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米国株配当貴族指数とS&P500のトータルリターン比較の真偽

25年以上の連続増配を成し遂げ、なおかつS&P500所属のなかで優良銘柄を集めた指数。

それが米国株配当貴族インデックスである。

私はその配当貴族と言われる銘柄が好きだ。

なぜならば

  • 配当金からのキャッシュフローが右肩上がり
  • S&Pよりトータルリターンが良好

そのような理由から、主に下記3群を個別銘柄投資で選択するようにしている。

その配当貴族指数および配当金への質問を頂戴したので紹介したい。

参考配当貴族の構成銘柄一覧 25年連続増配の偉大なる50銘柄【2016年版】

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読者の方からのご質問

普段は質問をうける機会は多くないし、このようにブログで公開することも少ない。

今回の質問と同様のものが多くの著名米国株ブロガーにも投げかけられているようだ。

何人かの方がすでに回答をブログ投稿されていた。

ここは私も便乗させていただくことにした。

いつも拝読させて頂いており、とても勉強になっております。
私も株式投資の未来を読んで、米株・高配当銘柄がS&P500を超える最上級の投資方法であると目から鱗が落ちた一人でございます。

今でも、それを信じてS&Pコア10種銘柄やそれに近しい銘柄をコツコツ買い集めているのですが、つい最近以下のような記事を読み、この私の投資方法について自信がなくなっています。

配当には税金がかかることを無視した論述をされているジェレミーシーゲル教授、たしかにこの通りだなと。

これについて、どう思われるか是非ご見解聞かせていただけたら嬉しいです。
宜しくお願い致します。

最近、米国株のブログなどで「高配当貴族インデックス投資」を推奨する意見を多く見かけますが、私は「必ずしも正しい戦略とは言えない」と考えています。

私見

ここでのポイントは

  • 配当金再投資の際に、税金がどの程度の影響があるのか?
  • 俗にトータルリターンと表示されているのは、税金考慮されているのか?

だと私は認識した。

1.配当金再投資の際に、税金がどの程度の影響があるのか?

?理論的には確かに配当には税金がかかり、それを再投資する場合には無配銘柄と比してデメリットになるでしょう。

外国税額控除をしたとしても一般的には約20%の支払が発生する。

例えば配当利回り3%の銘柄があったとする。

3%×0.8 = 2.4%の配当再投資となるわけです。

したがって0.6%分とそこから複利計算で派生する将来のリターンに悪影響があると考えられる。

同じトータルリターン(税金考慮なし)ならば、配当金割合が高い方が将来の実質リターンは少ないことに他ならない。

一方で個人投資家としてはそれ以外の部分にも目を向けたい。

投資を継続する事の方が大切だと私は考える。

上述のような場合でも複利で大きな差となるには、10年単位で想定する必要がある。

それだけ長い間、一貫した投資方針を継続することは困難でしょう。

そこをサポートしてくれるのが配当金であると私は思う。

トータルリターンが全く同じで、配当金銘柄と無配銘柄があったならば、無配銘柄が理論的には良い。

それでも投資継続を第一優先とするならば、配当金再投資戦略が有用だ。

いずれにせよ、利益確定には税金支払いが生じる

逆の見方をして、配当金の税金を繰り延べし無配銘柄に投資したとしよう。

そして20年後に数倍~数十倍になったとしましょう。

株式交換ができるならば別であるが、大きな含み益を持っている銘柄を活用する為には売却が必要なわけだ。

利益が乗っている銘柄を売却すれば税金支払いが必須となる。

ここには大きな心の痛みが伴い、売却をためらってしまう。

するとせっかく得たリターンを活用しないまま、老いていくのみとなる。

簡単に言ってしまえば、税金を先に払うか、後に払うかの違い。

つらつらと書いてしまったが結局は、【BRK.B】のような無配銘柄の方がトータルリターンには追い風であることは確かだ。

しかしながら配当金は投資継続およびリターンの先取りという面がある。
・投資継続の心の糧
・将来支払うであろう税金の分割払い(リターンの先取り)

私はこの2つの概念が気に入っているので、配当金にフォーカスして投資を継続する。

参考配当再投資の3つの弱点

2.トータルリターンの表示は、税金考慮されているのか?

S&P DOW JONES INDICESのメソドロジーを見ると、興味深い記載がある。

S&P 500配当貴族指数では、トータル・リターン指数も算出されます。

トータ ル・リターン指数では、配当権利落日の取引終了後に配当が再投資されると仮定 しています。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスでは、再投資されるグロス及びネットの現金配当の両方を使用して日々のリターン・シリーズを計算します。

再投資される ネット・リターンは、源泉税を控除した後に配当を再投資した場合の投資家のリターンを反映します。

適用される税率は、二重課税防止条約の便益を受けない非 居住機関に対する税率です。

S&P 500 配当貴族指数 メソドロジー より

簡単に言うとトータルリターンでは

  • 配当貴族指数:税金考慮なし
  • S&P500  :税金考慮あり

これでは配当貴族指数のトータルリターンがより良く見えるのは当たり前である。

真偽はどうなのか、先方に問い合わせをしてみたが未だに回答はない。

記載通りであるということなのだろう。

こうしてみると、配当貴族指数への神話は崩れかねない。

株価指数によってトータルリターンの税金考慮有無が異なるのかどうか、詳しい方がいらっしゃたらぜひご教示頂きたい。

参考配当金(増配)と自社株買い銘柄、株主にメリットがあるのは?

まとめ、

トータルリターンが同じであると仮定すれば、理論的には無配銘柄よりも配当再投資戦略は劣後する。

しかしながら、投資継続という観点が個人投資家には重要である。

配当金は投資継続へのモチベーションとなり、長期投資を可能とする。

その結果、高リターンとなる可能性が考えられる。

また、無配銘柄を利益確定する際には税金がかかってしまう。

この場合には利益の享受が遅れることに繋がり、年齢を重ねるだけとなる。

以上より配当金再投資は個人投資家には強い味方であると言える。

注意点としては、各種株価指数などのトータルリターンを比較する際には、税金考慮有無を確認することが必要だと思われた。

いずれにせよ、私は配当金が好きだし、配当再投資を継続していく。

See you!

参考なぜ配当成長投資なのか? 3つの理由を考えた

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