外資系企業のイメージってどんなものでしょうか?
- 世界にビジネスを展開している
- 給料が高い
- 働きやすい環境
- 転職が多く社内の人間関係がドライ
外資系企業に対し、このような印象をもつ人がいるかもしれませんね。
とはいえ身近で外資系企業に勤めている人は少ないのも事実でしょう。
ですから外資系企業のイメージは湧きにくい。
私は何社かの外資系ヘルスケアセクター企業に勤め続けて17年。
外資系企業のイメージだけではなく、実際に経験をしています。
というわけで、本記事では外資系企業の実態を紹介していきましょう。
- 外資系企業のディレクター(部長)はどんな人?
- 転職をする人の割合は?
といっても、外資系企業の日本法人ですけどね。
外資系企業の実態;私の上司だった6名の部長を紹介
ここからは過去3年間で外資系企業勤務の私の上司となった6名の実際を紹介していきます。
3年間で6名の上司ですから、組織や人の入れ替わりが早い事が分かりますね。
外資系企業のイメージ通り? 全体最適が得意な上司
- 当時の職位:ディレクター
- 当時の年齢:40代後半
- 学位:学士
- 英語:片言
- 今は?:同じ会社でシニアディレクター
まず1人目は、外資系っぽくない部長です。
フレームワークとか全体最適が得意な方なのですが、人情深いのですよね。
キャリアを聞いたことがありますが、日系企業→外資系企業→外資系企業とのこと。
しかも営業経験者。
叩き上げでもシニアディレクター(統括部長とでも言うのでしょうか)になれるほど、実績を残されてきた方ですね。
イメージ通りの外資系企業のデキる部長
- 当時の職位:ディレクター
- 当時の年齢:40代前半
- 学位:MD、PhD、MBA
- 英語:ネイティブ級
- 今は?:グローバル異動→退職
二人目の上司は医師免許をお持ちの上司。
- MD:メディカル・ドクター
- PhD:医学博士
- MBA:経営学修士
という、ヘルスケアセクターでは無双の3種の神器をお持ちでいらっしゃいます。
しかも英語がネイティブ級レベル。
日本法人から海外本社勤務となったのですが、その後は退職して他社に移ってしまいました。
世の中には凄い人がいるものだ、と思わせてくれる履歴書ですね。
外資系企業らしくないディレクターだっている
- 当時の職位:ディレクター
- 当時の年齢:40代中盤
- 学位:PhD
- 英語:片言
- 今は?:閑職→退職(ステップアップ)
3人目は、研究者タイプのディレクター。
研究者タイプなだけあって、ビジネスというかサラリーマンっぽくないのですよね。
他部署とのコミュニケーションが上手では無かったのです。
私は好きでしたけど。
残念ですがいまは転職されて別会社に。
それでも2アップしたらしく、ポジションと給料が跳ね上がったそうです。
頭脳明晰な部長のもとで働くこともある
- 当時の職位:ディレクター
- 当時の年齢:50代前半
- 学位:MD、PhD、MBA
- 英語:ビジネスレベル
- 今は?:退職(ステップアップ)
おっとりした性格でいらっしゃいましたが、頭脳明晰。
しかし残念ながら私の上司となって数カ月後には転職されてしまいました。
こちらもステップアップされて、大手外資系企業で偉いお立場でいらっしゃるそうです。
その道の権威となっているシニアディレクター
- 当時の職位:シニアディレクター
- 当時の年齢:40代後半
- 学位:PhD
- 英語:ビジネスレベル
- 今は?:同じ会社でシニアディレクター
研究者でもありビジネスマンでもある元上司。
とある疾患領域ではその名を知らぬ人はいない、といわれているそうです。
私の担当疾患・プロジェクトではないので、関係ないのですけどね。
これぞ外資系;無駄を省き、ビジネスライクな部長さん
- 当時の職位:ディレクター
- 当時の年齢:40代前半
- 学位:PhD、MBA
- 英語:ネイティブ級
- 今は?:同じ会社でディレクター
最後は、無駄を徹底的に嫌うスーパービジネスマン。
外資系企業のディレクターとして、これだけのレベルを見せつけられると、上昇志向が消え失せてしまいそうです。
そのくらい、デキるビジネスマンなんですよね。
外資系企業はイメージ通り? ステップアップの転職は当たり前
ヘルスケアセクターの外資系企業に勤めている私のイメージは以下の通りです。
- 世界にビジネスを展開している →その通り
- 給料が高い →日系大手の方が給料は高そう
- 働きやすい環境 →その通り
- 転職が多く社内の人間関係がドライ →社内政治はあるが、転職が多いのは事実
3年間で経験した上司6名のうち、すでに3名が退職しています。
転職は日常茶飯事なのです。
そして定年までおなじ企業で勤務し続ける人は稀。
さらに外資系企業では新卒社員の割合が少ない。
人材の流動化は、日系企業より高いことは確実ですね。
ですからディレクターだけではなく、シニアマネージャーやマネージャーでも、転職エージェントに登録していることが普通なのです。
業界の動向や、自分のバリュー(給料や役割・スキルを含めて)が把握できますから。
みんな当たり前のように、次のキャリアや、次の転職先について話題にしたりします。
外資系で働くって、こんな感じですね。
本記事では、外資系企業の部長さん6名を紹介しました。
外資系で働くイメージがつけば嬉しいです。
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