日本人は、資産運用や投資を嫌う傾向があります。
なぜ株式投資をしないのか理由を探ると、「投資に興味がない」という回答が60%ちかくにのぼります。
お金が好きな日本人ですが、株式投資の勉強はしたくないということですね。
貯蓄から投資へとの号令がかかっているのに、これでいいのか日本人。
そんなわけで本記事では、
- 投資している人と、していない人の違い
- 日本人で株式投資をしている人の割合
について紹介していきます。
データは日本証券業協会の平成30年度 証券投資に関する全国調査(個人調査)からの引用。
投資している人、投資していない人の違いは、資産運用への興味の有無
日本で株式投資している人、していない人の大きな違いは、
株式の興味があるか、ないか
人が行動を起こす前には、興味のフェーズが存在するので、当然といえば当然でしょう。
ここからは少し深堀して、株式投資をしている人と、していない人を比較をしていきます。
日本人が株式投資をしている理由ランキングのトップは配当金がもらえること
日本人が株式投資している理由の第一位は、
配当金がもらえること
投資家にとって、キャッシュフローというか目の前のお金は意義を感じやすいのでしょう。
私も同じ。配当金大好きです。
株式投資のきっかけとして、配当金は分かりやすいですからね。
株式投資した理由ランキング
- 配当金がもらえること:52.3%
- 株主優待が受けられる:36.2%
- 短期の値上がり益が期待できる:32.5%
- 長期の資産運用のため:31.1%
- 従業員や役員持ち株会:21.3%
- その企業を応援できるので投資している:11.2%
- NISAで資産運用を始めた:3.4%
- 株主総会で意見が言える:1.5%
- その他:4.9%
- 無回答:0.8%
日本人が株式投資しない理由ランキングのトップは、株式に興味がないこと
日本人が株式投資しない・できない理由を探ると、そもそも株式に興味がない人が大多数です。
59.5%もの人が、株式投資に興味がないと回答しているのですから。
一方で見方を変えれば約40%の人は、興味はないわけではないけど、株式投資をしていないともいえます。
そうした投資家予備軍の日本人は、知識不足だと感じていたり、いまひとつ一歩踏み出せないという理由が多いです。
とりあえずやってみる、というのが苦手なのでしょうね。
株式投資しない理由ランキング
- 株式投資に興味がない:59.5%
- 投資の知識を十分もっていない:26.0%
- 値下がりの危険がある:23.5%
- 株式投資はギャンブルのようなもの:23.3%
- 株価の動きに神経をつかうのが嫌:17.8%
- 必要な資金が準備できない:15.6%
- 損したという人の話を聞いた:14.1%
- 購入手続きがめんどくさそう:11.6%
- 株式投資によいイメージが無い:5.1%
- 配当が少なく利回りが低い:1.7%
- 証券会社や担当者が信頼できない:1.7%
- 職場の売買ルールが厳しい:0.6%
- 無回答:0.4%
- その他:1.1%
投資しない理由の第2位は、「資産運用の知識が不足しているから」
少額から、投資の実体験を積んでいくのがよさそうです。
日本人が投資している割合は18.0%
日本人の成人で、何かしらの有価証券投資をしている割合は、18.0%です
およそ5人に1人が、資産運用をしている計算になります。
日本人投資家の割合が高いのか低いのかは、あなたの感覚で判断すればいいでしょう。
とにかく、成人の18%は投資をしているのです。
不動産投資家を含めると、割合はもっと高いのかも知れませんがね。
投資している人の割合
- 株式が12.2%
- 投資信託が8.8%
- 公社債が2.6%、
- いずれかの有価証券の保有率は18.0%
日本人で投資している人と、していない人の違いを知ってどうするか?
日本人で投資している人としていない人の大きな違いは、
投資への興味の有無
でした。
投資に限らず、あらゆるアンケートではこうした興味→行動の結果が見られるでしょう。
しかし忘れてはいけないのが、お金に興味がないという人はまれであること。
だとしたら、資産運用や株式投資に興味を示す人がもう少し増えてもいいのではないかって思います。
株式投資をしようがしまいが、人それぞれの勝手なのですけどね。
ひとまず他人のことはおいておき、私は株式投資とくに米国株式投資をつづけていきます。
投資をしている人は5人に1人。
あなたはどんな行動を選択しますか?
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