ウォール街のランダム・ウォーカーは、アンチアーリーリタイア?

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インデックス投資本といえば、ウォール街のランダム・ウォーカーが真っ先に思い浮かびます。

先日、ふとしたきっかけでこの本を手に取る機会がありました。

そしてウォール街のランダム・ウォーカー<原著第10版>を読み返してみると、気になる点が見つかったのです。

それは

ウォール街のランダム・ウォーカーとはアーリーリタイア狙いの投資家向けでは無いという事。

本気にでは、ウォール街のランダムウォーカーとアーリーリタイアの関連性について紹介します。

ウォール街のランダム・ウォーカーは、アーリーリタイアではなく、定年まで働くことをおすすめしている

ウォール街のランダムウォーカーは豊富なデータが参照できる投資本。

とくに年齢別アセットアロケーションは数値で示しておりとても有用です。

例えば、30代後半から40代初めの投資家のアロケーションは下記が推奨されています。

30代・40代におすすめの資産配分比率

  • 株式 65%
  • 債券 20%
  • 不動産10%
  • 現金  5%

私もこの数字を参考にしています。

ところがこの章を読み返していると気になるセンテンスがありました。

投資家が年をとるにつれて、リスクの高い投資の割合を減らし、債券やREIT(上場不動産投信)、配当が安定して高水準な株式の割合を増やし始めるべきである。

そして、55歳までには定年後に備えた生活設計にとりかかり、利子・配当収入を中心にしたポートフォリオに切り替えるべきだ。

ウォール街のランダム・ウォーカーより

この文言を読み、私は感じました。

ウォール街のランダムウォーカーとは、アーリーリタイア狙いの投資家向けの本ではないのだと。

参考:30代のポートフォリオは、株式65%

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ウォール街のランダム・ウォーカーに言われるでもなく、資産額を増やすことは大事

今回、ウォール街のランダムウォーカーをすべて読み返したわけではありません。

一部の章だけを掻い摘んだに過ぎないのです。

その一部分から私が強く感じたのは点を挙げてみましょう。

ウォール街のランダムウォーカーの3つのポイント

  1. 定年まではしっかり働く
  2. インデックス投資で資産を殖やしていく
  3. 増やした資産を50代の内に徐々に利子・配当狙いに切り替える

なんてこった。

定年まで働くことを前提に書かれているわけです。

ウォール街のランダムウォーカーを初めて読んだ時にはとてもインプレッシブな内容でした。

ところが実は私の目標であるアーリーリタイアには合致していないことが判明しました。

ウォール街のランダムウォーカーのこの章を読み進めていくと驚くことが。

まさに

痛恨の一撃

ウォール街のランダム・ウォーカーを読んで考えたい、「老後への備え」

実際問題、私は誰に対しても健康がゆるす限りできるだけ定年を先に延ばし、公的年金の受け取り開始時期をなるべく先に延ばして、その見返りにより多額の年金を受け取る道を目指す事を強く勧めたい。

ウォール街のランダム・ウォーカーより

なんと定年まで働くどころか、本書は定年以降もより長く働くことを推奨しているのです。

言い換えれば、ウォール街のランダムウォーカーはアンチアーリーリタイア。

知識の補完という意味ではとても役立つ投資本です。

しかしながら、アーリーリタイアを狙う投資家としてはあくまでも参考にとどめておいた方が良いかもしれません。

ウォール街のランダム・ウォーカーは参考になる投資本

アメリカ株でアーリーリタイアを目指す上では、どのようにしたらよいでしょうか?

ウォール街のランダム・ウォーカーの資産配分比率を参考にする場合には、株式比率を高めた方が良さそうです。

私は信用取引などのレバレッジをかけるつもりはありません。

ただしもう少しリスクを取りにいく、つまりは株式比率を上げていきたいと思います。

さらには他の本や方法、模範となるモデルを探求していきます。

株式投資に関しては

  • 多方面の情報を集め、
  • そこから少しずつ自分に合う方法を探し
  • 自分流の投資コンセプトや方法を構築していけばよい。

一貫性と寛容性、この相反するようにみえる二点を取り入れていきます。

いまのところは米国株とくにダウの犬銘柄シーゲル銘柄配当貴族を中心に据えます。

ETFや投資信託も役立つならば取り入れていけばいいでしょう。

さらに最適な戦術がみつかれば採用していきます。

兎にも角にも、

ウォール街のランダム・ウォーカーは、アンチアーリーリタイア

という事実をいまさらながら知り、ショックを受けつつもワクワクした夜でした。

いや~、投資本って本当にいいものですね。

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コメント

  1. 30代投資家 より:

    いつも楽しみにしてます!
    ランダムウォーカーは、定年後は年金をもらえるという前提の書籍なんですね~

    「実際問題、私は誰に対しても健康がゆるす限りできるだけ定年を先に延ばし、公的年金の受け取り開始時期をなるべく先に延ばして、その見返りにより多額の年金を受け取る道を目指す事を強く勧めたい。」

    これは米国では可能かもしれませんが、日本ではすでに破たんしているので、多額の年金ということはありえません。
    むしろ逆で、今後は年金受給開始先延ばしまたは無くなるか、政府の1億総活躍社会・副業推進からわかるように年金なんか当てにしないで死ぬまで働けとなってますよね^^;

    やはり少しでも早くアーリーリタイアを目指すべく、経済的自由が必要なんだなと思います。
    実際、年金がもらえないとわかっているのに、投資もせずにサラリー給与のみが原資で住宅ローンを組む人がたくさんいますが、正直将来破綻するんじゃないかと思っています。

    • はちどうきゅうどう より:

      30代投資家さん、
      いつもありがとうございます。
      日米のギャップを知った上で投資活動を行うことは大切だと思います。

      日本の経済状況や年金については30代投資家さんのおっしゃることど同じことを感じています。
      政府や金融庁が日本国民に対して本格的に投資を促していることからも推察できます。
      国や他人に頼るばかりではなく、自分自身で少しでもできることをやっていく という概念の普及がKeyとなるのだろうと思っています。