家計支出において、住居費は大きなウェイトを占めます。
それもそのはず。
人生の三大支出をみると
- 住宅費
- 教育費
- 老後の生活費
住宅費用は固定支出となりますので、家計管理には重要です。
そこで本記事では住居費の平均額を調べていきます。
それだけでは物足りないので、日米の平均住居費用を比較します。
それではさっそく日米の世帯別家計支出を比べていきましょう。
日米の家計支出比較:平均の住居費用はいくら?
項目 | 米国 | 日本 | Δ |
税引前収入 | 644,320 | 523,589 | -120,731 |
消費支出 | 519,330 | 319,170 | -200,160 |
食費 | 66,650 | 70,586 | 3,936 |
住居関連費 | 173,770 | 53,237 | -120,533 |
美容被服 | 16,740 | 13,715 | -3,025 |
交通費・通信 | 91,040 | 41,433 | -49,607 |
医療費 | 39,190 | 12,763 | -26,427 |
教養娯楽 | 25,600 | 28,959 | 3,359 |
教育 | 11,380 | 11,539 | 159 |
寄付金 | 17,900 | -17,900 | |
個人年金・保険 | 55,510 | -55,510 | |
その他 | 21,560 | 63,573 | 42,013 |
上表は日米の家計支出を比較したものです。
アメリカ側は、全世帯の平均(世帯人数2.5人、18歳未満0.6人、有業人数1.3人)
対して日本側は、勤労者世帯で2人以上の世帯の数字を抽出しました。
米国の住居費用は平均で
17万円以上
すこしバイアスがあるかもしれません。
日本側の方が収入が多そうな世帯をピックアップしているからです。
円安を考慮したとしても米国の方が収入と支出は多そう。
平均の住居費を含めて、それぞれの支出項目を見ていきましょう。
■食費
日米の家計支出を比べても、食費はきく変わらない。
とはいえ全体支出からの割合で見ると日本の方が食費率が髙くなります。
米国に比べて日本人の方が、食に気を配っているのかもしれませんね。
アメリカの住居関連費用・住宅費は高い
住居費の平均額をみると、米国の方が圧倒的に高くなっています。
その差額は月々12万円以上
アメリカの住居費は高いとみてよさそうです。
もう少し詳しく日本の住居費をみていきましょう。
53,237円 = 住居(19,775円) + 光熱・水道(23,077円) + 家具・家事用品(10,385円)
に分解されます。
住居費用が月々2万円切っている。
いったい日本人(勤労かつ2人以上世帯)はどんなとこに住んでるの?と思ってしまいます。
日米の教育費の違いは小さい
日米の家計支出を比べても、教育費は大きく変わりません。
月額1万円ちょっとの支出。
大学生の子どもを持つ家庭では教育費が高くなりそうなものです。
とはいえ家計全体でみると大きな影響は少ないのでしょうか。
いずれにせよ、高校・大学の教育費は大きな支出となることは心しておきたいです。
■交通・通信費
アメリカの交通・通信費用は高すぎ。
日本の家計平均支出より月額で5万円ちかくもおおく支払っています。
みんな車を持っているんだろうな、きっと。
日米の住居費を比較して感じたこと
今回は、日米の家計支出を比べてみました。
米国の世帯別収入をみると、
利息、配当金、家賃所得、その他財産所得 の項目には、15,160円/月
と記載があります。
平均で1.5万円/月のインカムを得ているのです。
恐るべし米国人の家計状況。
やはりアメリカには投資が根付いているのだと感じます。
そして固定費である住居費をみても、米国の家計はは大きな支出をしている。
住居費が安いことは日本に住むメリットなのかもしれません。
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