個人投資家には課題が3つあります。
- 運用資金が限定的
- 運用期間が定かではない
- 自分以外への支払い責任を負っている
本記事では、個人投資家の課題と対策について記録します。
個人投資家は、資金規模が小さい
機関投資家と比較し、個人投資家の運用資金は限られています。
ですから投資対象や投資手法が後手に回りがち。
さらにいえば運用資産が少ない方が、お金が増えにくいデメリットがあります。
- 収入増
- 支出減
- 運用利回り向上
といったコツコツ運用作戦をとることが多い。
時間を味方につけた上での資産運用ですね。
このように資産形成を試みる個人投資家は、自らの課題を少しずつ取り除いていくわけです。
私もせっせと米国株投資に励んでいます。
個人投資家は、運用期間が不透明。何年先かわからない人生設計が必要
個人投資家は、ライフプランとともに運用目標をたてるでしょう。
ところが人生設計そのものが、株式投資以上に先行き不透明だったりします。
ですから事前に定めていた運用期間がその通り実行されるとは言い切れません。
たとえばつみたてNISAは、非課税期間が20年間に設定されています。
しかし20年後に個人投資家本人がどのような状態なのかは分かりませんよね。
確実に言えることは、20コだけ齢を重ねていること。
生きていれば、の話ですけど。
このように個人投資家が抱える課題として、運用期間が確定していないことが挙げられます。
だからこそ個人投資家は資産運用だけではなく、自分の人生そのもののリスク分散を図っておくことが必要なのですね。
個人投資家は、個人としての責任がある。例;自宅、子ども、介護、老後など
個人投資家といっても、その責任は自分自身に限られたわけではありません。
つまりお金の支払い責任は投資家自身だけではないのです。
親がいれば介護問題だって発生するでしょう。
子どもがいれば教育費がかかります。
そして家族や自らの老後の面倒をみなくてはいけない。
たとえば我が家の場合、小学生の教育費が嵩んできています。
塾代だけで年間100万円はかかりますね。
でも、息子が勉強への意欲をみせ、楽しそうに勉強しているのを見るのは嬉しいものです。
このように多くの場合、投資家自身だけではなくその周辺にいる複数の人がライフイベントに関与するはずです。
そしてそれ相応の責任を負っていることでしょう。
だからこそ、人生が色鮮やかになっているともいえるのですけどね。
個人投資家のための十戒を思い出し、資産運用を続けていく
最後に、著名な投資本である「敗者のゲ-ム」から個人投資家にむけた十戒をおさらいしていきましょう。
- 貯蓄すること
- 相場の先行きに賭けないこと
- 税務上有利という理由で、投資対象を選ばないこと
- 自宅を投資資産と考えないこと
- 商品取引は考えないこと
- 証券会社の担当者に気をつけること
- 新金融商品に投資をしないこと
- 低リスクというだけで、債券に投資をしないこと
- 長期の投資目的と投資方針・資産計画を文書にし、それに沿って行動すること
- 直感を信じて投資しないこと
そのうち、海が割れてしまいそうですね。
以上、「個人投資家の3つの課題と対策」でした。
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