フローを大きくしてストックの減少を乗り切りたい
米国FRBの政策金利上昇により、株価の下落局面が予想されつつあります。
もし株価が暴落したら、資産価値が下がりお金のストックが減少します。
個人投資家としては心身ともにダメージを受けそうですよね。
というか私は、灰になってしまうかもしれません。
こんな時、お金のフローが大きくなっていれば、ストックの減少に耐えられるのではないでしょうか。
株式投資の配当金や、不動産投資での家賃収入などはその典型です。
リーマンショック時を振り買ってみると、家賃収入は変わらず振り込まれていた
2008年、リーマンショックのあった頃、株価暴落の影響は限定的でした。
私の資金投入量は200万円だったからです。
まだまだ給料で損失補填が可能な範囲。
一方で2007年~2009年にかけてワンルームマンションを購入しました。
金持ち父さん貧乏父さんに触発されたのです。
その結果、100年に1度の金融危機があっても、家賃収入が毎月振り込まれる状態でした。
そして幸いにも本業では昇給が維持されていました。
つまりお金のフローは維持されていたということ。
リーマンショック時は、金融資産への暴露量が少なかったこともあり、精神的なダメージを受けた記憶はほとんどありません。
ちょっと強がりかもしれませんけどね。
それでも安定したフロー、収入があることで、リーマンショックを気にせずに投資を継続していたのは事実です。
この経験から抜け出せず、いまだにフローを重視したインカム投資を続けています。
人によって考え方は様々でしょうが、安定したお金のフローがあることは投資継続に繋がると思います。
株価暴落時はストックが減少する。だったらフローは堅持しておきたい
株価下落局面では、ストックの評価額がみるみると下がります。
とくにリーマンショックのような、債券を含めた全ての資産価値が下がる場面ではなおさら。
いずれの資産も価値が低下するとなると、打てる対策は限られてきます。
- ストックの減少幅を和らげる
- 入ってくるフローを大きくする(収入アップ)
- 出ていくフローを小さくする(節約、支出減)
だとすればやはり、フローの堅持・拡大は重要ではないでしょうか。
フローを維持して、株価暴落を乗り切る方法
給料、年収を上げてフローを太くする
サラリーマン投資家のメリットは、年収が安定していることです。
毎月振り込まれる、給料という名のフローは、兼業投資家の強み。
たとえば本業の年収アップが続いていれば、株価下落局面でも耐えることが出来ます。
収入-支出を黒字にしておくと、レバレッジ投資するようなことがなければ株式市場からの退場をせずにすみます。
以下のようなケースでは、本業の年収アップ、つまり人的資本を最大限をいかした資産形成が良さそう。
- 兼業投資家で
- 今後の景気後退、株価下落局面を予想している
自らの年収アップにより、お金のフローを上げることで株価下落を乗り切るというわけです。
サラリーマン投資家にとって、みずからの給料の重要性を見つめ直す良い機会ではないでしょうか。
収入源の複線化で、フローを増やす(配当所得、事業所得、不動産所得)
もし額面年収がアップしたとしても、税金や社会保障費の負担がのしかかっているからです。
つまりあなたは、兼業投資家のメリットである給料を太くすることが難しい時代に生きているのです。
であるとすれば、収入源を増やしましょう。
勤務先が何と言おうが無視。
そもそも政府が副業解禁し、サラリーマンに副収入を獲得することをおすすめしているのです。
お上の言うことに逆らえる企業は、そうあるものではないですよね。
右向け右が得意な日本のサラリーマン。
いずれ日本でもみんなが副業をするようになるでしょう。
だったら政府の推奨の通り、さっさと副収入の獲得に動いておくのがいいですよね。
とはいえ勤務時間外に時間を作るのは難しい。
ですから会社員の副収入には不労所得を意識したいですね。
不労所得の中では、以下の4種類がおすすめです。
おすすめ不労所得の4種類
- 配当所得
- 利子所得
- 事業所得
- 不動産所得
本業と副業の収入で、株価下落局面でも投資を継続する
たとえ株価が暴落しても、本業からの収入が途絶えなければ兼業投資家の強みは残っています。
逆に言えばサラリーマン投資家は、金融危機時でも給料を維持・向上できるかどうかを常に確認しておきたい。
フローもストックも両方失うのでは、心が耐えきれないでしょう。
リスク分散とは、ストックだけではなくフローにも当てはまるのです。
さらに副収入まであったら鬼に金棒。
安定したフローから生み出されるキャッシュをもとに、暴落を友にできるチャンスが生まれます。
このように、フローの拡大は株価暴落への備えの一つの手段となります。
兼業投資家のメリットを生かした投資継続方法を選択していけるといいですね。
ちなみにストックとフローを学ぶなら、以下の書籍がおすすめです。
以上、「フローとストックから、株価下落局面を乗り切る方法を考えてみた」でした。
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