本記事では、最適なポートフォリオについて考察していきます。
- 投資目的・目標の重要性を振り返り
- ベストなポートフォリオについて、投資本3冊の記載を確認し
- 私自身の投資体験談
を紹介していきます。
投資目的や目標設定の重要性;メリット・デメリット

投資計画の立て方、引用;バンガード社HP
投資目的や投資目標を言語化することは、曖昧な投資行動を避けることに繋がるメリットがあります。
資産運用は航海に例えられますが、目的地や地図、そして羅針盤がなければ安全な旅路にはつけません。
なぜ投資をするのか、その理由を理解し、行動に落としていくプロセスが未来を作るのです。
その結果、資産配分比率やポートフォリオが決まります。
その際、100-年齢など、最適なアセットアロケーションやポートフォリオ例は参考になります。
しかし投資家の置かれている背景は千差万別。
ですから一人一人に最適なポートフォリオは、投資家自身で設定する必要があるのです。
投資目的と目標の立て方
- いつの時点で
- 何のために
- いくら必要か
- そのためには、どう行動するのか
投資をする目的や目標がないと、アセットアロケーションやポートフォリオ構築が曖昧になる
もし、投資をする目的・目標が設定されていないと、どんなデメリットがあるでしょうか。
投資目的が設定されていないデメリット
- 投資行動が曖昧になり、当初思っていた結果が得られない
- すぐにポートフォリオをいじりたくなり、無駄に悩む時間が多くなる
- 理由もなく途中で投資をやめてしまい、期待した運用リターンが得られない
こうした負の連鎖が生まれる可能性が高くなってしまいます。
最適なポートフォリオを検討する際には、投資目的が必須といっていいでしょう。
しかし目的を持たずに投資行動をする人は一定割合で存在します。
自分にベストなアセットアロケーションやポートフォリオを知るには、投資目的・目標設定が大切だと思います。
最適なポートフォリオとはどんなポートフォリオなのか?
ベストなポートフォリオもしくは投資目的について言及している3冊の投資本を紹介します。
「アセットアロケーションの最適化」による、ベストなポートフォリオの定義
任意のリスク水準および任意の期間において、
特定の投資通貨によるコスト差引後の実質幾何絶対期待トータルリターンが最も高いポートフォリオ
リスクとリターンのバランスを重要視していますね。
もちろん、ある人にピッタリの投資が、別の人にとってはまったく的外れな場合もあります。
「世界のエリート投資家は何を考えているのか」による黄金のポートフォリオ
どんな経済下でも確実に利益を出せる「黄金のポートフォリオ」
最大利回りにして最小リスク~絶対不敗の「オール・シーズンズ戦略」
レイ・ダリオ考案ポートフォリオは、通常のポートフォリオを
- 大きく上回る利回り
- 大きく上回る安心感
- 大きく下回る変動幅
といった、特徴を兼ね備えています。
安心感のあるポートフォリオは、ベストなポートフォリオといってもよさそうです。
「投資で一番大切な20の教え」が考える、成功する投資の定義
成功する投資の定義とは、つまり市場と他の投資家を上回るパフォーマンスをあげることだ。
投資の目標は平均的なリターンを得ることではない。
平均を上回るリターンをあげることだ。
アクティブ運用の本懐ですね。
また、投資で一番大切な20の教えの中で、ハワード・マークスは次のように述べています。
つきつめれば、問題は投資家自身が何を達成しようとしているかだ
やはり、なぜ投資をするのか、その目的や目標設定は大切です。
私の投資目的は人生を豊かにすること;そのためのポートフォリオは?
最後に、私自身の投資目的と目標を振り返っておきます。
投資の目的と目標
- 資産運用成功により選択肢を増やし、人生を豊かにする
- 2027年に年間キャッシュフロー500万円(税引き後)を確保する
経済的自由の達成をゴールとしているということ。
目標達成にむけて、インカム重視の投資行動を選択しています。
我が家の年間家計支出が500万円ちょっとなので、その金額を目標値に設定しています。
いまは投資の2本柱を構築中です。
- 配当金250万円を目指した、米国株ポートフォリオ
- 税引き後キャッシュフロー250万円を目指した、太陽光投資
株式ポートフォリオからの受け取り配当金は、達成率30%程度。
入金投資と配当再投資を続け、目標達成を目指します。
年間配当金250万円に、一歩ずつ近づけていく予定です。
実物資産投資は、進捗率40%程度です。
さらに2019年下半期に1,000万円ちょっとの追加投資をします。
これにより太陽光発電所5基となり、年間キャッシュフローは250万円程度となる想定。
ひとまずは実物資産投資の目標達成です。
最適なポートフォリオは、投資目的によって異なる
私のアセットアロケーションとポートフォリオは、インカム重視で構築しています。
これは、投資目的と目標を達成するためのポートフォリオであり、私にとっては最適であると考えています。
一方で、他人にとってはベストとはいえないポートフォリオに映ることでしょう。
投資目的が異なるので当然です。
資産額をもっと早く増やしたい場合には、グロース株や信用取引が選択肢に入ってきます。
老後の為に、投資ゴールをより未来において資産取り崩しを前提とするならば、株価指数や債券を織り交ぜたポートフォリオへの積立投資が最適となるかもしれません。
また経済的自由をもっと早く達成したいならば、利回りのよい一棟アパートへの投資を選ぶことになるでしょう。
このように、ベストなアセットアロケーションやポートフォリオは、投資目標・目的によって異なるわけです。
ですからベストなポートフォリオや投資方法を検討する際には、まず投資目的と目標を振り返ることが大切ですね。
以上、「ベストなポートフォリオとはどんなポートフォリオなのか?」でした。
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