投資や資産運用は人生を豊かにするための方法のひとつ。
幸せな人生を送るためには、株式投資だって活用できます。
そして株式投資で成功をする方法として、損をしないことであったり、退場をせず継続することなどが有名。
とはいえ、株式投資で成功するのは簡単ではありません。
株価暴落だってありますからね。
そこで本記事では
- マーケットの10のルールの紹介
- 株式市場に居座り続けられる確率
- 株式市場のルールを覚え、マーケットから退場をしない方法
について、あなたと一緒に考えていきます。
株式投資の成功に必要な、株式投資・マーケットの10のルール
上スライドは米国株投資のおすすめ情報源のひとつ、JPモルガン Guide to the markets日本語版からの引用。
オリジナルは、米国サイトのInvestopediaですね。
日本語訳の方が理解しやすいですから、文字おこししておきましょう。
株式投資の原理・原則:10のルールは覚えておきたい
マーケットの10のルール
- マーケットは、時を経て平均に回帰する
- 一方向への行き過ぎは、逆方向への行き過ぎにつながる
- 行き過ぎや過剰は永続しない。マーケットに「今回は違う」は存在しない。
- 相場の急上昇または急落は、予想を上回る。しかし、横ばいでの調整は有り得ない。
- 一般投資家は高値掴みをする。底値で買えることはほぼ無い。
- 恐怖と強欲は、長期投資の意志に勝る。
- 相場は、幅広く買われる時は最も強いが、一部の銘柄に集中する時は脆弱である。
- 弱気相場には3つの段階がある~急落、反発、長期にわたる株価下落~
- 専門家の意見や予想が一致した時、その予想とは別の事が起こる
- 強気相場は、弱気相場よりも楽しい
投資家には心理サイクルが存在します。
経済情勢や株価の動向によって、投資家の心理や行動が左右されるわけです。
こうした背景を踏まえ、マーケットの10個のルールを読み返し、覚え身につけていきたいですね。
株式投資の成功には、安く買って高く売る、というプロセスを踏むだけでいいはず。
ただしこうした取引がうまく出来ないところに、株式投資の難しさがあります。
プロや個人投資家が株式市場に残れる確率は低い
米国株式市場には、継続投資の重要性を示唆するデータが多数存在します。
とはいえ違う角度から眺めてみると、継続投資ができない、株式市場に居座り続けることができないという側面が見えてくる。
たとえば
- トレードで勝てる個人投資家は全体の1割にも満たない
- 株式市場に参加している個人投資家の95%は損をしている
- 個人投資家のほとんどが市場から6か月以内に姿を消している
現に投資のプロが運用するアクティブファンドですら、株式市場に長く存続できているわけではないのです。
プロの投資家が運用するアクティブファンドの生存確率は、15年間で46%
バンガードの調査によると、2000年初めの米国では2,085本のアクティブ運用株式ファンドが購入可能でした。
このうち、15年経過後の2014年12月31日現在にも存続していたのは、わずか952本(全体の46%)にすぎませんでした。
ですから株式投資では、バイ&ホールドや、ほったらかし投資、気絶投資といった戦術がひとつの主軸として存在しています。
これらは株式市場に居座り続けるための投資方法であるといえますね。
株式投資の成功にむけ、マーケットから退場をしない方法を考えてみた
株式投資の成功にむけて、マーケットと上手く付き合うことが自分にはできるというのではなく、自分には難しいという前提条件をもっておくことが大切だと思います。
そしてマーケットから退場しないために
- 投資家には心理サイクルがあるということ
- マーケットには10のルールがあること
を重視していきたいですね。
株式投資にしろ何にしろ世の中を大きく分類すれば、自分自身かそれ以外しか存在しません。
自分を知り、それ以外を知ろうと努力し、その結果行動するのが良いのではないでしょうか。
ということで、
投資行動への3ステップ
- 自分を認識する
- マーケットを認識する
- そして投資行動を選択する
これが、マーケットから退場せず株式投資を成功するための第一歩なのだろうと思います。
とにかく、投資プロセスのいずれの段階においても10の株式投資のルールは覚えておき、ふとした時に思い出せるようにしておくのが良さそうです。
以上、株式投資の成功に向け、覚えておくべきマーケットの10個のルールでした。
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50年以上もの間、株式投資でマイナスリターンとなっていた期間がありました
投資本から学ぶのもまたいいですね
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