2020年2月、株式市場をコロナショックが襲っています。
3月になっても株価下落の勢いはとまらず。
暴落やベアマーケットの定義である、直近高値から20%以上の下落となっています。
2020年に私は不惑を迎えます。
ハッピーな1年にしたい!
と思っていたら、年始と比較してマネーフォワードの評価額が1,000万円以上減っています。
困りました。
でも悩んばかりでは仕方ありません。
40代での資産運用について考えてみたいと思います。
40代での株式投資への取り組みを検討するにあたり、
- 株価暴落を、投資だけで取り戻すには何年かかるのか?
について、数値を確認していきます。
株価暴落後、投資だけで損失を取り戻すためには何%のリターンが必要なのか?
株価下落率30%を、投資だけで取り戻すために必要なリターン
年 | 年率 |
1 | 42.9% |
3 | 12.6% |
5 | 7.4% |
7 | 5.2% |
9 | 4.0% |
30%の下落を、1年で取り戻すためには、上昇率42.9%が必要です。
3年だとすれば年率12.6%、
7年だったら年率5.2%です。
S&P500の年間リターンを思い出してみます。
過去100年間で、40%以上の上昇をした年は9回でした。
暴落と同じでおよそ10年に1回の割合ですね。
こう考えると、下落率30%ならばなんとかやっていけそうな気がします。
30%以上の株価暴落だったら、元本追加がないと損失カバーには時間がかかりそう
株価下落率40%を、投資だけで取り戻すために必要なリターン
年 | 年率 |
1 | 66.7% |
3 | 18.6% |
5 | 10.8% |
7 | 7.6% |
9 | 5.8% |
株価下落率50%を、投資だけで取り戻すために必要なリターン
年 | 年率 |
1 | 100.0% |
3 | 26.0% |
5 | 14.9% |
7 | 10.4% |
9 | 8.0% |
株価下落率60%を、投資だけで取り戻すために必要なリターン
年 | 年率 |
1 | 150.0% |
3 | 35.7% |
5 | 20.1% |
7 | 14.0% |
9 | 10.7% |
さすがに下落率が40%を超えると、いまの投資元本だけで勝負していくのは難しそうです。
損失を5年で取り戻すには、
- 40%下落時;10.8%/年
- 50%下落時;14.9%/年
- 60%下落時;20.1%/年
のリターンが必要だからです。
9年で計算したとしても
- 40%下落時;5.8%/年
- 50%下落時;8%/年
- 60%下落時;10.7%/年
けっこう厳しい数値が並びます。
40代が終わってしまいますから。
40代以降の投資家にとって、下落率40%というのは許容範囲を超えているように感じます。
だからこそ、資産分散が必要なのですね。
投資目標への道;配当金や分配金を増やしていく
私の投資目標は、2027年に税引き後の不労収入を500万円とすることです。
内訳は
- 株式投資で250万円/年
- それ以外のアセットで250万円/年
2020年の着地見込みは
- 株式投資で70万円
- 太陽光投資で250万円
太陽光投資は20年間限定の収入です。
ですから20年後以降のために、その他のインカム構築をする計画。
でもそれはまだまだ10年ほど先のお話。
目下の課題は、配当金・分配金を250万円に到達させること。
そんなわけで、株価暴落を気にしつつ、減配にまけないように元本投下をして、インカムを増やしていくことにします。
配当金や分配金を増やすためには、こうした株価下落局面は魅力的。
ということで、2020年3月からは、定期的な投資元本を追加していきます。
といっても、四半期で50万円前後ですけどね。
以上、「40歳個人投資家;株価30%の暴落を経験し10年後までに必要なリターンを妄想した」でした。
2020年3月21日(日本時間)
- NYダウ : 19,173.8 (-913.21)
- S&P500: 2,304.92 (-104.47)
- 日経225;16,552.83(-173.77)
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手始めにSPYDを購入しましたが、大きな含み損となっています。短期的なリターンを追及していないので、資金は逐次投入していきます。
デッド・キャット・バウンスは、7回が目安と考えられそうです。といっても、いま何回目なのか分からないって思います。暴落局面でも生きているのでヨシとしましょう。
これだけの暴落&実体経済の凍結ですから、しばらくは不景気が続くかもしれませんね
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