ
- 【IBM】アイ・ビー・エム
- 【ORCL】オラクル
- 【MA】マスターカード
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資本財 Industrials
- 【GE】ゼネラルエレクトリック
- 【MMM】スリーエム
- 【UTX】ユナイテッド・テクノロジーズ
- 【BA】ボーイング
- 【HON】ハネウェル・インターナショナル
- 【UP】ユニオン・パシフィック
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素材 Materials
- 【DD】デュポン
- 【DOW】ダウ・ケミカル
- 【MON】モンサント
- 【LYB】ライオンデバセル・インダストリーズ
- 【ECL】エコラボ
で、どうする?
環境に応じた、つまりは利上げ局面に応じた投資をするも自由。
あなたが設定している投資方針を継続するも自由。
私の場合は、外部要因に応じて投資方法を変更できるほどの力量は持ち合わせていない。
なのでFOMCが利上げしようともこれまで通り何も変わらない。
とりあえず、市場に居つづけられる事が重要なのだろうと思ってます。
See you!
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