経済的自由という言葉は、金持ち父さん貧乏父さんを読んだ時に初めて知った。
非常に衝撃的であった。
私自身の実体験とこれからの予定を合わせた、経済的自由への道程を7つに分けてまとめてみたい。
経済的自由を達成する方法
経済的自由への道程①土台をつくる
何事もまずは基盤、土台がしっかりしていないとその後は巧く続かない。
経済的自由への道程の土台として私が考えているのは
①投資をするという気持ち
②収入 - 支出 = 投資 という概念の導入
③上記式に該当する「収入」 「支出」 「投下資金」の記録
の3つである。
私自身の経験では、10年程度前にマイクロソフトマネーという家計簿? 資産管理?ソフトを導入した。
それにより、銀行口座やクレジットカードの支出が自動で記録され、「収入」と「支出」を把握したものだ。
そのころは非常に投資への熱も高くなっており、株式投資を始めたのもそのころだ。
残念ながらマイクロソフトマネーはその後2011年1月をもって、サポートが完全終了してしまった。
当時は非常に残念であった。
そして私の「土台」も、だんだんと弱いものに変わりつつあった。
そこに登場したのが、マネーフォワード である。
マイクロソフトマネーLikeな家計簿ソフトを探していた私にとっては、神の救いに思えた。
この存在を知ったのは本年初頭であり、早速導入し、いまでは有料会員になっている。
「土台」を作る上で、家計簿に時間を割くのがもったいないと考える人に対しては、マネーフォワード を強く勧めたい。
経済的自由への道程②土台に砦を築く
土台が出来上がったら、次は砦づくりだ。
つまり投資を開始するという事である。
第一歩としては
①投資信託やETFを購入してみる
②身近な企業の株式を購入してみる
③投資用不動産を購入してみる
などがあるだろう。
私自身は10年ほど前にマイクロソフトマネーで家計簿をつけた頃に、株式投資をかじってみた記憶がある。
当時購入した銘柄としては、島精機、中外製薬、等があったと思う。
軽い気持ちで株式投資を始めたものだ。
まずは一歩を踏み出せるかどうかが重要なのだと思う。
経済的自由への道程③砦がMoneyを生みだす (目安:1-2万/月)
その後2007年には金持ち父さん貧乏父さんを購読し、不動産投資というものを知った。
知ったからにはやってみたくなった。
2007年12月に都内のワンルームマンションを950万で購入した。
自己資金は半分くらい入れていたが月々のキャッシュフローは25000円程度であった。
2007年~2014年にかけては、仕事での異動などもあり、株式投資はほとんどしていなかった。
それでもこの間、ワンルームマンションはキャッシュフローを毎月生み続けてくれた。
が、たびたびアクシデントもあった。
突然不動産会社から電話がかかってきて、「排水溝が逆流した」と報告を受けたこともあった。
これにより管理会社と、管理組合と、賃借人とのやりとりが結構めんどくさかった。
そしてなぜか管理組合の会合に参加する事になり、役員にまでなってしまった。
役員になってみたらそれはそれで面白い体験ができた。
賃貸用マンションであったので、他の役員4名も自分では居住していない。
年齢層は、60代:2名 50代:1名 40代:1名 に、私という面々であった。
1、亡き旦那から相続した派手なおばちゃん、
2、原子力関連の仕事で世界中を回っていたがいまはリタイアして、株式投資に興じているおっちゃん
3、旦那が公務員で、自分たちの老後の為にマンション経営しているおばちゃん
4、アーリーリタイヤして、自分でネット関連事業をやっているおじちゃん
こんな方々と、管理組合活動をしていたのだ。
だが、2014年12月に私はこのワンルームを売却した。
理由は賃借人が退去し、その後の募集には家賃を下げる必要があるかもしれない と管理不動産会社から連絡があったからだ。
75000円/月の家賃であったが、それを70000/月に下げましょうか? と相談されたのだ。
それでも良かったのだが、キャッシュフローは減っていくのだろう と予想されたので即売却した。
売却損は出たが、それまでのキャッシュフローを考えると、トータルではプラスであった。
が、ワンルーム購入当時にJ-RIETを買っていた方が、利回りは良かったであろう。
そのような事もあり、私は2015年からキャッシュフローを増やしてくれる可能性の高いであろう、米国の連続増配銘柄に投資する事にしたのだ。
経済的自由への道程④情熱・興味を継続し、砦を強固にする (目安:3-5万/月)
私はいま、このフェーズにいる。
つまり
①投資への情熱・興味を継続させる
②勉強をし続ける
③経済的自由のゴールが、夢では無いかもしれないと思い始める
といったフェーズである。
ここからは継続する意思 が重要になると思う。
そしてこの先からは、自分が経験していないが、ある程度予想できるフェーズへと移っていくのだ。
経済的自由への道程⑤自分の城を築き始める (目安:10万/月~)
先はいよいよ経済的自由達成への最終フェーズだ。
月に10万円以上のキャッシュフローがあれば、最低限の生活は可能であろう。
つまり自分の城を築けるという事だ。
このフェーズでは
①投資に対するリスクを少しずつ下げていく
かなぁ、と個人的には感じている。
経済的自由への道程⑥城が完成する (目安:20万~/月)
投資によりキャッシュフローが、大卒の初任給を超えていれば、もうそれは経済的自由の達成といっても過言ではないだろう。
これを達成している人は、世の中には多数いるのであろうが、どういった心境なのだろうか。私も早く到達したいものである。
経済的自由への道程⑦城に住む (目安:30万~/月)
経済的自由の達成だ。
このころには、経済よりも、
①自身ならびに家族の心身の健康
②他の方へのポジティブフィードバック(社会還元)
などの観点が強くなっているのだろう。
つまり、今現在からこのような視点を持ち、経済的自由への道程を歩んでいく事が重要だと思う。
今日現在では、米国株投資がうまくいっているとは言い難い状況である。
それでも引き続き、アメリカの連続増配銘柄を中心に投資し続け、アーリーリタイヤへの道のりを歩んでいきたい。
自分自身が考えている事の備忘録も兼ね長々と書き連ねたが、お付き合い頂きありがとうございました。
コメント
投資用不動産ですが、
減価償却の考えが抜けてる気がします。
950万円のマンションが残りまともに賃貸に出せるのが15年なら、毎月52,777円の費用が発生しているのと同じです。税務上の償却とは別の考えでね。
いくらキャッシュフローがプラスでも、それは購価格の950万円を取り崩しているだけ。
ダルシムさん
ありがとうございます。
金持ち父さん貧乏父さんを読んだ後、実は宅建を取ったんです。
その後、減価償却なども少し自己学習したのですが、理解度が低いままに過ごしてしまいました。
ワンルーム売却せずにファミリータイプか一棟物でも、と検討したのですが、ダルシムさんの仰る通りに減価償却の考え方がよく理解できなかったので断念しました。
REITや株は特定口座があるので、投資素人の私には非常に楽です。
そのような経緯もあって、米国株投資に至りました。
また何かありましたらご教示お願い頂ければ幸いです。
はちどうきゅうどう様、こんにちは。
ちょっとだけ気になったことがあるのですが、大きなお世話だったらごめんなさい。
①キャッシュ・フロー月10万円でリスクを減らしはじめるのは、ちょっと早いかも、です。給与に頼らない経済的自由を目指すならリスクを減らすのはもう少しキャッシュ・フローが増えてからの方がよろしいかと思います。
②キャッシュ・フロー月20万円では正直なところ、経済的自由を実感するのは難しいかも知れません。もちろん楽しみながら節約できる世帯の方には、ゴールになり得ますし、田舎リタイヤや海外移住をされる方もそうですね。
③キャッシュ・フロー月30万円、ここまで来ると多くの人が経済的自由を実感されると思いますが、ちょっと贅沢をすると生活コストとキャッシュ・フローが釣り合ってしまうので、もう一息!
④キャッシュ・フロー月40万円以上、ここまで来ると相当の贅沢をしない限り、毎年100万円ないし1万ドル以上を再投資に回せます。ここまで来ると一安心でしょうか・・・。まぁ、人によって額は変わって来るのでしょうが、大切なのは、毎月でも毎年でもどんな資産でもいいのですが、再投資が出来ているかが大切な点だと思います。
あと、ポジティブ・フィードバックですが・・・。慎重になされることをお勧めします。私のコミュニケーション能力にも問題があると思いますが、多くの方々はある程度のリスクをとって経済的自由を目指すよりも、働いて、貯金して、保険入っておくだけ、ファイナンシャル・リテラシーもファイナンシャルIQも必要ない、という方々のほうが多いようです。「よし?私も経済的自由を目指してみよう?」という人はほんの少しで、不労所得の話をしたら、妬みを買ってしまうことの方が圧倒的に多く、後悔してしまう機会の方が断然多いと思います。