AIとは、Artificial Intelligenceの略である。
日本語では人工知能と訳される。
換言すれば、人工的にコンピュータ上などで人間と同様の知能を実現させようという試み。或いはそのための一連の基礎技術を指す。
ここ最近は、AI(人工知能)に運用を任せる方法が台頭してきている。
ところが個人投資家、個別株投資家としては、AI関連銘柄に投資する方法が思いつく。
それではこの有望産業であるAI関連企業、さらにはトップを撮れる企業はどこなのであろうか?
書籍を参考に今の考えを記録しておく。
AI関連企業、マーケットリーダーは誰だ?
AIは第7の波
2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測するを参照する。
するとAIに至るまでには6つの波があると分かる。
- メインフレームとミニコンピュータ
- パソコン
- ウェブ1.0
- ウェブ2.0
- ビッグデータ
- IoT
- AI
それぞれを分割しよう。
第1~第4の波
各フェーズ、波においてAIのマーケットリーダーが判明している。
第1の波の圧倒的覇者が【IBM】である。
そして第2の波、パソコンの勝者がマイクロソフト【MSFT】となる。
第3・4の波はウェブ1.0/2.0であり勝者は複数存在する。
- アップル【AAPL】
- グーグル【GOOGL】
- アマゾン【AMZN】
図で表すならばご覧の通り↓
ここでドッグイヤー、時間軸について考察しよう。
新興企業の成長スピードは加速している
生誕してから、10億ドル企業になるまでに要した年数を比較する。
- マイクロソフト【MSFT】:15年
- グーグル【GOOGL】 : 5年
- フェイスブック【FB】 : 4年
創業の年は以下の通り。
- マイクロソフト:1975年
- グーグル :1998年
- フェイスブック:2004年
新興企業の成長スピードが、加速しまくっているのだ。
つまり、いま最先端のグーグルやフェイスブックであろうとも、更なる新興企業に追い抜かれる可能性があることが見て取れる。
たとえばアメリカもしくは中国・インドの会社が2-3年で10億ドル企業となる夢を見れる。
第7の波、2020年のAI市場
2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測するによれば、2020年時点の市場予測は
- 市場規模 :400億ドル
- 市場シェア:上位4社で60%
- 上位4社 :アマゾン、グーグル、IBM、マイクロソフト
AI市場は4強によって過半数を占めると想定しておくのが良い。
一方で、残りの4割はその他の企業がシェアを獲得すると予想されている。
その他の部分を50%のシェア獲得すれば、40%×50%=20%となる。
つまりは上位4社とそん色ない規模で、AI業界に君臨できる計算なわけだ。
AI関連銘柄の覇者が決まるにはあと数十年かかる
AI関連銘柄の最強王者が確定するためには長い年月を要する。
AI業界への参入は先行者のアドバンテージが存在するのは間違いない。
それでも新規参入企業が突然頭角を現す可能性だって否定しきれない。
最終的にはビッグデータとIoTの可能性をどこまで大きく引き出せるのかが肝となる。
未来は想像できても、言い当てることは困難だ。
科学の進歩を利用者として享受するのか、それとも投資をしてさらなる利益を手にしようと行動するのかは、あなた次第。
株式投資に応用すると?
AI市場は買いだ、インデックスを凌駕すると考えた場合、その市場をまるっと購入できるETFもしくは上位4銘柄への投資をすることが思い浮かぶ。
ETFならばとても良い商品がある。
ナスダック100に連動する【QQQ】だ。
テクノロジーが投資家の予想以上に進歩し利益を上げると仮定するならば、主要インデックスであるS&P500より高い伸び率を示すはず。
その際には個別株投資の一極集中リスクを避け、【QQQ】への投資をするのが良さそうだ。
参考?【QQQ】はNASDAQ100に連動する魅力的なETF
AIに運用を任せるのではなく、AI関連株を買うという方法もある
私自身、ネットリテラシー最弱を自負しているし、AIの何たるかは門外漢。
なのでハイテクセクターへの投資は躊躇してしまう。
おまけにこの業界の新興企業は、配当利回りが総じて低い。
受取配当金を伸ばしていくという私の運用方針に反する。
それでも投資したくなる魅力を秘めているのがハイテク業界。
だからといってウェルスナビなどのAIに運用を任せることはしたくない。
やはりここはAI関連銘柄を監視銘柄に追加するのがよさそうだ。
以上、【AIに運用を任せるのではなく、AI関連株を買うという方法もある】でした。
See you!
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