アンソニー・ロビンズ著作 山崎元氏解説の世界のエリート投資家は何を見て動くのか: 自分のお金を確実に守り、増やすために (単行本)を読んだので感想を述べておく。
投資本というくくりに収まらず、自己啓発本といった内容も散りばめられている。
さらに「知識だけではなく行動こそが力だ」と読者の背中を押してくれる。
「世界のエリート投資家は何を見て動くのか」の目次
この投資本は4章に分かれている。
- 「投資界のカリスマ」は何を見て動くのか
- 「投資のチャンス」は到るところに
- 人生を切り拓くのは「知識」ではなく「行動」
- 「真の豊かさ」を手にする最後の秘密
巻末には「経済的自由」に到達するためのチェックリストが記載されている。
このチェックリスト、そして世界のエリート投資家は何を考えているのかと合わせて読むとさらに理解が深まる一冊である。
参考「世界のエリート投資家は何を考えているのか」黄金のポートフォリオのつくり方の感想
「世界のエリート投資家は何をみて動くのか」の内容
本書は読者に対して成功する投資家の共通点を示してくれる。
- 絶対、損をしない
- 小さなリスクで大きなリターンをあげる
- 予測し、分散させる
- 学びに終わりはない
12名の投資のカリスマへのインタビューによって明らかとなったのが上記4項目である。
12名の投資界のカリスマとは
- カール・アイカーン
- デイビッド・スウェンセン
- ジョン・C・ボーグル
- ウォーレン・バフェット
- ポール・チューダー・ジョーンズ
- レイ・ダリオ
- メアリー・キャラハン・アードス
- T・ブーン・ピケンズ
- カイル・バス
- マーク・ファーバー
- チャールズ・シュワブ
- ジョン・テンプルトン卿
錚々たる顔ぶれ。
投資の成功者がどのように考え行動しているのか、そのエッセンスが組み込まれている。
もしもお金を子孫に残せず、投資原則かポートフォリオ配分しか残せないとしたら何を言い残すか?
投資のカリスマへのインタビューのなかで、気になる記載があったので抜粋引用しておく。
子どもに何を伝えたいのか?という質問に対する答えだ。
- まず、自分で稼ぐこと
- 次は、一定額を貯蓄すること
- 適切な教育をうける
- 求人が増えそうな業種に関する専攻を選ぶ
- 高給の仕事に就く
- 401Kなど年金プランを使い貯蓄する
- 新車購入や休暇旅行はやめ、その分貯蓄にまわす
- 何事にも興味を示すような子供に育てる
世界のエリート投資家は何を見て動くのかより抜粋引用
資産形成 =(収入-支出)+ 資産 × 運用利回りの重要性が見て取れる。
読者へ、さらにはその子供たちへと受け継いでいきたい投資の本質だといえる。
「経済的自由」に到達するためのチェックリスト
本書を手に取る人はお金や投資、さらには経済的自由に少なからず興味があるでしょう。
そんなあなたには巻末のチェックリストが非常に役に立つ。
世界のエリート投資家は何を見て動くのかの文中には、実行に移すことの重要性が繰り返し強調されている。
最後まで読みこのチェックリストにたどり着いたら、一歩前に踏み出せずにはいられなくなるはず。
このチェックリストは数カ月に一度は読み返した上で、しっかりと身につけたい項目ばかり。
「知識だけではなく、行動こそが力だ」
手元に置き、ことあるごとに見直したい投資本である。
See you!
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