ごく普通の個人にとって、資産運用が必要不可欠なものとなりつつあります。
日本経済はかつての成長期ではなく、成熟期、停滞期に入っているからです。
たとえば少子高齢化、社会保障制度の問題などは長い間議論がされていますね。
個人が国や年金だけに頼る時代は終わりました。
人生を通じて個々人がヒト・モノ・カネへの付き合いが要求されています。
とくに「お金」の部分では投資・資産運用をすることが求められているのです。
現に、つみたてNISA制度やiDeCo制度が株式投資へと誘っています。
日本国民の背中を押しています。
より多くの人が個人投資家になることがおすすめされているのです。
みんなが個人投資家になるためには、誰にでも出来る投資の方法があるといいですよね。
本記事では、
- 個人投資家を広めるためには?
- 個人投資家になるには?
について紹介します。
個人投資家を広めるための6つの方法
- 相場観や銘柄選択能力はあまりいらない
- 資産運用に時間をかけないで済む
- プロセスがシンプル
- 直観的に分かりやすい
- 大きな間違いをしないですむ
- 「しあわせ持ち」を目指す
長期投資道「勝者」のゲームを闘う法からの引用です。
株式投資を広く普及し、個人投資家を増やすためには小難しいことは不要。
誰でも出来る株式投資という視点が必要。
個人投資家とはもはや特別な存在ではなく、その辺にいる普通の人なのです。
個人投資家になるには?
上述した6つの方法を満たす投資方法を選択すれば、個人投資家を続けることが可能になります。
株式市場から退場する人は多いのです。
だからだれでも続けられる方法を模索する必要があります。
1つずつ一緒に見ていきましょう。
相場観や銘柄選択能力はあまりいらない
株価が乱高下し切った貼ったの相場の世界で生きていくためには
- 技術力
- 精神力
が求められます。
個人投資家としてそのような相場を勝ち抜けるのはごく一部。
これから広く普及する普通の個人投資家にはそこまでの能力は必要ありません。
ただし相場観や銘柄選択能力が求められない場所で投資をする場合に限ります。
そのためには負けにくい市場を選ぶ必要があります。
普通の個人投資家でも戦える、おすすめの株式市場はどこでしょうか?
世界の株式市場をみると、占有率で半分以上がアメリカ市場。
個人投資家が広く普及しているモデルケースとして登場するのも米国です。
だったら普通の個人投資家には米国市場をベースとした投資がおすすめできますね。
米国市場を含むインデックス投資や、米国市場を代表する指数・企業への投資は一つの解といえます。
相場観や銘柄選択能力があまりいらない例
- インデックス投資
- 米国株価指数や大型株への投資
【参考:インデックス投資の始め方】
【参考:米国株 注目の51銘柄】
資産運用に時間をかけないで済む
コントロールできないものに対してハラハラ・ドキドキしたり、悩んだりしても無駄。
解決方法がみつからないからです。
これはこれで楽しいのですけどね。
自分がコントロールできることにフォーカスすることは株式投資だけではなく、人生すべてに応用可能なフレームです。
投資ではお金と時間軸が大切になります。
時間とは投資だけではなく、自分自身の時間に対しても意識を振り向けたいです。
普通の個人投資家には、資産運用に時間をかけずに済む方法が良いと思いませんか?
その場合、個人投資家自身でコントロールできるものだけに集中していきましょう。
コントロールできるもの
- 自分の考え
- 自分の行動
- 自分の態度 など
コントロールできないもの
- 世界や経済界の動き
- 企業の業績、株価
- 他人の意見 など
大きな間違いをしないですむ
上図は米国における過去200年での金融商品の実質リターンを示しています。
- 長期運用の有用性
- 株式投資の優位性
が視覚的に理解できます。
やはり株式投資への長期投資は普遍的な投資方法だと思います。
ただし普通の個人投資家になって資産運用をしたとしても、お金が減ってしまっては意味がありません。
もちろん大暴落時にはマイナスリターンとなることはあるでしょう。
大事なのは大きな過ちを犯さない方法で株式投資をすることです。
大失敗さえ犯さなければ時間が解決してくれます。
それが世界の株式投資のこれまでの歴史。
上図のように長期投資はリターンに繋がっている事実があります。
なので米国の研究では株式投資への長期・分散投資が王道とされています。
そして積立投資をすれば時間分散にもつながります。
上図は、世界の主な株価指数に20年間つみたて投資をした際のリターンを示しています。
積立投資による時間分散が有効であることを示唆しています。
このように長期・分散・積立投資とは大きな間違いをせずにすむ投資方法なのです。
「しあわせ持ち」を目指す
個人投資家になるのはなぜでしょうか?
投資の目的は何なのかという疑問にぶち当たります。
答えは簡単、人生を豊かにするための株式投資・資産運用に他なりません。
つまり「しあわせ持ち」となるために、個人投資家になるのです。
もし個人投資家になったとしても、お金ではなくストレスばかり貯めこんでは意味がありません。
あなたも、そのご家族もみんなハッピーになることが個人投資家になる理由であるはずです。
まとめ:個人投資家になるには?
まずは6つの事項を満たす投資方法を自ら選択しましょう。
- 相場観や銘柄選択能力はあまりいらない
- 資産運用に時間をかけないで済む
- プロセスがシンプル
- 直観的に分かりやすい
- 大きな間違いをしないですむ
- 「しあわせ持ち」を目指す
一番大切なのは、何のために投資をするのか?を自問自答して答えをだすことだと思います。
いずれにせよ個人投資家になる為には、大きな障害は存在しません。
一歩踏み出せばいいだけです。
「しあわせ持ち」を目指して、ともに個人投資家になっていきましょう。
【参考:インデックス投資の始め方】
【参考:米国株 注目の51銘柄】
【参考:個人投資家の運用成績(2017・2012・2008年)】
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