米国株ポートフォリオのコスト比率は0.136%でした
米国株ETFをコアとしたポートフォリオのコストはいくらだったか、計算してみました
- 評価額 ;321,302ドル
- コスト概算;436ドル
- コスト比率;0.136%
米国株の取引手数料と、ETFの信託報酬を足してみた

米国株ポートフォリオの手数料
- 売買手数料 ;160.2ドル
- ETFの信託報酬;275.8ドル
為替手数料は、計算が面倒くさいので考慮していません。
それにしても取引手数料も信託報酬も低コスト化がすすんでいますね。
個人投資家には助かります。
米国株ETF個別銘柄別の信託報酬
Ticker | Share | Value | 信託報酬 | コスト/年 |
QQQ | 271 | 57,401 | 0.20% | 114.8 |
VYM | 533 | 49,921 | 0.06% | 30 |
DIA | 141 | 40,232 | 0.17% | 68.4 |
VTI | 240 | 39,430 | 0.03% | 11.8 |
VT | 370 | 29,885 | 0.09% | 26.9 |
ABBV | 240 | 21,660 | 0 | |
MO | 390 | 20,105 | 0 | |
JNJ | 120 | 17,573 | 0 | |
HDV | 120 | 11,804 | 0.08% | 9.4 |
BTI | 286 | 12,172 | 0 | |
VIG | 74 | 9,209 | 0.06% | 5.5 |
SPYD | 150 | 5,898 | 0.07% | 4.1 |
VHT | 25 | 4,823 | 0.10% | 4.8 |
RDS.B | 20 | 1,192 | 0 | |
Total | 321,305 | 0.086% | 276 |
信託報酬が0.1%を下回るようなETFは、どれも低コストで分散投資を可能にしてくれます。
中でもVTIの0.03%という数値が際立ちます。
もやは四の五の考えず、VTI一本のポートフォリオの方で済ませてしまおうかと思ってしまいますね。
インデックス投資で、コスト管理が大切な理由

インデックス投資の運用収益
インデックス投資家がコストに過敏になる理由は、運用リターンを決定づける項目の中で自らが選ぶことができる数少ない要素だからです。
これは「評価額=投資元本 + リターン – コスト」の式を見れば明らか。
たとえば株式投資のリターンは
- 投資リターン;当初の配当利回り+その後の利益成長
- 投機リターン;PERの変化の度合い
に分けられます。
しかしインデックス投資では運用リターンを株式市場に委ねているのです。
したがい自らのチョイスでリターンを変化させる術がありません。
市場が悲観的な時に大きく投資をする方法が思い浮かびますが、それでは一般的な投資家が選択するドル・コスト平均法ではなくなってしまいます。
だからインデックス投資ではコスト比較が盛んなのです。
ということでより具体的なコストの中身をみていきましょう。
インデックス投資のコストは、以下のものが思い浮かびます。
- 信託報酬
- 購入時手数料
- ポートフォリオの入替費用
- 証券会社の手数料
- 広告費
- 運営コスト
- 弁護士コスト
このなかで投資家に選択肢が委ねられていることは、
- 信託報酬が安く商品を選ぶこと
- 購入手数料のかからないノーロードファンドを選択すること
に限られます。
つまりインデックス投資家はインデックスを選らんだ時点で、その先の選択の幅が限定的となっているのです。
選択範囲にある数少ない比較要素が、信託報酬。
だからインデックス投資をする際には、信託報酬を比べるのです。
米国株ポートフォリオのコスト比率を知り、どうするか?
主要インターネット証券では、米国株ETFの買付手数料を0円に引き下げました。
たとえばVTIやVOO、VTといったETFは、買付時コストが実質無料。
わずかな違いとは言え、見過ごすことはできません。
また、VTIとDIAは同じ米国の株価指数を対象としており相関係数が高いです。
比べてみると分配金の支払い回数以外には差別化ポイントが少ない気がしますね。
その割には、DISのコストはVTIより0.1%以上も高くなっている。
DIAをポートフォリオに組み込んで置く意義が問われそうです。
とはいえ、DIAを売却するのは憚られます。
NYダウ30という指数が好きですし、毎月分配金は私にとって魅力的だからです。
そしていまDIAを売ってしまうと、売却益に税金がかかってしまいますからね。
これは痛いですよ。
正直いって年間数千円とか0.0数%の手数料比較よりも、税金の方がよっぽど大きいです。
といいつつも、米国株インデックスに追加投資をする際には、DIAではなくVTIを選択しようかと思います。
以上、「米国株ポートフォリオの手数料 in 2019」でした。
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[…] はちどうさんの記事を読んで興味を持ったのでじぶんでも計算してみました! […]