株はいつ買えばよいのだろうか?投資家にとって買付タイミングは難しい。
だからこそドルコスト平均法がもてはやされる。
しかしだからといって盲目的にドル・コスト平均法で積立投資をするのが最適なのかは分からない。
タイミング投資は無理だと思ってあきらめ他の買い付け方法を取り入れるか、可能性のある限りタイミングを探りに行くのか。
そこまで極端ではなくても中間的な投資手法でもよいでしょう。
そんなことを考えていると、順張り投資とか逆張り投資だとかどんどんテクニカルな手法に偏りがちだ。
株を買うタイミングを、投資本から引用
株を買うタイミングはいつが良いかを3冊の投資本をまとめてみた。
アメリカ株の長期投資をするなら、米国人著者の投資本がおすすめだよね。
どれもおすすめの名著ばかり。
株を買うタイミング:勝算が高いと思ったら大きく賭けるべき
良いアイデアはめったにない。
勝算が高いと思ったら、大きく賭けるべきだ
ただしこの投資タイミングには前提条件がある。
- マクロ経済が混乱して株価が暴落している
- すばらしい成長を備えている企業に投資をする
おいおい、
投資玄人ならいざしらず投資初心者をはじめとする個人投資家には難しいよマンガ―さん。
それでもウォーレン・バフェットとともに、バークシャーの素晴らしいリターンをだしている。
マンガ―のいう事ならば信じてみようという気持ちになる。
たとえば「勝算が高い」を2つに分解してみると
- いまの株価より上がるのか?
- インデックス例えばS&P500より株価上昇率は見込めるのか?
となる。
マンガーの投資術から「株を買うタイミング」を学ぶとこのようになるだろう。
- 買いたいと思っている銘柄のいまと未来の株価比較
- インデックスとの相対比較
株を買うタイミング:いつも意味のある勝負にでること
マネーの公理を読むと、いつも意味のある勝負に出ろとすすめられている。
しかし一般的には失っても大丈夫な金額だけを投資する、つまり余剰資金で株式投資をすることが世界中で推奨されている。
マックス・ギュンターは
少額を投資してそれが倍になっても依存として貧しいまま
と説く。
痛いところをついてくる。
100万円が倍になっても生活は大きくかわらない。
1,000万円が5,000万円に増えるくらいならば投資妙味も出てくる。
あとは種銭を若いうちにためて長期投資を心掛けることがよい。
この言葉は、以下の3ステップを踏むことだと私は思う。
- 自分のリスク許容度を知れ
- 許容度の限界まで投資しろ
- 投資先を買付する理由を明確にしろ
ちょっとメンドクサイかも
しかしそんなことを言っていては、株式市場でふるい落とされる。
だからいつ株を買ったらよいのかは知っておきたい。
マネーの公理から、株を買うタイミングを学ぶと
- なぜその株なのか?
- 皆が売っているのになぜ買うのか?そのタイミングの理由は?
- 他の株を買わないのはなぜなのか?
この3つがクリアされたときに、株を買ってよいことになる。
参考マネーの公理はおすすめ投資本 内容をさらっとまとめてみた
株を買うタイミングよりも、「稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせなければならない」
敗者のゲームによれば、買付タイミングにかける投資は間違っているとされている。
その理由を端的に示したデータがS&P500にある。
S&P500に投資した場合、株価上昇を記録した上位の日に投資をしていなかったらリターンが激減してしまうというデータである。
1988年~2017年にかけてS&P500インデックスを買ったとする。
ベスト10日を逃しただけで利益が半減してしまう。
だからこそチャールズ・エリスは、「稲妻が輝く瞬間に、市場に居合わせなければならない」と強調するわけだ。
つまり下げ相場であろうが上げ相場であろうがいつでも株式市場にはいましょうよ、ということになる。
敗者のゲームから、株の買付タイミングを学ぶと
- 株はいつ買っても良い
- もちろん買値は大事である
- しかし市場に居座り続けることに目を向けよう
と私は理解する。
株式投資の買付タイミングは自分で探すしかない
3冊の投資本を簡単にまとめてみると
- 勝てる方法をみつけ、勝てると思ったときには大きく賭けろ
- リスク許容度をしり、最大限投資しろ、その理由は明確に
- タイミング投資はむりだから、市場に居座り続けることを大事に
著名な投資家でもいう事がそれぞれ違う。
でも色々な投資手法で成功した天才投資家はいるし、失敗した人もいるでしょう。
だったら自分で好きな買付方法を選べばいい
あらら、投資本を調べてまとめが結局これかよ。
See you!
関連記事の紹介です。
バフェットの右腕+左脳であるマンガ―に関する投資本を読んだのでその感想。
敗者のゲームは何度も読み返している不朽の名作。おすすめ投資本ですね。
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