日本のサラリーマンは、給料が安い。
年収の国別比較ではシンガポールや香港の後塵を拝しており
アジア各国では、現地大手企業よりも日系企業の年収は低いのである。
だとすれば、日本の会社員はどうしたらよいか?
本記事では、アジアの国別年収比較データをもとに、働き方について考えていきたい。
アジアの国別年収ランキングから明らかになった、日系企業の給料
上図は、中途採用時における製造業営業系部長クラスの提示年棒である。
日本で働く人の年収は高くはないこと、
日系企業は欧米系や現地大手企業より年収が安い事が見て取れる。
アジアでの国別年収ランキングでは、日本の年収は高くない
アジアを見渡してみよう。
日本で働くよりもシンガポールや香港での方が良い給料がもらえる。
ジャパンマネー炸裂、なんて大昔のこと。
なぜか?
アジア各国では賃金上昇が年率5~15%程度あったからである。
逆にこの間、日本の年収は伸びが無い状態が続いていた。
つまり日本の企業戦士の収入は、アジア各国に追いつかれ、いままさに追い抜かされているのである。
英語と日本語が堪能なビジネスマンがいたら、どの国で働きたいと思うだろうか。
日系企業の給料は安く、欧米系や現地大手に劣っている
この図は、アジア各国における、欧米企業・現地大手企業・日系企業の年棒を比較した結果。
いずれの国でも、年収は
欧米系>現地大手>日系企業
となっている。
換言すれば、アジア各国において日系企業で働く魅力は薄れている。
日系企業が、有能なビジネスマンを集めにくいことは明白だ。
社員募集をしても、欧米系や現地大手企業より金銭条件が悪いのだから。
なので外資系に比較し、日系企業の競争力がますます劣っていくと推測される。
こうした厳しい状況をみて、日本の会社員はどのように働いていけばよいのだろうか。
アメリカ人を対象とした、成功した人生に関する調査結果から考察してみたい。
アジアの年収ランキング;日本の給料は安いとわかってどうするか?
米国人2,000人に対し、「成功した、安心できる、快適な人生」についてリサーチした結果。
安心できる人生の3本柱は、
お金・時間・人間関係
だとわかった。
最大公約数ということ。
しかし日本の会社員は給料が安い。
したがいお金の面で快適な人生を送れる可能性が低いといえる。
ならば日系企業勤務者は、年収アップへの取り組みは必須であろう。
例として本業でのスキルアップ、副業チャレンジ、投資への取り組みなどが挙げられる。
ただし安心な人生とは、お金だけがすべてではない。
つまり、時間の有効活用や人間関係に優先順位を置いても良い。
たとえば
- 労働時間を減らす(理想は32時間/週)
- 職場の近くに住む or 在宅勤務を実現し、通勤時間を短縮する(理想は10分)
- 有給休暇は20日すべて使い切る(理想は37日/年)
- 心許せる友人と過ごす(理想は親友4人)
- パートナーや家族と過ごす時間を十分に確保する
日本は安全で物価は安い国だ。
なので給料が少し低くても、楽しく快適な人生を過ごせるはず。
ここまでをまとめると
- アジアの国別比較では、日本の年収は最高というわけではない
- 欧米系・現地大手・日系を比べると、日系企業の給料は最安値
- 米国人2,000人の調査結果では、快適な人生にはお金・時間・人間関係が大切
こんな感じ。
自分の中の軸、優先順位をどのようにつけていくかに落ち着く。
といいつつ私は、お金も時間も人間関係も全部狙っていきたい。
なぜってそれが「成功した、安心できる、快適な人生」の最大公約数だとわかっているのだから。
以上、「アジアの国別年収比較;外資系と日系企業の給料はどっちが高い?」でした。
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