有給取得率の世界ランキング2016では、国別で日本が最下位となっている。
本記事では有給取得率の国別ランキングとともに、なぜ日本は有給取得ができないのかについてをアンケート結果とともに考察したい。
有給取得率の世界ランキング調査概要
■サンプル数: 計9,424名/28ヶ国
■調査対象: 日本、アメリカ、カナダ、メキシコ、オーストリア、デンマーク、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、イギリス、ブラジル、オーストラリア、香港、インド、マレーシア、シンガポール、韓国、タイ、アラブ首長国連邦、ニュージーランド、フィンランド、ベルギー、スイス
■調査期間: 2016年9月12日~29日
■調査会社: Northstar
■調査方法: インターネットリサーチ
[調査結果]https://welove.expedia.co.jp/infographics/holiday-deprivation2016/
国別有給取得ランキング:日本人は消化率50%で最下位
2016年のリサーチで最下位だったという事実よりも、取得率がいっこうに向上していないことが日本の闇をあらわしている。
働き方改革なんて机上論。
こうなったらね、お上が何と言おうが関係ない。
一人ひとりが休むのがいいんだ。
心に問いかけてみよう。
有給を使いたいですか? 使いたくないですか?
私は、使いたい派。
あとは実行あるのみ。
有給取得率向上に貢献できるように事前準備は怠らないけどね。
あなたもぜひ有給取得しましょうよ、
そう思っていたら、どうやら私は少数派であったようだ。
休みを欲しているかどうかの調査の結果をみて驚いた。
日本は有給取得を望んでいない国
衝撃的事実
日本人は
- 有給取得率最下位
- 休み不足を感じていない率No.1
なんと働き者な国民性。
このリサーチによると有給休暇を取得しない背景として
- 罪悪感を感じる
- 人出不足で休めない
が挙げられている。
赤信号、みんなで渡れば怖くない って標語は良いけど、周りが休まないから誰も休めないのだろうね。
だったらどうしたらよいか?
ファーストペンギンになってみてはどうだろう?
リサーチ結果からは、誰も有給休暇のことなんて気にしていないのだと判明しているのだから。
世界ランキング参加国の中で、最も有給に無頓着な日本
ここが一番の課題だ。
日本人の約半数は、自分の有給休暇日数を知らない
そもそも日本人は有給を取らないのではなく、有給があるかどうかを把握していないのだ。
AIDMAの法則を思い出せば、これがいかに大きなIssueであるのかが分かる。
- Attention(注意)
- Interest(関心)
- Desire(欲求)
- Memory(記憶)
- Action(行動)
日本人は有給休暇を欲していないどころか、注意・関心がないのだ。
アテンション プリーズから対策を講じなくてはいけない。
有給取得しても仕事をしてしまうランキング
私には、この質問の詳細を把握できない。
iPhoneを会社から支給されており、休日だって一応メールチェックはしている。
上司はアメリカ人であるが、彼もVacationのときでも重要メールであれば送ってくる。
休日前に、「無駄なCcは入れなくてよいからね」との言葉を残してはいたが。
むしろ休暇をとれば完全に仕事から離れることができる人が羨ましい。
有給取得の世界ランキングは、常に最下位争いの日本
日本人の休まなさ具合が指摘されて久しい。
2008年以降、有給取得率は横ばいである我が国。
過去9年のリサーチでは目も当てらない現状である。
- 最下位 :7回
- ブービー:2回
休めない状況・理由が本当にあるのならば仕方がない。
ところが有給休暇が残り何日かを知らない人は約半数もいる。
この現状から変えていく必要があるだろう。
有給休暇は多くの会社で上限40日となっている。
それを超えるとなぜかなくなってしまう。
ここで”モッタイナイ”も日本の国民性を表すと思い出す。
有給休暇をどぶに捨てるのは、もったいない。
もしあなた自身、有給取得に対して懸念を感じているのならばまずは有給の残り日数から調べてみてはいかがですか?
給与明細とか勤怠表に載っているでしょう?
以上、【有給取得率ランキング国別編で日本が最下位、こんな時こそ有給取得を】でした。
See you!
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