DIA、NYダウ連動ETFの分配金状況
上図は2015年~2017におけるNYダウ工業30平均連動ETF、DIAの毎月分配金状況をしめしています。
月ごとの分配金を見ると、2・5・8・11月支払いのときの金額が少ないとわかります。
2015年 | 2016年 | 2017年 | |
1月 | 0.383 | 0.408 | 0.432 |
2月 | 0.148 | 0.086 | 0.193 |
3月 | 0.490 | 0.613 | 0.561 |
4月 | 0.311 | 0.375 | 0.408 |
5月 | 0.118 | 0.130 | 0.182 |
6月 | 0.403 | 0.612 | 0.608 |
7月 | 0.480 | 0.355 | 0.394 |
8月 | 0.172 | 0.135 | 0.236 |
9月 | 0.550 | 0.656 | 0.529 |
10月 | 0.328 | 0.354 | 0.458 |
11月 | 0.080 | 0.180 | 0.183 |
12月 | 0.573 | 0.533 | 0.562 |
なぜNYダウ連動ETF、DIAの2・5・8・11月支払い分配金は少ないのでしょうか?
ETFの分配金は、信託の計算期間中に、
- 信託財産に生じた配当
- 受取利息その他これらに類する収益の額
から、下記を控除した額の全額が分配されると理解しています。
- 支払利子
- 信託報酬
- その他これらに類する費用の合計額
NYダウ構成銘柄では2・5・8・11月配当金支払いの銘柄が6つあります。
- 1.4.7.10月: 5銘柄
- 2.5.8.11月: 6銘柄
- 3.6.9.12月: 16銘柄
- その他の月 : 3銘柄
銘柄群をみても、DIAがなぜ2・5・8・11月分配金支払いが少ないのかは謎のまま。
P&Gやベライゾンといった高配当株も含まれているのですから。
NYダウ構成銘柄の、2・5・8・11月配当金支払いの銘柄
アップル | AAPL |
アメリカン・エクスプレス | AXP |
キャタピラー | CAT |
プロクター&ギャンブル | PG |
ビザ | V |
ベライゾン | VZ |
DIA、NYダウ連動ETFの分配金は増加傾向
NYダウ連動ETFであるDIAの分配金は順調に増配しています。
毎月分配支払い額の凸凹は、気にしないでおくことにします。
とはいえ、2018年はNYダウ構成銘柄に入れ替えが実施される。
- 脱落:GE、ゼネラルエレクトリック
- 加入:WBA、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス
ですから、DIAの分配金状況にも少なからず影響があるでしょう。
インカム投資家としては、DIAの毎月分配金には注目しておきたいと思います。
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