株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける、の感想を書きます

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株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲けるは、楽しく投資をしたい人におすすめの投資本

森和夫氏の著作、株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!が発売されました。

 

早速購読。

 

感想は、「おもしろい」

 

楽しく投資をしたい人

 

におすすめの投資本です。

 

そもそも

  • 株価・株式投資
  • 天気

の間には関連性があるのでしょうか?

 

答えはYES。

 

株価と天気の相関性は、過去から研究されているのです。

 

「晴れの日は株価が上がりやすい」

 

こんな仮説が成り立つだろうと、想像しやすいですからね。

行動ファイナスということでしょう。

 

外的要因である天気と投資家の心理状態は、何かしら結びつきがあるのかもしれません。

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株式投資と天気/天候の相関性・共通点は「確率」

統計や確率は、理解しにくい。

頭のいい人が、あえて難しく説明しているとも言われます。

金融業界にはそういったところがあるのかもしれません。

 

ところがあなたの身近なところに、統計学は転がっている。

 

それは、天気予報

 

天気は過去データをもとに、将来の不確実さを確率で表しているからです。

 

たとえば「降水確率80%」

これは、過去のFACTから推定される未来。

 

そう考えると、株式投資と天気予報の共通点が浮かび上がります。

 

株式投資と天気の共通点

  • 長期的には平均回帰する
  • つまり統計や確率で表現している

 

この共通点から、降水確率によって傘を持っていくかどうかを決めている人は、株式投資の素質があるといえます。

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株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける で注目した3つの点

重み付け積立投資法(ドル・コスト平均法の応用版)

株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける! によれば、2017年の台風18号の転向点予測はかなり困難だったそうです。

気象衛星が宇宙を回っていても、台風の進路が良そうできないことがある。

 

翻って株価予測。

 

著者は未来の転換点はまったく予測不可能であるとしています。

これは気象予報学のスペシャリストの言葉。

 

気象予報士である森和夫さんは、平均回帰の応用を提案されています。

つまりドルコスト平均法を改良した、「重みづけ積立投資」です。

標準偏差を参考に、相場の変動によって毎月の買付金額を変更させる投資方法。

 

どんな投資方法か?

 

詳しくは著作を読んで下さい。

ネタバレになってしまいますからね。

 

とにかく2004年1月~2017年12月の14年間データを基にすると、重みづけ投資の方がドルコスト平均法よりも16.2%投資成績がよくなったそうです。

 

毎月10万円の積立投資を基準値として、いくら投資をしたら良いのかブログで毎月ブログで公開されています。

「気象」×「公正価値投資」Fair Value Investment
気象予報士×投資家。「Fair Value」と「Market Price」のギャップに対して、日本人が「気象・四季」で培った穏やかな気持で臨む投資法です。 暴落などの「カオス現象」(非線形方程式の系)に長期の視点で対応します。米国株、中国株、日本株、インドネシア株など。バリュー投資、成長株投資、インデックス投資、積立投...

 

サラリーマン投資家が長期投資をする方法

気象予報士といえども、サラリーマンであることには変わりありません。

サラリーマン投資家のメリットは、積立投資ができること。

換言すれば入金投資法です。

 

そのサラリーマン投資家である森さん著作の投資本。

 

長期・積立投資のバイ&ホールドを前提として書かれています。

投資概論と、ご自身の投資実践方法を、天気を例に出しわかりやすく解説しているのです。

そのバランスに惹きつけられました。

 

だからこそ株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける! は、兼業投資家に魅力ある内容となっています。

 

投資を本業としないサラリーマンの

  • ポートフォリオの実際
  • 株式日記の公開
  • そして心構え

が盛り込まれていて、株式投資を身近に感じることができます。

 

この内容は、

  • 投資歴15年の個人投資家
  • 気象予報学をベースにした統計のスペシャリスト
  • サラリーマンを続けながら、「本を出版する」という夢を叶えた人

こんな素敵な方が執筆している。

サラリーマン投資家必見の投資本といえます。

 

株式投資と気象協会システムにおける、リスク

天気や株式投資には、「リスク」がつきもの。

ばらつき、があるということです。

 

個人投資家の株式取引は、結果がどうなろうと自己責任。

 

ところが気象予報士はそうはいきません。

多くの人にとって、株価予測と天気予報のどちらが日常に溶け込んでいるのかを考えれば分かります。

 

だからこそ日本気象協会のシステムは「リスク」に敏感である必要があるのです。

 

リスクといえば著者の森さんは、日本気象協会でシステム管理も行っていたとのこと。

つまりリスク対応のスペシャリストと言えます。

 

気象予報士が株式投資のリスクにどのように対応するのかは興味深いです。

 

具体的にいうと株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!の3-11、149ページから、

 

「晴れ」と「雨」が逆転する、投資における「リスク」の考え方

 

という章があります。

 

下記2つの分かりやすく比較されており、一読の価値があり。

ぜひ手に取って読んでみてください。

  • 株価の変動リスク
  • システムのリスク対応
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株式投資と天気の関係を知り、「ゲリラ豪雨」と「平均気温」の意味を知ろう

 

株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!を読むと、

  • 天気と株式投資の類似点
  • 統計や確率を通じ、株式投資を身近なものに例える応用力
  • 楽しみながら投資をする重要性

を身につけることが出来ます。

 

そして本書を通じ

  • なぜ株は「ゲリラ豪雨」で買った方がよいか?
  • どうして「平均気温」で儲けられるのか?

を理解し、納得した上で株式市場に臨むことが可能となります。

 

すべての章が気象学と経済学の類似性を例に、株式投資の本質を説いています。

「桜前線」や「エルニーニョ現象」といった天気予報ワードが、違和感なく株式投資に結びつくから不思議。

これはオモシロい。

 

本書がおすすめな人

  • サラリーマン投資家
  • 楽しみながら株式投資をしたい人

 

あなたの人生に「投資を楽しむ」というキーワードが加わるでしょう。

この機会に、アマゾンでポチッとしてみてください。

 

 

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