連続増配29年 アメリカ株金融セクターの安定銘柄、【MCY】を売却した。
マーキュリー・ジェネラルの株価58.91ドル × 70株にて。
売却理由
投資方針や購入銘柄選択は私の中で固まっている。
一方で、売却する際の基準は設けていなかった。
原則として2027年までは継続保有するという事であったからだ。
正直に言えば、今回のマーキュリー・ジェネラル売却は、思い付きかつ勢いでの実施であった。
とはいえ、売却注文に至るまでの過程を無理やりひねり出しみる。
- ポートフォリオ構成銘柄数を減らしたかった
- 金融セクター割合を下げたかった
- マネックス証券の売却損が残っており、損益通算の為に益出しをしたかった
- 配当利回りが、過去5年の最低レベルにまで下がってきており高値であると判断した
- 直近5年の増配率は1%を下回り、かつ、タコ配なので増配余地が少ないと考えた
- 生活必需品セクターへ投資する為のキャッシュを増やしておきたかった
こうしてみれば、至極まともな売却理由に思えてきた。
続いては、【MCY】のバリュエーションを見てみたい。
指標
MCY | |
株価 | 59.66 |
PER | 26.89 |
EPS | 2.22 |
配当 | 4.17% |
配当性向 | 146.5% |
増配年 | 30年 |
増配率(5年) | 0.9% |
増配率(10年) | 3.7% |
β | 0.41 |
30年連続増配というのは立派であるが、配当性向がピンチ。
EPSが配当支払い額を下回っており、直近5年の増配率もごくわずかの年率0.9%。
βが0.41と低い事は私好みではあるが、今回の売却という選択を後悔はしない。
配当利回り 直近5年
グラフの通り、現在の配当利回りは過去5年間での最低レベルに位置している。
最低 | 4.09% | 2015年2月6日 |
最大 | 6.75% | 2013年3月13日 |
平均 | 5.17% |
現在:4.17%
マーキュリーのような高配当・低増配率の銘柄を継続保有する場合、利回りがどれだけ高いときに購入できるかが鍵となる。
売却前の私の【MCY】マーキュリー・ジェネラルの買値平均は49.9ドルであり、Yield on Costは 4.97%であった。
この利回りは、過去5年の平均値である5.17%を下回っていた事も今回改めて確認できた。
終わりに、
金融セクターに所属する安定銘柄 マーキュリー・ジェネラルを売却した。
売却の際の指針は私の中でいまだ定まっていないものの、今回の売却についてはその理由を無理やりではあるが肯定する事が出来た。
だが、今後も投資を継続していく中で、ある程度の売却方針を持っていた方が良いと思われる。
このような背景から年末に向けて投資本やブログを参考に、売却する際の心理や条件について学んでいくこととする。
まだまだ手探り状態は続いてはいるものの、私の投資スタンスは変わらない。
つまりは米国株連続増配銘柄の優良株へ資金を振り向けていく。
See you!
コメント
購入時のポリシーに反し,冴えないので売ってしまう事は…有ります.
特に,好条件の物件が出たけど,振り向けるドルが無い時とか.
何れにせよ,取引時の心理の記録は随筆的には正しく,
読者としても参考になります.
(ある意味,このブログの売りかと)
読者さん、
このブログの売り、との事、ありがとうございます。
私自身、これまでなんとなくノリでそれなりに生きてきており、株式投資もその延長線でどうにかなるんではないかなぁ などと甘く考えている次第です。
私のようなアマチャン個人投資家でも、アーリーリタイアが達成可能であると自らの体験にて証明したい訳です。
そうしてみるとこの”ノリ”の部分、心理的要素も節目節目で記録しておくのが大事なのだと、改めて認識しましたし、これからも続けていきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。