株の売り時・買い時はいつも悩みます。
ところが悩んだところで運用リターンに繋がる保障はありません。
むしろマーケットタイミングをマーケットタイミングを放棄した方法が、おすすめされているのです。
ドルコスト平均法ですね。
本当に株式の売り時・買い時は計れないのでしょうか?
投資本を参考にしてみました。
アメリカ株投資をしている人にはお馴染みの、マーケットハックの広瀬隆雄さん著作です。
MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法によれば、
- マーケット・タイミングを計るのは難しいと一般的に言われている
- ところがこれは全くの根拠がない
- 例えば、中吊りの法則を用いればマーケットタイミングを適確に予想できる
株の売り時について少し深堀していきます。
株の売り時・買い時、マーケットタイミングとは?
「マーケット・タイミング」は一部の草食投資家にとっては「汚い言葉」のように忌み嫌われています。
マーケットタイミングが敵視されるようになったのには、理由があるのです。
マーケット・タイミングが敵視されるようになった理由
1980年代に「銀行よサヨウナラ、証券よコンニチハ」という株式ブームがありました。
銀行預金中心であった個人投資家に対して、株を買う説得する必要があったわけです。
相場には上げ下げがあり、初心者にとってはその機微を体得するのは容易ではありません。
この時、証券会社や投信会社担当者は考えたのです。
「マーケット・タイミングを征服するのは無理
だからタイミングを無視して、常に投資するように奨励しよう」
この証券会社の宣伝文句によって、マーケットタイミングが敵視され始めました。
ドル・コスト平均法は、投資家から自主性を放棄させる
資産運用において、長期・分散・積立投資は王道とされています。
ドルコスト平均法です。
株式は基本的に右肩上がりという原則のもと、株の売り時・買い時を無視する投資手法です。
つまり投資家が自主性を放棄することに他なりません。
モノの値段という、当たり前の経済感覚をマヒさせるのです。
もちろん、積立投資がきちんと継続できる投資家には問題ありません。
ところが大半の投資家はうまくいかないわけです。
定期的ではなく臨時的に、ファンドを乗り換えがちです。
さらには相場の状況が悪化したときに狼狽売りをしかねません。
ドルコスト平均法は、株の買い時を無視した投資手法です。
逆にみれば、売り時も無視しなくてはいけないわけです。
積立投資の売り時、出口戦略が難しいといわれる所以です。
「マーケット・タイミングを体得するのはムリなので、常に投資を!」と言われながら、
- 実際に商品を買わされるのは相場のド天井
- 売るのは株価の底
という最悪のパターンになりがちです。
株の売り時を計る「タイミング投資は無理」とは、根拠がない
「マーケット・タイミングをマスターするのはムリだ」
というのは、根拠が全くありません。
MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法の言葉をかりれば
「婚約指は月給の3倍から」
というキャッチフレーズと同じ。
株の売り時を放棄するというのは、必ずしも正解とは限らないわけです。
株の売り時・買い時を知る方法
MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法は、一般的な投資本とは異なる見解が記載されていました。
【中吊りの法則】
通勤電車の中づり広告に「投資」の文字が躍ったら、買いの手を控えろ
これならできそうです。
しっかりメモしておこう。
以上、株の売り時を知る方法~米国株編~でした。
関連記事の紹介
株の売買タイミングについて、投資本には様々な記載があります。
ドルコスト平均法で積立投資をするなら、出口戦略は自動売却で徐々に売るのがよさそうです。
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