サラリーマン投資家は、お金だけではなく健康チェックをしよう
投資家はお金だけではなく、健康に注意した方がいい。
先日私は、健康診断ではじめてD判定をくらった。
すなわち自分自身に内包するリスクを認識する経験をしたわけだ。
そんな出来事があったので、サラリーマン投資家としての気持ちを記録しておく。
個人投資家が1年に1度はチェックしておくべき3つのこと
- お金
- 時間
- 健康
健康診断のD判定結果と紹介状を貰った話
初めての人間ドックで、健康リスクを認識した
2018年10月、人間ドックにて経鼻で胃カメラ検査をした。
すると、胃の前庭部に粘膜下腫瘍らしきものがみつかった。
なので生検をされた。
人間ドックが終わった後のナースの言葉は
もし、何かあったら2週間後に電話しますね。
何もなかったら1か月後くらいに検査結果を送ります
病院からの電話なんて、欲しくはない。
しかし私は、粘膜下腫瘍疑いといえども10㎜程度と小さいために、たいしたことは無いと思っていた。
そして健康リスクなど忘れつ、10日ほどを過ごした。
健康リスクを内包していることを把握した瞬間
健康診断での胃カメラ検査から2週間ほど経過したある日のこと。
ポケットに入っていたiPhoneがブルブル震えたのはタクシーから降りた時だった。
その日は大阪に出張中をしており、雨が降っていた。
見知らぬ番号を見た私は、それとなく電話にでた。
○○クリニックの田中と申します。
先日の内視鏡検査の結果についてお電話しました。
紹介状をお渡しするので、来院していただけないでしょうか?
まぢか~
まず私は電話越しに、人間ドック先への訪問日と時間を確定した。
そしてすぐに、「胃の粘膜下腫瘍」についてグーグル先生に問い合わせした。
簡単にまとめてしまえば
- ベストケース :何もなし、1年毎の経過観察
- ワーストケース:GIST(消化管間質腫瘍)で、手術対応
大きさが10mm前後と小さく、画像を見る限りでは悪性っぽくは無かった。
おそらく一年毎の胃カメラ観察で済む可能性が高いはずだ。
しかし確率は低いとはいえ、消化管間質腫瘍の可能性はゼロではない。
このような心の声が、頭の中でぐるぐると回っていた。
健康リスクを認識した瞬間であった。
サラリーマン投資家が健康診断で引っかかった時の気持ち
結果から言ってしまえば、GISTではなく、1年おきの経過観察で済んだ。
それでも結果が分かるまでの1か月間、不安がつきまとっていた。
- 人間ドックの担当医師から、粘膜下腫瘍疑いであることの紹介状と画像CDをもらった
- 知り合いに、GISTや消化器内科でのおすすめ病院を確認した
- 大学病院への外来予約をした
- 大学病院の外来受診をした
- 超音波内視鏡検査を受けた
- 外来にて、検査結果を知らされた
最終的にGISTではないと確認するまで約1か月。
不安な気持ちが、心の奥底にこびりついて離れなかった。
これまで私は自らの健康リスクが顕在化する経験を有してはいなかった。
なので今回の健康診断結果には、かなり精神的ダメージを受けた。
もちろんいまは健康リスクからは解放されている。
今回の経験から、弱っている人にはとくに優しくできたらいいな、と思うようになっている。
本記事のお題は、「サラリーマン投資家が健康診断で引っかかったときの話」
なので投資家としての視点に戻ることにしよう。
団体信用保険を活用した、不動産投資をしようかと思った
万が一の時のために保険が存在する。
万が一が、千が一くらいになったのが、今回の人間ドックでの経験。
投資家としては、これをオポチュニティ・機会と捉えたい。
サラリーマン投資家である私は、団信に加入した不動産投資を検討した。
何かあった場合、経済的に家族へ負担をかけたくないという気持ちがあったのだ。
妻にも相談した。
不動産もいいね。
でも、大丈夫でしょ。
買いたかった買えばいいし、別に無理して買う必要もないし。
妻からの回答はこんな具体。
私は、まぁいっかと思い、団信加入の不動産投資はまたの機会にしておいた。
サラリーマンとして働く時間の最小化を図った
健康リスクが顕在化すると、心のダメージは大きい。
したがいサラリーマンとしての日常業務は滞りがちになる。
とはいえ私はサラリーマン耐性が出来ている。
むしろどちらかえといえば、サラリーマン向きの身体だ。
なのでサラリーマン投資家として本業の重要案件はしっかりこなした。
たとえば日本法人の外人社長へのプレゼンや、グローバルのマネージメントへの担当プロジェクトの現状説明など。
外資系は年末に向けて、来年の活動プランレビューがあるのだ。
手を抜ける場面は少ない。
私は、非日常となることを恐れていたのかもしれない。
晩酌は毎日していたし、仕事も普通にやった。
いつもと変わらぬ日々を過ごした。
それでもやる気は大暴落。
なにせ、もしGISTであれば業務どころではない。
そんな気持ちもあって、サラリーマンとしての時間を大幅削減した。
具体的には
- 11月は、7日間の有給を取得した
- 本年からMBA受講をしていたが、資格取得を狙うのをやめた
健康リスクを認知した結果、自らの時間配分を考えるよい機会となった。
健康だと確認できたとき、家族のありがたみを再認識した
大学病院で検査結果を知らされた後、すぐに妻に連絡した。
もともと重大なリスクではないとしていたので、そっけない返信。
でもそれがなんかありがたい。
そして帰宅した。
小学校2年生の娘が、
「がんの結果、どうだった?」
と聞いてきた。
「何もなかったよ」
と私は答えた。
すると娘は、
ギュッ
とハグしてくれた。
私は、ありがとう、と、ギュ〜って抱きしめ返した。
気がつかないところで、小さな子どもにも心配をかけていたのだろう。
親としては複雑な気持ちだ。
それでも、家族っていいものだな、と思う出来事だった。
そして家族の為にもサラリーマン投資家として益々張り切っちゃおう、と思った瞬間であった。
まとめ:サラリーマン投資家が、健康診断で引っかかったときの話
サラリーマン投資家ならば、時間とお金の2軸を考えるはずだ。
時間軸が進み、右に行けば行くほど、資産は増えるかもしれない。
それは同時に、投資家自身が年齢を重ねていることを意味する。
人間は不老不死ではないし、年齢は多くの病の危険因子となっている。
だとすれば、健康状態についても運用プランで加味しておいた方がいいと思う。
以上、サラリーマン投資家による健康診断のお話しでした。
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