米国株 ヘルスケアセクターの時価総額ランキングを記録しておく。
トランプ大統領のヘルスケア法案断念 という時点での数値である。
将来振り返った時に、この日のスナップショットは役に立つかもしれないと考えたのだ。
今回のルールは3つ。
- 米国株式市場に上場(ADR含)
- ヘルスケアセクターに所属
- 時価総額の上位16銘柄(2017年3月25日時点)
早速いってみよう。
時価総額ランキング ヘルスケア最強の16銘柄
No. | 社名 | 株価 | 時価総額 (十億$) |
---|---|---|---|
1 | ジョンソン・エンド・ジョンソン | 125.48 | 339.19B |
2 | ファイザー | 34 | 201.42B |
3 | ノバルティス(ADR) | 74.37 | 197.03B |
4 | メルク | 63.18 | 173.47B |
5 | ユナイテッドヘルスグループ | 165 | 156.94B |
6 | アムジェン | 165.74 | 121.03B |
7 | サノフィ(ADR) | 44.63 | 116.08B |
8 | アッヴィ | 65.62 | 104.78B |
9 | グラクソスミスクライン(ADR) | 42.31 | 102.56B |
10 | セルジーン | 123.38 | 95.87B |
11 | ブリストル・マイヤーズスクイブ | 55.89 | 93.49B |
12 | イーライリリー | 84.18 | 92.88B |
13 | ギリアド・サイエンシズ | 67.51 | 87.80B |
14 | アストラゼネカ | 31.31 | 79.17B |
15 | アボットラボラトリーズ | 44.73 | 77.22B |
16 | ノボノルディスク | 33.54 | 67.69B |
2017年3月25日時点
ヘルスケアセクター時価総額ランキングに対する私見
財政的な観点により、先進諸国は医療費抑制に動いている。
それでも必要とされる医薬品は今後も使用され続けるだろう。
この場合、製薬企業は必要とされる薬剤を研究・開発・販売していく事が求められる。
そのため、過去・現在のように数多くのヘルスケアセクター銘柄が優良企業のまま生き残れる保証はない。
個人投資家としては、20世紀後半のリターンが優良であったヘルスケアセクターを狙いつつも、個別銘柄をしっかりと吟味しなくてはいけない。
とはいえ、私は過去の実績を重視する。
過去に優れたリターンをたたき出しているヘルスケア銘柄は、すでに大手・準大手として君臨している。
例えベンチャー企業が革新的な医薬品を発見したとしても、大手製薬会社に買収されることが多い。
大手製薬企業が生き残れなくなった時、それは人類がほぼ全ての病気を克服したときだと思う。
それ故に、ヘルスケアセクターにおいては過去の実績、現在のブルーチップを選択するわけだ。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは強い
ヘルスケアセクターは、ジェレミー・シーゲル教授の研究によって過去リターンが良好であると証明されている。
シーゲル銘柄をみれば、分割後を含めて5つの企業が並ぶ。
この中にヘルスケアセクター時価総額ランキング最上位の【JNJ】が入っていない。
しなしながらシーゲル銘柄は1957年~2012年までを対象とした結果。
2012年以降をみると、ジョンソン・エンド・ジョンソンのリターンが良好であり続けていることがわかる。
アメリカ株に投資するうえでは、【JNJ】は必須の1銘柄であろう。
で、どうする?
頑固、ワンパターン、応用が利かない、頭が固い、
いやいや、一貫性がある と言ってほしい。
私は引き続き米国株とくに、ダウの犬銘柄、シーゲル銘柄、配当貴族へと投資していく。
そして、ヘルスケアセクターを要注目する。
人類はいつになっても薬を必要とするだろうから。
以上、ヘルスケアセクター時価総額ランキングトップ16【2017年3月】でした。
See you!
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ヘルスケアセクターのなかでおススメ6銘柄を抽出。
その前提はブルーチップであること。
条件として、ダウ構成銘柄、配当貴族銘柄、シーゲル銘柄であることを設定した。
ジョンソン・エンド・ジョンソンはお薦めアメリカ株筆頭だ。
連続増配年数、利益額、格付けとどれをとっても超一流というおはなし。
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