バフェットのIBM売却から学ぶ長期投資術

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ウォーレン・バフェット【IBM】売却との報から、3つの学びを得た。

  1. 時間は有限であると認識し続ける意志の強さ
  2. 上手くいかなかった案件は「無かったこと」として言い聞かせる自己制御の力
  3. 自ら定めていたプランに則り活動できる実行力

バークシャーハザウェイによるIBM売却報道を振り返り、学びを残しておく。

 

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ウォーレン・バフェットが【IBM】を1/3売った

オマハの賢人、バフェット氏もついに堪忍袋の緒が切れた。

保有している【IBM】株の1/3を売り抜けたとのニュースが世界を駆け巡ったのだ。

かつてはバフェットビッグ4と呼ばれたアイ・ビー・エム株。

残念ながら投資の神様の眼鏡にかなわず、永久保有銘柄とはならなかった。

 

バフェット氏が【IBM】を初購入したのは2011年であった。

それから6年の間に何度か買い増しをしていた。

そして保有の1/3を、180ドル以上で売却した。

 

偉人の行動から学べることは多い。

 

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バークシャーハサウェイから学ぶ、「人は、無駄にしたお金・時間に拘りがち」

投資に限らず日常においては撤退するのか、あるいは継続するのかという悩みにしばしば直面する。

ここに時間軸が加わりどの辺まで粘るべきか、潔く諦めるべきかといった選択にも迫られる。

 

1つ具体例を出してみる。

  • 60分後に友人と待ち合わせしている
  • 徒歩で30分かかるのでバスで行くことにした
  • しかしながらバス停で30分待っても来ない

 

例1:バスを待っているが全然来ない。友人との待ち合わせ時間は迫っている。さて、どうする?

30分も待ったのだ。多少遅刻してもバスが悪い。

人はこのように判断しがちである。

 

しかしながら冷静になればすぐに適切な答えが分かる。

そもそも友人との待ち合わせの為にバスに乗るのだ。

目的は時間までに集合場所に到着することであり、バスはその手段である。

 

すぐ歩き出せば間に合うのか、小走りが必要となるのか。

もしタクシーを使うのなら、あと何分はバスを待てるのか等の準備をするのが正解。

つまりバス停で待った30分は次の行動を考えるのに全く何も関係ない。

 

 

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バフェット氏の決断

今回のアイ・ビー・エム株売却を上例と同じように考えてみる。

 

  • 10年単位の長期投資を基本としている
  • インデックスよりパフォーマンスが良さそうなのでIBMを買う事にした
  • しかしながら市場で6年待っても良好パフォーマンスの影が見えない

 

例2:パフォーマンス回復の兆しを待っているがちっとも来ない。時間は限られている。さて、どうする?

 

ここで株式売却に関するバフェット語録を思い出す。

 

  • 自分の投資ストーリーが崩れたとき
  • いま保有している銘柄よりも利益が期待できそうな銘柄が見つかったとき

ウォーレン・バフェット

 

信じて巨額資金を投下した【IBM】をバフェット氏は売却した。

自らの非を認めていることに脱帽する。

今後は他銘柄に乗り換えるのだと推察される。

 

文面にすれば簡単に実践できそうな気がする。

しかしながらお金が絡むとこのように冷静な判断ができないのが人間の性。

長期投資の基本を、投資の神様はしっかりと遂行している。

まさにオマハの賢人だ。

 

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バフェット氏がIBM株を売却したことからの学び

  1. 時間は有限であると認識し続ける意志の強さ
  2. 上手くいかなかった案件は「無かったこと」として言い聞かせる自己制御の力
  3. 自ら定めていたプランに則り活動できる実行力

これら3点をしっかりと心に刻んでいく。

 

また肝心なのは、確率が高い方法をバフェットは選択したこと。

【IBM】への対応は、①買い増し ②継続保有 ③売却の3つある。

この中から③売却を選択した。

それには理由がある。

 

確率が低い選択肢を捨て、高いと思える方に路線変更したわけだ。

 

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バークシャー・ハサウェイの投資行動からまなぶこと

投資の神様、バフェット氏ですら過ちを犯すことがある。

ましてや凡人のミスの頻度はより高い。

まずは誰しも間違いを犯すものだと受け入れることから始めたい。

 

追加してこれを機に投資プランを見直しをする。

長期投資においては運用基本方針を持つことが望まれる。

バフェット氏の行動を参考に、上手くいかず「無かったこと」として言い聞かせる案件を洗い出す

 

以上、「バフェットのIBM売却から学ぶ長期投資術」でした。

 

See you!

 

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コメント

  1. マッキー より:

    はちどうきゅうどう様、こんにちは。

    実は、家族の理解が得られて、3月より米国株の打診買いをはじめました、d=(^o^)=b(「レバレッジ投資実践記」のエル様がブログで紹介されていた、
    One Tap Buy なるスマホ証券)

    アップル、グーグル、キャタピラーなどグロース銘柄やトランプ銘柄で順調に利益確定しつつ、エクソンモービル、マクドナルド、ファイザー、コカ・コーラなどの高配当銘柄を配当に合わせて買っていったのですが・・・。

    ボーナス配当に目が眩んで、コストコでやらかしてしまいました(泣)

    米国株、楽しいですね?損も勉強のうちですね?

    まぁ、私の場合、配当金さえあれば、基本的に含み損は放置、あるいはナンピン買いですが?

    • はちどうきゅうどう より:

      マッキーさん、
      こんにちは。
      バフェットも羨む銘柄乗り換えですね。
      それにしても最近の株価は堅調で驚くばかりです。

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