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シラーPERを見て、米国株価は割高か割安か考えた【17年6月】

投資の最先進国アメリカにおいては、様々な研究がなされている。

金融工学がもっとも発達しており、計算される数値も多い。

その中で、シラーPERという指数がある。

CAPE ratioとも呼ばれている。

通常のPERよりも長期的な視点でみることが出来る値である。

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シラーPERとは?

ノーベル経済学賞受賞者のロバート・シラー教授が考案した指数だ。

なので、シラーPERと称される。

またCAPEレシオとも呼ばれる。

シラーPERは株価の割高・割安を測る指標の一種である。

過去10年間の1株あたり純利益の平均値をインフレ率で調整した実質純利益でPER(株価収益率)を計算する。

通常のPERは1年単位での計算である一方で、シラーPERは10年単位での数値を表す。

一時的な業績の変動に左右されないというメリットがある。

長期投資をする上では、参考となるであろう。

それでは現在のシラーPERは、過去と比較してどのような値を示しているのだろうか?

シラーPERの現在【17年6月】

Shiller PE Ratioより

シラーPERの値を過去と比較すると、いまは高いと言わざるを得ない。

アメリカ市場のメインインデックスS&P500のシラーPERにおける過去は以下の通り。

平均値 16.76
中央値 16.12
最低 4.78 (1920年12月)
最大 44.19 (1999年12月)

現在の値は29.68であり、平均より77%も高くなっている。

ここで、PER = 株価 ÷ EPS(1株当たりの利益) という式を思い出してみる。

PERが高いと言われようが、EPSの上昇率が株価のそれを上回ればいずれはPERが正常化する。

それではS&P500のEPS状況は、いまどうなっているのだろうか?

参考?アメリカ株は割高なのか? シラーPER?

S&P500のEPS(1株当たりの利益)

S&P500のEPSデータを紐解くと

平均値 28.74
中央値 19.91
最低 4.10 (1921年12月)
最大 108.94 (2014年9月)

現在(16年12月時点)では、95.84となっている。

S&P500の株価指数は過去最高値を更新している。

一方で、そのEPSはまだ過去最高を上回ってはいない。

このギャップがPERを高くしている原因のひとつであろう。

さらに過去10年で見たならば、大きくへこんでいるリーマンショック時のEPSを加味してのシラーPERとなる。

リーマンショックから10年経過しさらに時を経れば、EPSが激減しているときの値を含まなくなる。

するとシラーPERは下がることになる。

そしてS&P500のEPSが去年より上昇していれば、それでOK。

机上論ならいくらでもできるので、シラーPERだけで投資方針を変更をしなくても良い。

未来予想を的中させるのは困難

金融超最先端の国、アメリカ。

昨今ではAIが活躍しているらしい。

金融工学を極めた学者や人工知能が、株式投資で大成功するというエビデンスは一切ない。

結局は未来を言い当てるのは誰にもできないし、そんなことが出来たら世の中面白くない。

シラーPERで米国株価を見みると高いか安いか?

いまのシラーPERだけで見ると、アメリカ株価は過去に比較して高いといえる。

一方でこの値だけをもってして、近い将来に暴落するとは言い切れない。

株価は高そうだ、だから○○しよう。

この○○の部分は個々に委ねられるわけだ。

何の結論も出ないが、投資とはそういうことであるのだと思う。

参考?バリュー投資とは何なのか?

で、どうする?

シラーPERから導き出される答えは参考にする。

それでも行動は変えずにおく。

ただしキャッシュ比率は少しだけ高めに据えておこう。

以上、「シラーPERを見て、米国株価は割高か割安か考えた【17年6月】」でした。

See you!

参考?高値なのに株を購入する理由を考えてみた

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