ウォーレン・バフェットは、長期間にわたり、バークシャー・ハサウェイを通じて優れた運用成績をもたらしています。
人並み外れたリターンなのでウォーレン・バフェットは、投資の神様とも呼ばれます。
世界中の投資家から尊敬を集めるオマハの賢人ウォーレン・バフェットは、数多くの名言を残しています。
本記事ではバフェット語録の一つ、「卵巣の宝くじに当たった人は、当たらなかった人を敬うこと」について紹介します。
卵巣の宝くじに当たった人は、当たらなかった人を敬うこと
われわれの舟をひっぱっていた若者のなかに、もうひとりのビル・ゲイツがいたかもしれない。
ここに生まれたばかりに、一生ああやって舟をひっぱる暮らしをするよう運命づけられている。機会があたえられていないからだ。
私たちが金儲けのチャンスを得られたのは、まったくの幸運だったんだ」
ウォーレン・バフェットが海外を旅していた時に、気づきを得た言葉とのこと。
つまり、みずからの能力で大きな富を得るために最適な時代と国に生まれたことを「”卵巣の宝くじ”に当たった」を表現しているのです。
逆に言えば、卵巣チケットの割り当てで、今とは違う時代たとえば500年前の新大陸に生まれていたとしたら、投資の神様の誕生とはならなかったことでしょう。
いまを生きる日本人は、米国株投資における「卵巣の宝くじに当たった人」
アメリカ株投資という観点からみると、現代を生きる我々日本人は「卵巣チケット当選者」といえます。
だれでも、少額から米国株投資が可能な環境に生きているからです。
- インターネットを経由した、誰でもアクセス可能な証券会社
- 個別株や、ETF等の投資可能な取扱い銘柄数
- 確定申告が楽になった、特定口座対応
- 米ドル経由での投資を可能としている、日本円
たとえば100年前でしたら、日本から米国株へ投資することなんて困難でしたし、ほんの10年前だって一般口座だけのものでした。
バフェットが言うように、卵巣の宝くじに当たった幸運に感謝し、当たらなかった人を敬うことが大切だと思います。
オマハの賢人、ウォーレン・バフェットとは投資の神様
ウォーレン・エドワード・バフェット(英語: Warren Edward Buffett、1930年8月30日 – )は、アメリカ合衆国の投資家、経営者、資産家である。世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務める。大統領自由勲章を受章している[2]。
ウォーレン・バフェットは、バークシャー・ハサウェイを通じて多くの投資活動を実践しています。
バークシャー・ハサウェイとS&P500のリターン比較
直近10年の運用成績をバークシャー・ハサウェイとS&P500で比べた結果です。
1970年代~2000年代にかけて、ウォーレン・バフェットは米国株式市場を明らかにアウトパフォームしていました。
30年にわたり、市場平均を上回り続けることはウォーレン・バフェットにしかできないのではないでしょうか。
だからこそ、投資の神様といわれるのですね。
とはいえさすがに最近では、バークシャー・ハサウェイ株のリターンは、市場平均に近似しています。
理由はいくつかあるでしょうが、優れた企業であることに疑いようはありませんね。
BRKリターン低迷の理由例
- バークシャー・ハサウェイの時価総額が大きくなり、投資対象が限定的となっている
- リーマンショック以降、株式指数が堅調な相場環境
- バフェット自身の高齢化
ウォーレン・バフェットが経営する、バークシャー・ハサウェイ株に投資をする方法
バークシャー・ハサウェイ株は、クラスA株とB株に分けられます。
BRK.BとクラスA株の比較
- 発行価格が、1500分の1
- 議決権が、1万分の1
に設定されています。
BRK.Bは1株あたり200ドル前後だり、クラスB株の方が個人投資家には取引しやすくなっています。
バークシャー・ハサウェイ株(BRK.B)の直近株価チャート
インターネット証券なら、取引手数料は0.45%
2019年7月から、インターネット証券各社の米国株取引手数料下限が引き下げられました。
これにより手数料負けを気にする事なく、BRK.Bでも1株単位で投資をすることができます。
証券会社 | 売買手数料 | 為替手数料(1ドル両替あたり) |
---|---|---|
SBI証券 | 約定額の0.45%(最低0ドル、最大20ドル) | 0.25円(住信SBIネット銀行で0.04円) |
マネックス証券 | 約定額の0.45%(最低0ドル、最大20ドル) | 0.25円 |
楽天証券 | 約定額の0.45%(最低0ドル、最大20ドル) | 0.25円 |
いずれにせよ米国株投資をするなら、バフェットが言うように、
- いまの時代に日本に生まれた幸運に感謝し、
- 他人を敬う姿勢
を忘れずにおきたいですね。
以上、バフェットの名言「卵巣の宝くじに当たった人は、当たらなかった人を敬うこと」でした。
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ウォーレン・バフェットにはあったことありませんが、バフェット太郎さんからはランチビールをおごってもらった経験があります
コメント
卵巣チケット、はかなりエグい表現ですね