プロクター&ギャンブルの配当金は、コスト削減計画次第【PG】

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プロクター&ギャンブルの株価が、堅調傾向

少し前までは80ドル前半の株価だったものが、ここ最近は90ドル復活となろうかという局面となっている。

将来どうなるのかはわからない。

過去を振り返ると【PG】は、売上拡大が困難とみるやコスト削減にフォーカスしている企業。

その実施状況が株価や配当金に影響すると言える。

参考 おすすめアメリカ株筆頭、P&Gが増配発表 株価は割高?【PG】

【PG】の指標

2017年6月19日PG
株価89.66
PER25.08
EPS3.48
配当3.1%
配当性向90.9%
増配年61年
増配率(5年)6.8%
増配率(10年)9.2%
β0.65
モーニングスター★★★★
MoatWide

61年連続増配の配当王といえども、EPSを上昇させなければ今後の増配余地が少ない。

売上アップ・コスト削減の両輪を成し遂げられるのだろうか?

株主としては祈るほかない。

とはいえ、プロクター&ギャンブルがどのように考えているのか、今後の方向性だけは知っておきたい。

参考 アメリカ株の配当王19銘柄、配当支払い月一覧

プロクター&ギャンブルの現状と今後

PGホームページから引用する。

2012年~16年にかけて、10億$のコスト削減を実施

プロクター&ギャンブルは売上が低下し続けていた。

効率の悪い製品を他社に売却し、製品ポートフォリオの見直しをしていたからだ。

それでも配当王は利益を維持していた。

それはコスト削減によるところが大きい。

売上高(百万$)を見ると

  • 2012年:82,006
  • 2013年:80,116
  • 2014年:74,401
  • 2015年:70,749
  • 2016年:65,299

と、順調に下落している。

一方でこの期間でも営業利益は横ばいであった。

  • 2012年:14,611
  • 2016年:14,361

2012年~16年にかけて、10億$ものコスト削減を実施したからだ。

プロクター&ギャンブルのフレームワークを見ると、以下のように読める。

  1. 経営効率化 (コスト削減)
  2. 投資の最大化
  3. 成長・付加価値の創造

今後の成長戦略が楽しみである。

よくよく振り返れば、これまでの【PG】の取り組みは理解できる。

おそらく社員は血のにじむような努力をしたのだろう。

そのおかげで株主は配当および増配という果実を手にしている。

しかしながら配当性向は90%を超えている。

この現状を脱する必要がある。

プロクター&ギャンブルはどのような対策を打つのか?

2017年~21年にかけて、更に10億$のコストカットを計画

なんとプロクター&ギャンブルは、さらに10億ドルのコスト削減を計画している。

この中身をみると、下記により達成しようとしている。 B:(十億$)

  • 売上原価    :7B
  • マーケティング費:2B
  • 取引費用    :1.5B
  • 間接経費    :1-2B

私見

米国会社四季報では、今後のプロクター&ギャンブルの売上は微増とされている。

  • 2017年:65,113
  • 2018年:66,532
  • 2019年:68,596

一方で、【PG】のプレゼン資料を見る限りは売り上げ増よりは効率化、すなわちコストカットを全面に打ち出している。

ここから思うに、【PG】の今後の配当金・増配率の行方は、コスト削減計画の実施可否に依っているといえる。

株主から見ればどんどん進めてほしい。

しかし社員の事を考えると、、、

2012年~2021年まで、十年にわたり経費削減しつづけることになるからだ。

【IBM】や【KO】などと同様プロクター&ギャンブルは、大きくなりすぎた企業がぶち当たる課題に取り組んでいる。

参考 米国会社四季報 2017春夏号の楽しみ方 注目企業は101社

で、どうする?

プロクター&ギャンブルといえば鉄壁の配当王。

ところが配当性向は高く増配余地は限定的。

それでも私は継続保有、さらには買い増し候補とする。

生活必需品セクター所属であり、日本はもちろん世界に通じるブランド力を有しているから。

攻撃というよりは防御力を補完するイメージ。

ポートフォリオに安定感をもたらしてくれる銘柄なのさ。

See you!

参考 配当王リスト、50年連続増配銘柄【2017年版】


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