金利上昇の影響は、個人投資家にとって大きいのか?

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金利上昇の影響は大きい

金利上昇の影響は無視できません。

金利は経済に対する影響力が大きいからです。

個人投資家だけではなく、会社勤めのサラリーマンやその他多くの人に少なからず影響があります。

 

金利は経済の3つの仕組みの内、2つに関与している

レイダリオによれば経済の仕組みは、

  1. 生産力の向上
  2. 債務の短期的周期
  3. 債務の長期的周期

から成り立っています。

 

経済の仕組みの3項目の内、金利は債務の短期・長期的周期のふたつに関与しています。

ですから金利上昇の経済に対する影響は小さいとはいえません。

むしろ金利と経済は密接に関連しています。

 

なので政策金利は個人投資家にも影響大なのです。

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金利上昇による返済コスト上昇の影響は大きい

金利が上昇すると

  1. お金を借りる人が減る
  2. 借りている人の返済コストが上昇する
  3. その分だけ、一般市民の支出は低下する
  4. 一般市民の支出は他人の収入といえるので、彼らの収入も低下する
  5. モノの値段、価格が低下する

このようなフローで経済がまわっていきます。

 

そして各国の金利は、各国の中央銀行が決定しています。

リーマンショック以降、世界的に低金利政策が続いていました。

しかし最近では経済危機の発端の地、アメリカの政策金利が上昇し始めています。

 

金利上昇の影響はどう出るのでしょうか?

 

米国の金利上昇ですから、まずは米国家計の債務状況をチェックしてみましょう。

米国の家計負債額は、リーマンショック前の水準を上回っている

 

米国家計の債務は、13.29兆ドルとなっています。

日本円にすると1,500兆円といったところ。

この債務額は、2007年時点つまりリーマンショック前の水準を超えています。

 

金利上昇により1,500兆円の債務の返済コストが上昇するのです。

単純計算すると、1%で15兆円。

金利の影響は大きいと言えます。

 

米国家計の債務は、不動産ローンが大きな割合を占めている

 

上図は2004年~2018年Q1までの米国家計の債務を、赤:非住宅関連青:住宅関連にわけて推移を表しています。

いつの時代も、債務における住宅関連の割合は高い。

 

不動産ローンを抱えている世帯は多く、彼らは金利上昇の影響を受けます。

利子を多く支払う必要が出てくるのです。

 

しかし金利が上昇し返済コストが増えたとしても、それ以上に収入が増加しているなら問題はありません。

経済循環が良好だといえます。

 

一方で、金利と債務返済コスト上昇に耐えられない場合もあります。

収入が思うように上がらない場合の例をみていきましょう。

金利上昇の影響は、太陽光発電投資のキャッシュフローに大きく関与する

日本で行う太陽光発電投資は、金利上昇の影響をもろにうける投資商品です。

FITという固定買取価格制度により、収入が安定しているからです。

つまり収入増が見込めない。

 

ですから金利上昇による返済コスト上昇の影響をカバーする為には、経費削減が対抗策となります。

これが金利上昇 → 一般市民の支出抑制の流れだといえます。

 

たとえば私の太陽光発電初号機

 

3,080万円のフルローンを組み、年間300万円の売電収入を想定しています。

金利0.95%、17年ローンです。

  • 年間返済額:208万円
  • 年間売電収入:300万円

 

フルローンでもプラスのキャッシュフローが見込める予定。

 

一方で金利が上昇したらどうなるでしょか。

0.95%→1.45%と仮定しましょう。

 

  • 年間返済額:226万円
  • 年間売電収入:300万円

となってしまいます。

 

年間18万円近くのキャッシュフローが消えることになります。

 

太陽光発電投資は日照時間の延長以外に売上増加を見込むことが少ないです。

したがい同じ利益額を得るためには、年間18万円の経費削減に努める必要が出てきます。

 

このようにして、金利の上昇は支出の抑制につながるわけです。

 

個人的にも、金利の上昇は大きな影響を受けます。

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金利と株価には、相関関係があり、株式投資にも影響がある

引用:Guide to the markets

 

上表は、週次S&P500リターンと米国10年国債利回りの2年間相関図です。

 

歴史的にみると、米国10年国債利回りが5%を下回っているときは、株価上昇と正の相関がありました。

金利が低いと株価は上がるということです。

 

一方で、5%以上となると株価と負の相関があります。

高金利は株価下落に繋がっていたのです。

 

この表にでてくる10年国債は代表的な金利。

その米国10年国債利回りと株価には相関有というデータがあります。

ですから金利は株式投資家にも影響があるわけです。

 

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個人投資家ならずとも、金利上昇の影響は大きいと知っておきたい

金利上昇の影響は大きいです。

とくに米国内における不動産ローンの返済コスト上昇には注目しておきたい。

 

  1. お金を借りる人が減る
  2. 借りている人の返済コストが上昇する
  3. その分だけ、一般市民の支出は低下する
  4. 一般市民の支出は他人の収入といえるので、彼らの収入も低下する
  5. モノの値段、価格が低下する

こうしたサイクルで、景気の過熱感を下げていくのです。

 

個人投資家や米国株投資をしている人ならずとも、金利の動向に気を配りたいですね。

金利上昇の影響は大きいのですから。

 

以上、「金利上昇の影響は、個人投資家にとって大きいのか?」でした。

 

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