ジェレミー・シーゲル著 株式投資の未来によれば、ヘルスケアセクターの過去リターンは優れていた。
おまけに、今後も投資リターンが有望なセクターとして記載されている。
どのくらい製薬企業が優れていたのか、セクター別リターンを整理しよう。
各セクターのリターン(1957年~2003年)
セクター | 実質セクター・リターン |
ヘルスケア | 14.19% |
生活必需品 | 13.36% |
情報技術 | 11.39% |
エネルギー | 11.32% |
一般消費財 | 11.09% |
S&P500 平均 | 10.85% |
金融 | 10.58% |
資本財 | 10.22% |
電気通信 | 9.63% |
公益事業 | 9.52% |
素材 | 8.18% |
このように、ヘルスケア業界のリターンは年率14.19%に達し、S&P500主要10セクターの中で最高となった。
なんと、全体平均を年率3ポイント以上も上回る水準である。
これら医薬品企業がどの程度の規模であるのかを知っておいた方が良い。
そこで、製薬企業の売上高ランキングを残しておく。
製薬企業 売上高ランキング (2014年)
No | 社名 | 2014 ($m) |
1 | ノバルティス | 47101 |
2 | ファイザー | 45708 |
3 | ロシュ | 39120 |
4 | サノフィ | 36437 |
5 | メルク | 36042 |
6 | J&J | 32313 |
7 | グラクソ・スミスクライン | 29580 |
8 | アストラゼネカ | 26095 |
9 | ギリアド・サイエンシズ | 24474 |
10 | 武田薬品工業 | 20446 |
11 | アッヴィ | 20207 |
12 | アムジェン | 19327 |
13 | テバ | 18374 |
14 | イーライ・リリー | 17266 |
15 | ブリストル・マイヤーズ スクイブ | 15879 |
16 | バイエル | 15486 |
17 | ノボ ノルディスク | 15329 |
18 | アステラス | 14099 |
19 | ベーリンガー・インゲルハイム | 13830 |
20 | アクタビス | 13062 |
製薬企業売上高ベスト20に、日本企業も2つランクインしている。
武田薬品工業と、アステラス製薬。
日本企業に限らず米国・欧州のいずれにおいても、医薬品企業は利益率が高く優良企業が多い。
おまけに投資リターンも優れている。
このような製薬銘柄に投資しない手はない。
まとめ、
過去のセクター別リターンにおいて、ヘルスケア業界はNo.1セクターである。
さらには、運用リターンのベスト20であるシーゲル銘柄に輝いている企業が複数ある。
【ABT】アボット・ラボラトリーズ
【BMY】ブリストル・マイヤーズ スクイブ
【MRK】メルク
【PFE】ファイザー
などなど。
米国株に投資する場合、これらヘルスケア銘柄を忘れずに抑えておこう。
See you!
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