米国株配当貴族インデックスとは、25年以上の連続増配銘柄で構成されるスマートベータ指数である。配当貴族インデックスは2005年から設立されており約50の銘柄で成り立っている。
本記事では、米国株配当貴族インデックス構成銘柄の変遷を一覧で示すとともに、金融危機以降の入れ替わり状況詳細を記録しておく。
米国株配当貴族インデックス構成銘柄の変遷 2005~2015年
これをさらにブレイクダウンしたい。
参考配当貴族の構成銘柄一覧 25年連続増配の偉大なる50銘柄【2016年版】
米国株配当貴族インデックス銘柄の入れ替え 金融危機以降
配当貴族銘柄の主な増減は以下の通り。
ソースは便利なウィキペディア。
配当貴族インデックスからの脱落 2008年
2008年のリーマンショックにより、米国株配当貴族インデックス銘柄は52社→42社となった。
つまり10社が減配をしたのだ。
- 【BUD】アンハイザー・ブッシュ・インベブ
- 【BAC】バンクオブアメリカ
- 【CMA】コメリカ
- 【FITB】フィフス・サード・バンコープ
- 【KEY】キーコープ
- 【NUE】ニューコア
- 【PGR】プログレッシブ
- 【RF】リージョンズ・ファイナンシャル
- 【SNV】シノバス・ファイナンシャル
- 【WW】ウィリアム・リグレー
配当貴族インデックスへの加入 2009年
2社が追加された。
- 【BMS】べミス
- 【LEG】レゲット・アンド・プラット
配当貴族銘柄からの脱落と加入 2010年
9社が脱落。
- 【AVY】エイブリー・デニソン
- 【GCI】ガネット
- 【GE】ゼネラル・エレクトリック
- 【JCI】ジョンソン・コントロールズ
- 【LM】レッグ・メイソン
- 【MTB】M&Tバンク
- 【PFE】ファイザー
- 【STT】ステート・ストリート
- 【USB】U.S.バンコープ
1社が加入。
- 【BF.B】ブラウン・フォアマン
配当貴族銘柄への加入 2011年
3社が加入。
- 【ECL】エコラボ
- 【HRL】ホーメル・フーズ
- 【MKC】マコーミック
配当貴族インデックスからの脱落と加入 2012年
まずは脱落から。
- 【CTL】センチュリーリンク
そして10社が加入。
- 【T】AT&T
- 【CL】コルゲート・パモリブ
- 【BEN】フランクリン・リソーシズ
- 【GPC】ジェニュイン・パーツ
- 【HCP】HCP
- 【ITW】イリノイ・ツール・ワークス
- 【MDT】メドトロニック
- 【NUE】ニューコア
- 【SYY】シスコ
- 【TROW】Tロウ・プライス
参考コルゲート・パルモリーブ【CL】は歯磨き粉No.1の配当王
配当貴族インデックスからの脱落 2013年
1社脱落
- 【PBI】ピツニーボウズ
配当貴族インデックスからの脱落 2014年
さらに1社脱落。
- 【BMS】べミス
ここでの理由は減配ではなく、S&P500インデックスから削除されたため
配当貴族インデックスからの脱落 2015年
- 【FDO】ファミリー・ダラー
- 【SIAL】シグマアルドリアッチ
どちらも買収によっての脱落。
配当貴族からの脱落 2016年
- 【CB】チャブ・リミテッド
買収によって脱落。
配当貴族からの脱落と追加 2017年
REITが無念の脱落。
- 【HCP】HCP
2社が追加。
- 【GD】ジェレラル・ダイナミクス
- 【FRT】フェデラル・リアルティ・インベストメント・トラスト
またベクトン・ディッキンソン【BDX】がCRバード【BCR】を買収する。
合併は2017年秋に完了予定。
米国株配当貴族インデックスの構成銘柄は投資対象として魅力的
アメリカの良いところは、企業の新陳代謝が活発である点。
配当貴族だって、ダウ30銘柄だって、いつまでもその地位に存在し続けられるわけではない。
そんな中でも長きにわたって貴族の称号を継続している個別銘柄はまさにブルーチップ。
そんな企業に投資をしていきたい。
See you!
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