私は外資系の企業に勤めています。
サラリーマンとしては勤続16年と、もはやベテランの域に達しつつあります。
複数社の経験がありますが、外資といってもいずれも日本法人。
ですから従業員の数は、外国人より日本人の方が多いという仕事の環境です。
外資系の特徴として、職務内容がはっきりしている点が挙げられます。
なぜなら欧米の企業は日本法人であってもジョブディスクリプションが設定されており、業務範囲が分かりやすいからです。
本記事では、外資系企業の特徴であるジョブディスクリプションについて紹介していきます。
外資系企業の特徴は、職務内容と業務範囲が決まっていること
外資系企業の特徴といえば、ジョブディスクリプションが存在することです。
私は日本企業の勤務経験がないので外資・内資の比較はできません。
それでも外資系企業よりも日系企業の方が、役割や業務範囲が曖昧だといわれます。
ジョブ・ディスクリプションに記載される代表的な項目
- 職務のポジション名
- 目的
- 責任
- 内容と範囲
- 求められるスキルや技能
- 資格など
ジョブ・ディスクリプションは「ジョブディー」と略称されることがあります。
外資系企業では、このジョブディスクリプションが存在することにより、ダブルワークが発生しにくい環境となっています。
そして各人の役割が明確化されているので、自分の業務に集中しやすいのが特徴です。
外資系企業(日本法人)の特徴:範囲を超えた業務を兼任することが散見される
外資系の特徴としては、リストラがあげられます。
とくに米国企業では日常茶飯事です。
外資系企業にとって定年退職とは稀であり、年配の従業員では多くの人が早期退職を強いられているのが実情です。
社内で顔が広い人などは、歓送迎会は毎月のように発生しているのではないでしょうか。
このように外資系企業では人員整理がしやすいことから、業務の穴があくことがしばしばあります。
リクルーティングには時間を要するので、時には数カ月~年単位での欠員が発生しかねません。
そんな時には、ジョブディスクリプションで設定された職務内容以上をこなす必要がでてきます。
つまり兼務・兼任ということです。
外資系企業のディレクター以上は、兼務の経験が豊富?
これは私の個人的感想です。
いずれの欧米企業でも、部長職以上の人は何かしらの業務を兼務・兼任した経験をもっているようにみえます。
マルチタスクをこなすことで、昇進しているのかもしれません。
逆に言えば、複数職務内容を兼任していても昇進しない人は稀だという事です。
外資系企業ではペイフォーパフォーマンスが一般的です。
一方で、外資系企業の日本法人での従業員は日本人が多くを占めます。
日本企業に蔓延っている、阿吽の呼吸文化がまだ残っている可能性を否定しきれません。
ですから外資系企業で働いていてジョブディスクリプションを超えた職務を担っている場合には、上長に対してしっかりとその点をアピールすることが必要でしょう。
このように、ジョブディスクリプションの特徴として、自分が職務以上の仕事を担っているのかどうかが分かりやすい点があげられます。
こうした働く環境を経験し、私は投資をするなら米国企業であろうと感じています。
そして米国株には、配当金というキャッシュを生む役割を担ってもらっています。
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